見出し画像

自信と安堵

リーグ4節目を終えて、率直な気持ちは何よりもホッとしています。
「リーグ優勝」をミッションに掲げてスタートした中での、あくまで全13試合分の1試合。だけれども、特別な感情を抱かざるを得ない試合。
そんな試合で勝ち点3を積み上げ、ミッション達成への道を変わらず進めることに、安堵しています。

2016年 0-2●
2017年 0-0△/0-6●
2018年 2-6●/2-4●/3-4●
2020年 0-7●
2022年 1-1△/0-4●/0-5●
2023年 0-1●/0-2●

いつも目の前に立ちはだかってきた、周南公立大学(旧徳山大学)。
幾度となく、苦汁を飲まされてきました。

到達すべき場所に向かう過程で、乗り越えなければいけない壁。
一つのターニングポイントとして、準備を進めてきました。

1週間前から、不安と期待で落ち着かない日々。
そんな時はキャプテン・伶那が前節サポーターの前で誓った
「今の私たちなら必ず勝てる」
という言葉を浮かべて、心を落ち着かせました。

試合当日は、不安なんて無し。自信のみ。
昨季までも自信に満ち溢れていましたが、それは根拠もない、自己暗示を掛けるかのように思い込んでいた自信。
今季はそれとは違って、確かな形のある自信。選手が表現してきたフットボールとチーム全員の方向性が定まった結束力からくるもの。
「まあ、勝てるよな」そう思える、緩みからくる過信ではなく自信です。


天気は背中を押すような快晴。ハードな環境の中の試合。

前半、互いに負傷交代が続いたことや、プレッシャーを感じているのか、堅い様子の選手たち。
決定機は創られないものの、こちらも決定機を創り出せず、スコアレスで折り返す。
「今日もか…」なんてよぎることはなく、「これはイケるな」という信頼で後半へ選手を送り出しました。

後半開始早々、57分。
チームとして狙いを持って続けてきた形から、さくらのゴールで先制。
映像を振り返ってみたら、あまりの嬉しさにゴールライン割る前に叫んでしまっています…(笑)

続く、63分。
芽依の諦めないプレッシングでボールを奪い、優紀の反転シュートで追加点。

交代で入った選手も、タフに球際で闘い、試合終了。
2-0。ようやく一つだけ、壁を乗り越えました。

開幕4連勝。
何より嬉しいのは4試合無失点。

試合終了後、サポーターと分かち合う時間。
これまでは下を俯いて向かうことばかりでしたが、今日は違う。
笑顔で叫び、喜びを共有します。
在籍歴が長い選手の嬉し涙はこれまでの苦しみと、そこから解放された安堵が重なった、輝いた表情。
その輝きがこの1勝の価値を表していました。


維新ラグサカにご来場頂いた約300人のサポーターの皆さん。
いつもより大きく感じた声援と、スタンドで揺れる多くのオレンジフラッグ。
その全てが我々のパワーとなり、自信となり、この勝利を呼び込んでくれました。
この一言で到底足りることはありませんが、心より感謝申し上げます。


ただ、まだ何も掴んでいない。あくまで13試合の内の4勝。
選手・スタッフも安堵はしているものの、決して満足はしていません。
一つ壁を越えると、次の壁を越えたくなるもの。
残り9勝し、ミッションを達成するため、次の勝ち点3を掴む準備を進めます。

まだまだ始まったばかり。
変わらず、チームの背中を押し続けて頂けると幸いです。

(最後に)
毎試合前のミーティングの最後で流している映像、今節ver.を今回だけ公開します。お時間ある方はぜひご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?