見出し画像

【検証】Googleセーフサーチでもセクシーな写真が表示され、一般人の水着写真が非表示になる理由。

〝かわいい〟表現の自由を守るために。
未成年者に有害なアダルトコンテンツとそうでないコンテンツ、検索エンジン上での振り分け方を検証してわかったことがある。

ついこのまえ、LGBT法について集英社掲載の取材を受けたとき偶然にも気づいたことだが、ヤンマガや週プレは表紙がセクシーであるのに検索エンジンのセーフサーチを通過していた。セクシーであるだけで露骨ではないから本来これこそが正しいといえる。

だが、無名の一般人が水着姿の写真を投稿するとどうなるだろう? 記念写真であろうが、投稿した途端に検索エンジンから弾かれる。
ぼくはAV女優というだけで検索エンジンから露骨な表現と判断され、「荒金さとみ_Wiki」と検索すれば代わりに「小澤マリアさん」の画像が出現することもあった。
🌎🔍🤖Google人工知能さんまぁまあ頑張ったであろうが、🤖ポンコツAIですな😅


この問題を解決すべく、数ヶ月にわたって調査に奮闘した!!

まずは、Twitterでシャドウバンされかけたタイミングで食べ物の画像とエロ画像を交互に投稿して検証してみた。Twitterの中の人が手動で規制をかけているかを見極めるための挑戦である。結果、エロ画像は弾かれ、食べ物の画像だけが通過した。つまり、担当者が要チェックのアカウントを逐一精査あるいは機械的な肌色規制をしていることになる。裏を返せば、規制を受ける前にあらかじめセンシティブ指定をすれば規制を回避できるため、表現の自由は一応は守られる仕様のようだ。

次に、Google検索エンジンを徹底的に検証した。Googleは非常に高度にできているため、通常のログイン・ログアウト手段では検証できない。そのため、検索エンジンの状態を匿名で調べるために、Google検索でセーフサーチが強制的にオンになるよう仕向けた。

Cloudflare | Zero Trust(ゼロトラスト)でDNSとファイアウォールを設定し、Google検索でセーフサーチが強制的にオンになるよう仕向けた。
(小中学高校など教育機関向けに導入されている制限付きのGoogle検索だ。2010年『青少年インターネット環境整備法』)
このようにネットワーク(DNS)から年齢制限をかけられるとGoogle検索のセーフサーチはオンのままロックされる。スマホのペアレンタルコントロールにあわせた仕様である。

それで、セーフサーチの状態でも出現できるリンクをピックアップした。リンク先はニュース記事や週刊誌が多く、一般人のリンクは殆ど含まれてはいない。だが、セーフサーチの状態で「グラビア」というワードで検索をかけると、セクシーな画像がバンバン表示されるではないか!冒頭の繰り返しになるが、セクシーであるだけで露骨ではないから本来これこそが正しいといえる。だが、一般人の姿は見当たらない。

ニュース記事はセーフサーチでもある程度は通過できるためこの有様。一般人はこの程度の露出でも規制を受ける。

一般人が水着姿の写真を投稿したところで、記念写真であろうと弾かれるというのに、ニュース記事では水着姿の写真が堂々と載って検索エンジンの見出しにまで表示されるのはいかがなものか?

そもそも一般人が投稿する画像は過激といえないものばかりだが、それすら規制されるのならば、そこから導きだされるのは、じつにお粗末な事情であるに違いない。まるで、庶民の鍛え抜かれた肉体の美に嫉妬する権力者たちが己の権威を保全するために、庶民の発信する〝かわいい〟を遮断したうえで都合よく検索エンジンに便宜供与しているとも受けとれる。またその逆に、検索エンジン側が主観に頼った恣意的な運用をしているとも受け取れる。どちらにせよ、〝かわいい〟ものを〝いかがわしい〟もののように置き換えてまで排斥するような手段は公平とはいいがたい。

一般人のなかには露骨な画像を投稿する人もいるだろうが、すべての人がそうとは限らない。ニュース記事だけ〝かわいい〟が許され、一般人が排斥されるのはどうみてもおかしい。創造価値の妨げとならぬよう、一定の努力をしている人には公平な機会を分け与えてほしいものだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?