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仕事は、相手が与えてくれるもの

「相手の立場に立って考える。」
これは、15年ほど前に受講したジョブコーチ養成研修で教えてもらった言葉。「障害のある人の立場で考える」「企業の立場で考える」など、講義や演習を通して何度も繰り返し教えてもらったことを今でもよく覚えています。「相手の立場に立つ」は簡単なようで難しい。きっと奥の深い言葉なんだと思います。

少し前のことですが、自閉症・発達障害支援で頑張る他法人の職員さん(彼は30代半ばですが、管理職としてバリバリやっていて、僕にとってはいい刺激を与えてくれる人なんです)と話していて、「自分の武器は何だろう?って悩んでるんです」と素直な気持ちを教えてくれました。

お互い、酔ってたのもあって、なんでそんな話になったかはいまいち覚えていませんが、「武器なんて必要ない」「武器かどうかはMさんの周りが決めるもの」と、なんだか偉そうにコメントしたことだけは覚えています。
(Mさん、偉そうに先輩面してごめんなさいね。)

就労支援でいつも感じるのは、「働けるか働けないかは『社会(職場)』が決めるもの」ってこと。仕事は相手があることで成り立つものでもあるので、相手(お客様や取引先など)の評価が良くないと仕事は成立しないように思います。

自分に武器があるかどうかは置いといて、自分が相手や周りに役に立ってるかどうかは大切な気がして、「仕事は相手が与えてくれるもの」と考えるとすれば、できるだけ好き嫌い言わずにどんな仕事でもやりきるぐらいが丁度いいように思います。例えば、上司に無茶振りされてもひとまずやってみるとか、同僚や後輩に頼られたら自分の仕事が忙しくてもとりあえず手伝ってみるとか…。普段の仕事に置き換えてみても、大切なことは身近にたくさんあるのかもしれないですね。

「相手の立場に立って考える」。
その上で、自分にしかできないことは何かを考えて、この業界で少しでも役立つ人でありたいなぁって思います。

Mさん、また飲みに行こう!

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