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家事シェア間取りとは?!~間取りの考え方

アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計をしています。

最近聞いた家づくりに関する新しい単語があります。
それは『家事シェア』

家事をシェアする!?
シェアとは・・・分ける;共有する,共用する;分かち合う

家事シェア・・・家事を分ける?家事を共有する!?家事を分かち合う??

『家事は家の仕事であって分かち合ったりするもんなのか!?!?』

っていう本音のクレームが心の中で爆発したのですが、よくよく記事を読んでみると
『自分の事は自分でする』事を家事シェアの第一歩としてうたっているようです。
当たり前の事なのですが、これって家事楽につながると思って普段から私の間取りでもよく取り入れています。

自分の事は自分でする~帰宅動線と身支度動線

毎日のルーティンの中で自分で出来る事は自分でする!
当たり前の事の様ですが、お子様たちは親が夫婦はお互いがやって当たり前と思っている事ありませんか?
それを自分で出来るなら自分でやる!これが家事シェアの一歩のようです。

1階で完結する大人の帰宅動線

1階で完結する大人の帰宅動線

帰ってきて洗濯物を洗濯機に入れて終わりじゃないですよ。
室内干ししている、洗面所の洗濯物から自分の分だけでもいいのでウォークインクローゼットに片づけてください!
全部完了したら、リビングでお疲れ様一杯やりましょう~。

自分の部屋に行くまでに家事回収動線

自分の部屋に行くまでに家事回収動線

お子様は自分の部屋に行くまでに色々な家事を回収して、3階まで行きましょう!
『本音を言うなら洗い物も自分でやって欲しいけれど、ここまで自分でやってくれたら洗い物はしてあげる!
その代わり3階のワークスペースで夕食までに宿題終わらしてきな!!』
(母の代弁)

身支度動線はこれの逆ルーティンですね。
そんな動線に不可欠なシューズクロークは家族の十分な容量を確保できればストレスのないルーティンで過ごせます。

参考にした間取りのシューズクローゼット

自分の事は自分でする~誰もが簡単にできる洗濯動線

『自分の事は自分でする』為に必要な事は家事を難しくしない事!!
面倒だなと思う事を少しでも減らして、家族みんなが出来る様にする事で家事をシェアします。

全てが一直線の洗濯動線

全てが一直線の洗濯動線

これほど分かりやす洗濯動線があるでしょうか!?
さらに洗濯嫌いの私なら、干したものをそのまま片づけます。
ハンガーにかけて洗濯室に室内干ししたものはそのハンガーのままファミリークローゼットへ。

下着も畳みますか??
いいえ~分類だけしてぶち込めばいいんですよ!!
何もかも完璧を目指してストレスになるなら、見えない部分はズボラでいいと思っている私です。

これなら誰でもできるでしょう??

参考にした間取りの洗濯室からファミリークローゼット

まとめ

『家事シェア』とはすなわち家族がシェアハウスに暮らす住人のように
『自分の事は自分でする』
そう思えば、自分の事を自分でする事が当たりまえに思えますよね。

あとあれも嫌です!
『あれどこ??』って聞かれるの笑
ストック品の場所を理解していない家族にいちいち聞かれるとイラっとしませんか?
ストック品や備蓄品を家族全員が知っておく事はいざという時にも重要です。
だから出来るだけパントリーやシューズクロークのように備蓄できる収納を間取りで確保できるようにしています。

そんな家事や生活が少しでも楽に簡単になる間取りをこれからも考えていこうと思いますのでよかったらまた記事を覗きに来てください。

今週もありがとうございました。
来週もよろしくお願い致します。

左巴建築設計事務所 さわ。

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