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【エンジニアの道は果てしない】 エンジニアの学びの変化と自身の振り返り

こんにちは。すうちです。

久しぶりに??エンジニア絡みの話です。

最近ぞくぞくとAIを搭載した自動化や時短サービスが発表されていますが、私も隙間時間にできる範囲で試しています。

今回は、その過程で思ったエンジニアの学びの変化について、自身を振り返ってみました。

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タイトル画像:ソエジマケイタさん

思えば最初は限られた情報源だけだった

新人時代は、技術やスキルを磨こうと思っても参考になるのは専門書や社内にある過去の資産(上司や先輩が書いたコード)が主な情報源でした。

会社の場合、特定の分野に限られたり、新しい技術はそもそも会社で持ってない場合もあり、そうなると書籍に頼って勉強してた記憶があります。

当時ネットもありましたが、今と比べると回線スピードが遅かったり、Googleなどの効率よい検索も一般には普及してなかったと思います。

私の場合、その頃メンター的な先輩に恵まれたので、プラスアルファでエンジニアとしてのマインドや細かい話ではプログラムの構造化の考え方など直接学ぶことができましたが、仮にそういう先輩に出会えなかったら今とは違った道を歩んでいたかもしれません。

その意味では、この時代は良い先輩に出会う運に左右されたり、学びの範囲が限られていたと思います。


ネットの普及やGitHubによる情報源の拡大

2010年代になると、ネットの普及や検索サービスの向上により情報源(個人ブログや技術サイト)が増えたり、GitHubなど全世界のコードを閲覧できる場ができたことで技術情報の収集や個人のスキルの上げ方も明らかに変わったと思います。

GitHubは公開プロジェクトであれば、誰でもコードを閲覧したり試して動かすこともできるので、その気になれば幅広い分野の技術を自身で学ぶこともできます。

またネットの技術情報も例えば自分が直面した問題や不具合を検索すると過去に同じ経験をした有志の方々が情報を残してくれているので、新しい技術や分野を学ぶハードルも以前と比べるとかなり下がったと思います。

周りの同僚や私自身も「Google先生に聞いて問題の解決策がわかった」という会話がある位、普段の業務を進める上でも今の時代の情報共有の仕組みがあって助けられた面は多々あります。


Chat AIを活用した学びの変化

昨年からまた新しい変化の波を感じます。ChatGPTやBingをはじめとするChatAIを取り入れた業務の時短や学び方の変化です。

以前は(といってもまだ1年くらい前の話ですが…)情報源が広がったとはいえ、まず自発的に調べる行為があり、自分が欲した情報に辿り着くには、更に検索のコツ(キーワードの入れ方など)も必要だったと思います。

ところが、今はChatAIに知りたい情報やコードのサンプルなども指示さえ正しければ、情報を整理して回答してくれる。

これまで検索にかけてた時間が短縮され、新しい情報収集と学びの形が生まれつつあるすごい世の中になったなと正直思います。

一方、多くの人が言われている通りまだまだ課題もあり、ChatAIの回答を鵜呑みにするのではなく、正しい情報を見極める力やそれをどう活用するかは使う側に求められると思います。


個人的に試して思うこと

会社では情報漏洩の恐れもあるのでChatAIは積極的に使えず、以下は個人で試した話です。

例えば、知らない技術や用語を調べる。これらを断片的な情報ではなく、整理してひとつの回答(説明)をもらえる点はかなり良いと思いました。

更にBingの場合、引用先のリンクもあるので、正確性や更に知りたい場合は情報をたどれる点も助かります。

他にコードのテストも兼ねたコードレビューやリファクタリングは、自分の枠にない提案だったり、気づかなかった指摘をもらえて、自身のコーディングスキルを上げる効果もあるように思えます。

また、これはあくまで今の段階の感触ですが、大規模なシステムをテキスト一発で作るのはかなりハードルある気がしました。

ただ、これも関数や簡単なクラスの範囲であれば、指示次第で(要求仕様さえ適切であれば)、かなりの精度で期待のコードを出してくれます。

なので、例えばシステム全体の設計は人。個々のクラスや関数はAIに作ってもらうやり方であれば、それらを組み合わせてある程度の形までは作れるのではないか、とも感じます。

この辺は何か課題を設けて、時間取って更に試したい所です。


最後に

今回の記事をつらつら書いてみて、過去の10年とここ数年の変化の大きさを実感しました。

あくまで現時点で試したり思ったことの感想ですが、今後AIの進化で可能になる部分もあると思います。

今までは敷居が高かった領域が誰でも使えるようになるITの民主化は、エンジニアの立場では正直怖い所もありますが、これまで手が出なかった人も使えるようになったり、無駄に時間をかけてたことが時短できるのは歓迎すべきとも思います。

私の新人時代と比べると今は意欲さえあれば、エンジニアの分野も効率よく学べる環境が整いつつあります。

エンジニアとして、また働く社会人として、取り入れられる部分は上手くAIの助けを借りて、これからもできる範囲で学んでいこうと思いました。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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