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就労支援を担う支援者に求められること(これから働き始める人に向けて…)

おはようございます。
暖かかった一週間が過ぎ、今週はまた寒くなるみたいです。
寒暖の差が気になるとこですが、日が沈むのも遅くなったし、春が近づいてる感じがして嬉しくなります。
春まであともうちょっと!

さて、今日のテーマは「就労支援を担う支援者に求められること」。
これからこの業界で働く方に向けて、大事なことや魅力についてまとめておきたいと思います。

1、答えのないことを楽しむこと

僕らの仕事は人相手の仕事。福祉職や対人援助職と言ったり、シンプルに支援者と言ったりします。
相手となる障害のある人は、障害特性も様々ですし、生育歴や家庭事情なんかもさまざま。
当たり前ですが、一人ひとり違った人生を送ってこられている上で関わることが大切となります。

担当させてもらう利用者の方の人生においても、人それぞれですし、これからの人生をどのように歩まれるかも人それぞれです。
僕ら支援者がとやかく言う権利はありません。
むしろ、これからの人生を一緒に考え、少しでも充実するものとなるようお手伝いするのが僕ら支援者の大事な役割であるように思います。

ただ、利用者の方とこれからのことを考える際、「答えが出ないこと」「悩ましいこと」にぶつかることは結構多いものです。
利用者の方にとっては自己選択と自己決定が難しい場合もあるでしょうし、「自分では決められない」と支援者に意見を求めてくることも少なくないと思います。
支援者が答えを見出せないことはたくさんありますし、無責任なアドバイスは控えた方がよいことは当たり前です。

極論ですが、人生に答えなんかありません。
…というか答えを求めること自体が適切ではないように思います。

きっと、人生を歩む中で良いこともよくないこともあるでしょうし、むしろ何かあったときに寄り添い、一緒に考えられる支援者でいることのほうが大事なんだと思います。
ですし、そのほうが利用者の方はきっと嬉しいでしょうし。

まとめると、この仕事をする上で「答えのないこと」はたくさんあります。
悩ましいことはきっと多いと思いますが、目の前のことをいつもポジティブに捉え、楽しみながら考え続けられることがこの仕事を長く続ける秘訣だと思います。


2、いつも利用者ファーストでいること

障害福祉サービスは、子どもであれ、大人であれ、利用するご本人のために存在する福祉サービス。
就労支援サービスを受ける方は大人の方であるため、ご本人と事業者双方の契約で成り立っています。

当たり前なことですが、提供する福祉サービスは利用者の方にとって役立つものでなければ意味がありません。
ですし、サービスを押し付けるのではなく、利用者の方一人ひとりに合わせたサービスをカスタマイズして提供することが求められています。

そこで大切となる考え方が「利用者ファースト」の視点。
教科書的に言うのなら、権利擁護とか、虐待防止とか、合理的配慮とかです。
いつでも、どんなときでも、利用者中心主義で支援を行い、障害特性に配慮した関わりをすることが大切になります。

ただ、利用者ファーストを忘れてしまう場面が少なくないのも事実です。
親の都合や意見が邪魔してきたり、事業所やスタッフの都合、就労支援先企業の都合など、利用者ファーストの視点を忘れさせてしまうことは意外と多いものです。

ポイントは、利用者の方を取り巻く周囲からの意見はきちんと聞きつつも、その意見に引っ張られることなく利用者ファーストの視点を最優先にすること。
利用者の方のニーズを聞き、ご本人が納得されているかとか、楽しめているかとか、利用者満足度も気にかけていくことが必要だと思います。

「利用者ファースト」の視点は、簡単なようで難しいです。
でも、それさえ覚えていれば自ずと身に付いていくかと思います。


3、体力をつけること

対人援助の仕事ですから、相手となる利用者の方の状態の良し悪しに支援者として影響を受けることは多いと思います。
一緒の時間を共有し、嬉しい時は一緒に喜び、悲しくつらいときは一緒に落ち込み、喜怒哀楽をともにすることもあります。

また、この仕事は利用者の方との信頼関係で成り立つものですので、関係性を作っていくことに支援者側がエネルギーを消費することも多いです。
二人分の人生を背負う覚悟で…というわけではないですが、それくらいの体力を持ち合わせていても足りないこともあります。

気力、体力、知力などと言いますがどれも大事。
でも、「体力」が何よりも一番大事です。

利用者の方の調子の良し悪しに関係なく、自分はいつも落ち着いた行動が取れ、「いつどんな時でも」「無理せず継続して仕事できる体力があること」が必要になります。

だって、しんどそうにしてる支援者がいたら、利用者の方はきっと相談しにくくなるでしょうし…。

体力をつけ、持続可能な状態にするためには、よく食べ、よく寝て、よく遊ぶことが大切。
自分の人生を大切にできるからこそ、利用者の方の人生も大切にして関わることができるんだと思います。



今日のテーマは、これで以上です。

前にも同じようなテーマで書いてたこともあったので、よかったらこちらも参考にしてもらえたらと思います。


うちのLaLa-chocolatは、トップシーズンのバレンタインも無事に終わり、2月も半ばを過ぎました。
新年度が近づいてきたなぁって感じです。

新卒の方、転職される方、春から新しく働き始める方などなど…。
ぜひ、いろんな方に読んでもらえたら嬉しく思います。

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