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ルーキー必見!Jupyter Notebookの基本操作を解説!

1: Jupyter Notebookの基本操作

1-1: Jupyter Notebookとは?

Jupyter Notebookは、コードの記述と実行、結果の表示を一つのドキュメントで行えるツールです。Pythonだけでなく、RやJuliaなど複数のプログラミング言語をサポートしています。また、Markdown記法で文書を記述することも可能で、データ分析や機械学習の結果を視覚的に整理し、共有するのに適しています。

1-2: Jupyter Notebookのインストール方法

Jupyter NotebookはPythonとそのパッケージ管理システムであるpipを使用して簡単にインストールできます。コマンドプロンプト(Windows)またはターミナル(MacOS, Linux)を開き、pip install notebookと入力して実行します。

1-3: Jupyter Notebookの起動と作成

Jupyter Notebookはコマンドプロンプトまたはターミナルでjupyter notebookと入力することで起動します。すると、ブラウザが開き、新しいノートブックを作成したり、既存のノートブックを開いたりすることができます。

2: Pythonコードの実行

2-1: Pythonコードの入力と実行方法

Jupyter Notebookでは、Pythonコードは「セル」と呼ばれる領域に入力します。新しいセルを作成するには、ノートブックの上部にある「+」ボタンをクリックします。作成したセルにPythonコードを入力し、そのセルを選択した状態で「Shift + Enter」を押すと、コードが実行されます。

2-2: セルの選択と実行

セルを選択するには、そのセルをクリックします。選択したセルは色が変わり、そのセルが現在アクティブであることを示します。セルを選択した状態で「Shift + Enter」を押すと、そのセルのコードが実行され、結果がセルの下に表示されます。

2-3: ファイルの保存と出力

Jupyter Notebookでは、作業中のノートブックは自動的に保存されます。ただし、手動で保存するには、「File」メニューから「Save and Checkpoint」を選択します。また、ノートブックを他の形式(例えば、HTMLやPDF)で出力するには、「File」メニューから「Download as」を選択し、出力形式を選びます。これにより、ノートブックが指定した形式のファイルとしてダウンロードされます。

3: Jupyter Notebookの便利機能

3-1: グラフの描画方法

Jupyter Notebookでは、MatplotlibやSeabornなどのライブラリを使用してグラフを描画できます。以下に、Matplotlibを使用して折れ線グラフを描画する例を示します。

import matplotlib.pyplot as plt

# データの準備
x = [1, 2, 3, 4, 5]
y = [2, 3, 5, 7, 11]

# グラフの描画
plt.plot(x, y)

# グラフの表示
plt.show()

3-2: コマンドやオプションの活用

Jupyter Notebookでは、マジックコマンドと呼ばれる特殊なコマンドを使用できます。これらのコマンドは、%記号で始まり、様々な便利な機能を提供します。例えば、%runコマンドを使用すると、外部のPythonスクリプトを実行できます。また、%timeitコマンドを使用すると、コードの実行時間を計測できます。

3-3: セルの管理と共有

Jupyter Notebookでは、セルの追加、削除、移動などの管理が容易です。また、ノートブックは.ipynb形式のファイルとして保存され、他の人と簡単に共有することができます。

4: Anacondaを利用したJupyter Notebook

4-1: Anacondaの導入と基本操作

Anacondaは、PythonやR、その他の科学計算用のライブラリを一括でインストールできるディストリビューションです。Anacondaをインストールすることで、PythonやJupyter Notebook、そして多くのデータ分析用ライブラリを簡単に利用することができます。Anacondaの公式ウェブサイトからインストーラをダウンロードし、指示に従ってインストールします。インストールが完了すると、Anaconda NavigatorというGUIアプリケーションが利用できるようになります。

4-2: Anaconda環境でのJupyter Notebookの使用方法


Anaconda Navigatorを起動すると、Jupyter Notebookをはじめとする複数のアプリケーションを起動できます。Jupyter Notebookを起動するには、Anaconda Navigatorのホーム画面で「Jupyter Notebook」の「Launch」ボタンをクリックします。すると、新しいブラウザウィンドウが開き、Jupyter Notebookが起動します。

4-3: Anacondaを使ったプロジェクト管理


Anacondaでは、「環境」という概念を利用してプロジェクトを管理できます。環境は、特定のプロジェクトで使用するPythonのバージョンやライブラリのセットを隔離したものです。Anaconda Navigatorの「Environments」タブから新しい環境を作成したり、既存の環境を管理したりすることができます。それぞれの環境では、異なるバージョンのPythonやライブラリを使用することができるため、プロジェクトごとに必要な設定を行うことができます。それでは、PythonプログラミングとJupyter Notebookの探求をお楽しみください!

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