第36回 大人相談会/ひらやまさんをゲストにお迎えしました。
約2ヶ月ぶりの大人相談会。今回はnote仲間のひらやまさんをゲストにお招きして、最近ひやらまさんが書かれている詩についてのディスカッションを楽しみました。
ひらやまさんは私が2018年にnoteを始めた初期の頃からフォローしていて、とても繊細できめ細やかな文章を書かれる方だという認識をしていました。そして昨年初めてリアルにお目にかかる機会があり、その時はご挨拶程度だったのですが、その後、詩を書かれていることを知り、昨年12月ごろ、読み手を募集されていたので迷わず手を挙げたという、簡単に言うとひらやまさんは私の推しのような存在です。
実際、今年の3月の頭に他のnote仲間と一緒にご飯を食べに行く機会に恵まれたのですが、改めてお会いしてみるとまぁ当人のオシャレなこと!デザイナーズブランドを颯爽と着こなし、とってもスマート。そして酒が強い。しかし一切乱れることなく、とにかく聞き上手なんです。お酒が入るとペラペラとおしゃべりになる私と全く違って、ずっとニコニコしながらみんなの話を静かに聞いている。お釈迦様みたいなんです。余計なことまで喋ってしまいそうな(いや実際喋ってた)自分を抑えるのに苦労しました。ひらやまさん、その節は大変失礼致しました。
推しの存在は悪玉菌を善玉菌に変えてくれます。
毎日ストレスフルな生活を送っている私は、時々送信してくださるひらやまさんの詩に大いに浄化されてきました。いつも10篇ほどまとめて送っていただき、その度に何度も読み返しては私の感じたことを長々と書いてはひらやまさんのDMに送りつけています。ファンが推しのインスタのコメ欄に迷惑も考えずにせっせと書き込みしているのと同じです。大変申し訳ございません。
大体、詩というのは一種の芸術作品です。素人の感想文など要らんのです。
それでも書かずにおれないほど、それらはとても魅力的で、バラエティーに富み、読む側にたくさんのイマジネーションを掻き立てます。
ある時は黄金に染まる夕日を思い浮かべてノスタルジーにたそがれ、またある時は過去の黒い記憶に思いを重ねて不穏の闇に飲み込まれそうになり、かと思えば小さい頃の自分に返って絵本を読んでいるようなワクワクした気分になり。
とにかく感情が忙しい。そしてその詩の中に思いを馳せることの楽しさったらない。これは是非ともいつも集まる仲間たちと共有して、それぞれの感想を聞いてみたい!一体皆さんはどんな風にこれらの詩を読み解かれるだろう!と私の好奇心がわらわらと発動しました。
そこで、これまでお書きになったたくさんの作品の中から選りすぐりをひらやまさん自身に選んでいただき、前もってメンバーにシェアして、当日までに皆さんに読んでいただいて質問や感想をお話しましょうということになりました。
今回、この記事を書くにあたり、再度マガジンのような形にしてくださいましたのでここに掲載させていただきます。是非ともひらやまさんの世界観を味わってみてください。
皆さんはこれらの詩をどんな風に読まれるでしょうか。
人それぞれ、どんな風に感じてもいい。どんな場所で、どんな時間に、どんな速度で、どんな声で、どんな心持ちで、どんな感情で、どんな読み方で読んでもいい。それぞれに味わう色、温度、形、表情があって、それぞれに楽しめばいい。そして自分の中に生まれる感情を大事にすることで、新しい世界を探索、堪能することを楽しみましょう。
集まってくださった皆さんはそれぞれの言葉でたくさんの感想や思いを語ってくれました。その言葉があまりに素敵で、自分の感じたこととの差異に驚き、感動し、楽しみ、たくさん考え、たくさん笑いました。とてもとても豊かな時間でしたね。
私は詩を書くことにとても憧れがあります。
自分ができないことをこんな風に自由自在に操れる人をとてもリスペクトします。普段は人の話をニコニコと穏やかに聞くばかりで、あまり語ることをしないひらやまさんですが、こんなに饒舌に言葉を紡ぐ様子を窺い知ることができるだけで、とても贅沢で素敵な経験をさせていただいたと感謝しきりです。
ね?推しでしょ?いいでしょ?
皆さんも是非、自由に感じてください。
そして味わってください。
読む場所や時間、声の出し方や速さを変えて何度も読んでみてください。
そのたびに、違った味わいが生まれてきます。一粒で何度でも美味しいです。
これからも、新しく生まれてくるひらやまさんの詩を、期待しながら待ちたいと思います。
とても素敵な時間でした。ひらやまさん、集まってくださった皆さん、ありがとうございました。
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