間取りの考え方~ほぼ同居型の二世帯住宅の家
アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。
今週の『間取りの考え方』は
この記事と
この記事の間取りと同じ敷地で書いた3つ目の間取り図です。
かなり前に書いた間取りなので忘れたのですが、確かお客様がいてご要望で書いた間取りだったと思います。
間取り図
3つ目の間取り図は2つ目の間取の変形版に近いです。
水まわりとウッドデッキの関係や、キッチンの位置は似ています。
大きく違うのは二世帯住宅として利用できる間取りにしたところです。
以前二世帯住宅の間取についてまとめました。
こちらの間取はミニキッチンは付いているけれどほぼ『同居型』の二世帯住宅になります。
間取りを書くのに気を付けたのは二世帯の動線です。
二つ目の間取りと同じく洗濯干しスペースのウッドデッキは残しつつ、親世帯が水まわりを利用する時にLDKを通らなくていい動線を造りました。
トイレに関してもそうです。
家族によっては仲がいい、悪いの問題ではなく生活リズムが違ったり、来客があったりした時に全てがLDKを経由しているとストレスに感じる事があります。
そういった心配をせず気兼ねなくお互い暮らす為に動線を分けた二世帯住宅の間取りです。
親世帯の暮らす和室に2.5帖のミニキッチンを付けた理由も、部屋で過ごしていてちょっとお茶を入れたいとかこっそり甘いもの食べたいなどミニキッチンがあるだけで自分の時間を楽しむことができます。
メインの食事は二世帯一緒でもミニキッチンがあるとちょっと嬉しいですよね。
そんなちょっとした優しさを詰め込んだ2世帯住宅の間取り図でした。
外観パース
それから私にしてはめずらしい、外観デザインです。
最近の人気が片流れであまり『お家感』のない外観が人気なのでついつい私もそういった外観にしちゃうのですが・・・
『お家感』とは??
勝手に私の言う『お家感』とは大手メーカーハウスっぽい外観の事を言っています。
今回の外観はそんな『お家感』のある外観かなと思います。
今週もありがとうございました。
また来週もよろしくお願いします。
左巴建築設計事務所 さわ。
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