やまざき 想太

異空間ライター/編集者/作家 表現をしたい人。出版チーム『余白者』として「文学フリマ東…

やまざき 想太

異空間ライター/編集者/作家 表現をしたい人。出版チーム『余白者』として「文学フリマ東京38」に出展。茨城県大洗町在住。

マガジン

  • 余白者の所感

    あなたは、日々、何を思うの? 余白と共に生きる日常の中で生まれる疑問や問い、思うことをまとめた所感の記憶。 些細なことから、ちょっと深い話まで、できるだけ鮮度感高く、ラフに。 思い付いたら書くので、基本不定期便。

  • ぼくのうちがわ ~散文詩~

    自由に、思うがまま、感じたこと、思ったこと、自分らしく、紡ぐ。 ぼくの奥底に眠る言葉を広い集めた、散文詩のまとめ。

  • 文学フリマへの道

    ゼロから文学フリマに出展するまでの実体験をまとめています。不定期更新ですが、2024年5月に開催される文学フリマ東京38を目指し、その中で生まれる葛藤や本づくりの製作過程を、無理なく書いていけたら、と。誰も読まないと思うので、まずは自分のために書き続けます。

記事一覧

固定された記事

文学フリマへの道 『本の見本ができました』

長かった。 本当にここまで、長かった。 いや、期間としてはそんなに長くはないのだけれど それでも自分で感じる時間の感覚は、とてつもなく長かった。 そもそも、途中で…

16

大嫌いだけど、大好き

大嫌いだけど、大好き 本当に嫌いだけど、本当に好き 二度と見たくないと思うけれど ずっと見ていたいと思う ずっとそばにいたいと思うけれど もう一生の別れが来てもい…

やまざき 想太
14時間前
2

6月は低空飛行

ひとつ問題を抱えて そこが起点ですべての歯車が狂ってきていて 身体にも心にも異変が起きていて 言葉からも遠ざかってしまった。 久しぶりの無気力と、不安と、苛立ちと…

やまざき 想太
17時間前
3

僕らは日々を、編んでいく

めくられない日めくりカレンダー ずっと木曜日のまま 日が暮れた頃に気づいて 17時4分、遅すぎる日めくり 僕の6月7日はスタート 金曜日だったことを文字で知る 大したこ…

余白者の所感 Vol.3

しばらく無理して書いても仕方ない。ことが、わかった。 他の人でもそうなのだから、自分だってそう。 無理して「書かなきゃ」になっていて、本当の意味での「書きたい」…

今日見上げた空の色を、僕は忘れない

今日、見上げた空の色を、僕は忘れない 何か特別なことでもあったのか ううん、そんなことない いつも通りの日常の中で お昼の空いた時間に散歩して 今日はたまたま天気…

また明日を大切に

朝、いろいろな場所で鳴り響いた警音。 飛び起きる。 震える身体。 慌ててテレビをつけて 身構えて、数秒。 自分の身に何かが起きる場所ではなかったことに 情けないけれ…

いつもの自分モード

また、弱さから、スタート 今週はほんとうに、何もできなかった。 どんどんと力が抜けていって 気力も抜けてしまって 燃え尽きたのか、疲れたのか、頑張った限界が来たの…

3冊目について

どうやら年内中に、3冊目を作ることになりそうだ。 「いま、自分は、何を表現したいか」 ここ数日、その問いと少し向き合った。 そうして自分の中にイメージできたもの。…

11

立ち止まったら "負け" ゲーム

「立ち止まったら負け」ゲームしようよ いいよ、やろうやろう よーい、どんっ 僕らは綺麗に並んでスタートして 僕らはそれぞれの道を歩んでいく 僕らはそれぞれの幸せな…

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頑張った先にあったのは、いつものアレだった

頑張った先にあったのは、いつも通りのアレでした。 文学フリマの記事も一通りいろんな方に見ていただき 記事に対する「ハートマーク」も落ち着いた今日この頃。 熱気は…

4

大丈夫だよ、大丈夫

あれからちょうど、1週間が経った。 ちょっとした燃え尽き症候群になっているのか あるいはただ、それに怯えているだけなのか わからないけれど、ずっとフワフワした感覚…

6

また、言葉に救われて

さっきまで、正直に言うと、死にたかった。 あまりこういう現実を書くのは最近 文学フリマもあったから避けていたんだけれど 今日はあまりにも、しんどかったから。 朝、…

11

文学フリマ東京38@作品感想 『ワンルームよりも狭い部屋で』

文学フリマ最初の感想は 大森薫さんの『ワンルームよりも狭い部屋で』だ。 大森さんとはnoteでフォローさせて頂いていたので、今回出展されていることも知っていた。どん…

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青空の下で、ぼんやりと想うこと

ダメだ、ずっと考えてしまう。 それくらい僕にとっては、大きな出来事だったということ。 文学フリマ東京38が終わって、2日が経つ。 そもそも文学フリマ当日は体調が悪か…

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文学フリマへの道 『初出展の文学フリマを終えて』

今の正直な気持ちを言葉にしたら、「寂しい」のような気がする。 ちゃんと書けるかな。 最後まで書けるかな。 上手には書けない。 いつも文章構成は破綻している。 読んで…

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文学フリマへの道 『本の見本ができました』

文学フリマへの道 『本の見本ができました』

長かった。
本当にここまで、長かった。
いや、期間としてはそんなに長くはないのだけれど
それでも自分で感じる時間の感覚は、とてつもなく長かった。

そもそも、途中で何度も「もう無理かもしれない」って思って
諦める寸前までいったり、投げ出したり、何度も心が折れたから
カタチになるまで向き合い、書いて、カタチにすることができたこと
それ自体が、本当に自分にとっては、大きなことだったんだなと、思う。

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大嫌いだけど、大好き

大嫌いだけど、大好き

大嫌いだけど、大好き

本当に嫌いだけど、本当に好き

二度と見たくないと思うけれど
ずっと見ていたいと思う

ずっとそばにいたいと思うけれど
もう一生の別れが来てもいいと思う

大切だと思うから、終わらせたくなる
終わらせられなくて、大切さを感じる

大好きだけど、大嫌い

わかっているようで、何もわかってやしない
解ろうとするから、初めて解る

どんな表情でもいいと思っていて
でもやっぱり笑っ

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6月は低空飛行

6月は低空飛行

ひとつ問題を抱えて
そこが起点ですべての歯車が狂ってきていて
身体にも心にも異変が起きていて
言葉からも遠ざかってしまった。

久しぶりの無気力と、不安と、苛立ちと。

他人を変えることはできない。
だから、自分が変わっていくしかない。

わかっていても、上手くいかない時はある。

他人に期待せず、自分がどんどん変わっていけばいい。

わかっていても、限界はある。

「変わる」とは、とてもエネルギ

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僕らは日々を、編んでいく

僕らは日々を、編んでいく

めくられない日めくりカレンダー

ずっと木曜日のまま

日が暮れた頃に気づいて
17時4分、遅すぎる日めくり

僕の6月7日はスタート
金曜日だったことを文字で知る
大したことなのか、大したことないのか
それもよくわからないまま目の前に佇む日付

誰が決めたんだろう6月7日
24時間、365日、誰が決めたの何の意味があるの
意味をつけたがるのはいつだろう
そんなことを思ってしまった僕だって
いつか

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余白者の所感 Vol.3

余白者の所感 Vol.3

しばらく無理して書いても仕方ない。ことが、わかった。

他の人でもそうなのだから、自分だってそう。
無理して「書かなきゃ」になっていて、本当の意味での「書きたい」にはなっていない。でも、待っていても書くことはできない。
何かを「決める」「覚悟する」「決意する」必要がある。

それは今回のイベントに向けてという意味でもそうだった。
ハシゴを外して、飛ぶしかない状況に置いて、環境を変えて挑むこと。

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今日見上げた空の色を、僕は忘れない

今日見上げた空の色を、僕は忘れない

今日、見上げた空の色を、僕は忘れない

何か特別なことでもあったのか
ううん、そんなことない

いつも通りの日常の中で
お昼の空いた時間に散歩して
今日はたまたま天気が良かったから
見上げた空がとっても綺麗で
ただ、ふと「忘れたくないな」と思っただけ

特別なことなんて、そんなにない
けれど
特別なことは、毎日そこかしこにある
とも言えるのではないか

お昼に食べたおにぎりの味
太陽の陽射しに暖か

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また明日を大切に

また明日を大切に

朝、いろいろな場所で鳴り響いた警音。

飛び起きる。
震える身体。
慌ててテレビをつけて
身構えて、数秒。

自分の身に何かが起きる場所ではなかったことに
情けないけれど、安堵してしまう。

震える、手。
もっと震えたのは、実際の身に起きた人たちだ。
情けないことに心拍音が2時間くらい落ち着かなくて
落ち着いて、仕事が始まって
いつもの日常を感じた時に、見ず知らずの誰かのことを思う。
何もできない

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いつもの自分モード

いつもの自分モード

また、弱さから、スタート

今週はほんとうに、何もできなかった。
どんどんと力が抜けていって
気力も抜けてしまって
燃え尽きたのか、疲れたのか、頑張った限界が来たのか
わからないけれど、気力が奪われる日々。

そんな中で、昨日は友人のケイタ君と
文学フリマの打ち上げと称してご飯を食べてじっくり振り返りをした。
充実したと思っていたけれど、ケイタ君が帰ってから
僕はとうとう電池が切れてしまったのか

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3冊目について

3冊目について

どうやら年内中に、3冊目を作ることになりそうだ。

「いま、自分は、何を表現したいか」

ここ数日、その問いと少し向き合った。
そうして自分の中にイメージできたもの。
それが明確になってきて、どうやら僕はその本を作ることになると思う。
まだ実際に決め切ることはできていないけれど
6月中には着手し始めることになるのかなと、思っている。

今週末に文学フリマの遅い打ち上げを
文フリ当日にブースを手伝っ

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立ち止まったら "負け" ゲーム

立ち止まったら "負け" ゲーム

「立ち止まったら負け」ゲームしようよ

いいよ、やろうやろう

よーい、どんっ

僕らは綺麗に並んでスタートして
僕らはそれぞれの道を歩んでいく
僕らはそれぞれの幸せな瞬間と出合って
僕らはそれぞれの絶望とも出合っていく

立ち止まることは、ほんとうにかんたんで
立ち止まることは、ほんとうにむずかしい

立ち止まることは、ほんとうにだいじで
立ち止まることは、ほんとうにたいせつだ

僕らは綺麗に並

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頑張った先にあったのは、いつものアレだった

頑張った先にあったのは、いつものアレだった

頑張った先にあったのは、いつも通りのアレでした。

文学フリマの記事も一通りいろんな方に見ていただき
記事に対する「ハートマーク」も落ち着いた今日この頃。

熱気は冷めたのかなと思いつつ
またここから、自直に自分の文章や物語を紡いでいくこと。
日常は変わらないからこそ、いつも通り、自由に書いていこうと思う。

そして、ずっと頑張って目指していた目標に到達すると
大体その後にやってくることがある。

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大丈夫だよ、大丈夫

大丈夫だよ、大丈夫

あれからちょうど、1週間が経った。

ちょっとした燃え尽き症候群になっているのか
あるいはただ、それに怯えているだけなのか
わからないけれど、ずっとフワフワした感覚がある。

あの嬉しかった「本を手渡した」瞬間や
ドキドキしていた「自分の本が立ち読みされている」瞬間は
本当に現実に起こった出来事だったんだろうかと
少し不安になるほど、遠い昔に感じてしまう。

あなたからいただいた感想を何度も読み返

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また、言葉に救われて

また、言葉に救われて

さっきまで、正直に言うと、死にたかった。

あまりこういう現実を書くのは最近
文学フリマもあったから避けていたんだけれど
今日はあまりにも、しんどかったから。

朝、目が覚めてすぐにわかった。
とにかく起きてすぐ、心がしんどいことを感じて。
キツい日だなと思ったけれど、薬を飲めば落ち着くと信じて
寝起きの身体に、水で流し込む錠剤が2錠。

30分経ってから少し効いてきても
明らかにダメだなとわかる

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文学フリマ東京38@作品感想 『ワンルームよりも狭い部屋で』

文学フリマ東京38@作品感想 『ワンルームよりも狭い部屋で』

文学フリマ最初の感想は
大森薫さんの『ワンルームよりも狭い部屋で』だ。

大森さんとはnoteでフォローさせて頂いていたので、今回出展されていることも知っていた。どんな作品で表現されているのか興味があったので、作品を購入させていただくことは決めていたけれど、僕が買うより先に、大森さんが僕のブースに足を運んでくださって、僕の作った本の「文学フリマ最初の購入者」となってくださったのだ。

それが嬉しく

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青空の下で、ぼんやりと想うこと

青空の下で、ぼんやりと想うこと

ダメだ、ずっと考えてしまう。

それくらい僕にとっては、大きな出来事だったということ。

文学フリマ東京38が終わって、2日が経つ。
そもそも文学フリマ当日は体調が悪かったので、翌日は身体のケアに当てようと次の日の仕事は休みを取っておいた。翌日起きて、首も腰も痛みは悪化していたし、病院に行かないとなと思いつつ、午前中はゆっくりして。

でも、ふと、思った。
「書かなければ」と。

サッと着替えて、

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文学フリマへの道 『初出展の文学フリマを終えて』

文学フリマへの道 『初出展の文学フリマを終えて』

今の正直な気持ちを言葉にしたら、「寂しい」のような気がする。

ちゃんと書けるかな。
最後まで書けるかな。
上手には書けない。
いつも文章構成は破綻している。
読んでくれる人には、申し訳ないけれど。
ただ、大事にしている「想い」だけ持って、ちゃんと向き合いたいと思います。

これが誰にも読まれなかったマガジン
『文学フリマへの道』最後の記事かもしれません。

あの日からたどり着いた文学フリマ

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