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間取りの考え方~放映されたモデルハウスができるまで

アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に住宅を設計しています。

今日は土曜日ですので、毎週恒例の『間取りの考え方』やっていきます。

今週はTVで放映された物件があの間取りになるまでの経緯を書こうと思います。

実際に建った建物の『間取りの考え方』は初めてですね。
この間取りに至るまでの『間取りの考え方』やっていきたいと思います!

敷地条件

土地の面積は約50坪(約165㎡)と広めなのですが敷地に高低差があります。
道路と建物が建っている部分で約2m近い差があります。
駐車場部分や高低差の擁壁は過去に建っていた建物の建築時にしっかり許可をとっているのでそのまま利用していくことになりました。
というわけで、建築できる敷地の範囲が限られている敷地になります。

モデルハウスになる間取り

今回この建物は私がお世話になっている工務店BeansHomeでモデルハウスとして建築することになりました。
建てて、後に販売するモデルハウスです。

ということは結構好きに設計できるということです!
モデルハウスなのでBeannsHomeの売りポイントを盛り込む事、印象付ける建物にする事、でも売れないといけない事が条件です。
これがなかなか難しくて汗
今回はその過程をゾーニングではなく二転三転した建物の間取りで『間取りの考え方』を説明していこうと思います。

一番最初の間取り

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売れないといけないというところから、いつも出てくる4LDK縛りで間取り書いたのですが・・・結構普通じゃない??という理由で却下された間取りです。

ただこの間取りは結果的に建てた間取りのベースになる間取りです。

振り切ってみた間取り

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どこが振り切ったかというと、1階のLDKのリビングとダイニングを玄関を挟んで分けてみました。
リビングを趣味室として使えるように個室感を出しつつも階段室玄関と内窓でつながるようにしました。
そのイメージパースです。

パース

リビングは片面一面を板張りにして棚を取り付けたり、絵を飾れたり住んだ人が暮らしながらDIYしてカスタムできる提案にしました。

そのリビングのパースとダイニングキッチンのパースがこちら。

パース2

この間取りはかなり内装パースも作りこんで実際の建物のイメージを具体的にしました。

最終確定した間取り

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最初の間取りからLDKと水回りのレイアウトを変えました。
間取りはそんなに冒険していなのですが、BtoeansHomeの家のコンセプトが『木とコンクリートとアイアンでつくる家』ですのでリビングの内装でそれを魅せる事にしました。

パース

キッチンの背面に木で造作した収納棚、天井も板張り、吹抜けの梁も表しの梁にしてふんだんに木を使ってみました。

最終この間取りに決まるまで、振り切ってみた間取りと社内でかなり迷いまして最終的にインスタグラムやお客様に投票してもらう事にしました。
その結果こちらの間取りに確定しました。

実際建った建物

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どうでしょうか?パースで作成したイメージと近い仕上がりになっているなと思うのですがいかがでしょうか?

販売情報

こちらの建物は放映後たくさんのお問い合わせをいただいています。
よかったらSUUMO情報も貼っておきます。

生駒市で購入をお考えの方ぜひご検討ください。
ちなみに私か工務店のBeansHomeにご連絡いただけるともう少しお値引きできるかも!?(笑)

そのほか建て替え、買い替えのご相談なども承りますのでこちらのホームページからお問い合わせください。

さいごに

今日は少し違った感じの『間取りの考え方』にしてみました。
最後にはちゃっかり宣伝も織り込んでみました(笑)
noteの記事としてどうなのかなと思ったけどせっかく放映された記念なので今回はいっかということで。

さてさて今日はというか今!めちゃくちゃ忙しいんです汗
今週は打合せや役所調査に走り回っていたので、全然図面が進めれていなくて汗
ですので、打合せも何もない土曜日の今日は会社にこもってとにかく図面を書いて書いて書きまくる一日にしたいと思います!!
では『行ってきます』
そうそうちなみに11日が祝日じゃないということに昨日気づきました。
忙しいから「まぁいっか」と思いながらもちょっとショックでした(笑)
というわけで、3連休だと思っていた方も『いってらっしゃい!』

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左巴建築設計事務所 さわ。

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