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不倫相手に別れを告げたら 奥さんに暴露され 慰謝料300万円請求された話 ⑤弁護士に相談

⑤弁護士に相談

まさか若くして弁護士に相談することがあるなんて…と、
そして内容が内容なだけに、緊張しながら法律事務所に向かいました。

受付の女性に自分の名前を伝えると、個室に案内されました。
個室には、プロジェクターやホワイトボードがあり
机の上に六法全書、老眼鏡、ボールペン、朱肉などが置いてありました。
ぶ厚そうな壁に囲まれた静かな部屋で、
”しっかりと防音されているんだろうな”と感じました。
受付の方からいただいたペットボトルの水を手に取り、
弁護士さんが来るのを待ちました。


少しして、担当の弁護士さんがやって来ました。
名刺を差し出し、簡単な自己紹介をしてくれました。
そしてすぐに本題に移りました。

弁護士さんから聞かれたのは
・相手の弁護士と電話で話した内容すべて
・私の年齢、職業、年収
・不倫相手の情報(年齢、職業、いつどこで出会った人か、
         職場での関係など)
・不倫相手の奥さんの情報(年齢、職業など)
・不貞行為期間と不貞行為に至るまでの簡単な経緯
・不倫相手が既婚者であると知っていたかどうか
・不倫相手と奥さんの婚姻期間
・不倫相手と奥さんの間に子どもはいるか、
 いるのであればその子どもの年齢はいくつくらいか
・不倫相手と奥さんが別居・離婚している様子はあるか
・今の状況(不倫相手と連絡は取っているのか、
      職場でどれくらい関わることがあるのかなど)
こんな感じの内容でした。

不貞行為に至るまでの経緯については
淡々と時系列で出来事を聞かれただけで、
私と不倫相手のどちらが不倫に積極的だったか、のような
証拠がなく私の主観で判断するような質問はありませんでした。
”相手が積極的で私は断れなかったんだ”と言い訳するつもりだったので
そんなことを考えていた自分を少し恥ずかしく思いました。
当たり前かもしれないですが、弁護士さんは事実だけ聞いて判断されます。


その後は今後について、
「今回の面談だけで終わりにされますか?
 それともこのまま私に弁護士依頼していただけますか?」
と聞かれ、依頼したい旨を伝えると契約書を手渡され、
その内容の説明を受けてから契約書にサインをしました。
そして、奥さん側の弁護士からの電話が来る日が迫っていたので
着手金と手数料を早めに振り込むよう言われました。
「振込が確認でき次第、相手の弁護士に私から電話しますので
 あなたはもう何も対応しなくて大丈夫ですよ。」

あぁ、もう自分だけで頑張らなくていいんだ。
と少しホッとしました。
そしてその日のうちに着手金と手数料を振り込みました。

お金さえ払えば、弁護士さんはすぐに動いてくれます。
私の場合、着手金と手数料合わせて27万円くらいでした。
すぐに使える資金があったので良かったですが、
もしまとまったお金がなかったらどうしたらいいのでしょうか…
基本的には着手金は一括で払うのが原則だそうなのですが、
もしどうしても厳しいようだったら
分割払いにできないか相談してみるのがいいかもしれないです。
恐らくですが、大手の弁護士事務所より
個人事務所に依頼した方が融通が利きそうな気がします。
個人事務所であれば、
交渉して弁護士費用を安くしてもらうこともできるかもしれません。

余談ですが、
不倫相手が奥さんに暴露してから実際に慰謝料の請求が来るまで
結局3か月半くらいかかりました。
3か月半も一体何をしていたのかすごく気になるのですが、
知る術もないので予想すると、
・探偵を雇って調査していた
もしくは
・奥さんが大手の法律事務所に依頼していたため、
 不貞の内容確認と相手方調査(私への調査)、請求額の相談などに
 めちゃくちゃ時間がかかった
のどちらかだと思います。
後者の可能性の方が高いのですが、前者の可能性も捨てきれないので
前々回の記事でお話した通り、
不倫相手と連絡を取った自分の言動を後悔することとなりました。
もしかしたら不倫相手が奥さんの言いなりになって、
もしくは不倫相手が奥さんとグルになって
より慰謝料が高くなるような証拠を集めに来る可能性だってあります。
”そんなん美人局不倫やん”とも思いますが
どうしようもないので自己防衛をきっちりしておくのが大切です。

■不貞行為の被害者側について■
依頼される法律事務所によっても変わってきますが、
弁護士に相談してから慰謝料請求までに
大体1~3か月くらいかかるそうです。
十分な証拠を揃え、万全な状態になってから相手に請求するみたいです。
契約後すぐに請求できないのでじれったいかもしれませんが、
不倫相手に自ら接触しに行くようなことはせず、我慢しましょう。
弁護士に代理人になってもらった後は
不倫相手と直接会ったり話したりしない方がいいです。


翌日、弁護士さんから振込確認したということと、
相手の弁護士に電話したという報告がありました。
それと、慰謝料の請求に関して
相手の弁護士に書面を送ってもらうよう頼んだと言われました。

そして相手の弁護士からの書面の送付を待つことになります。

次回、相手の弁護士からの連絡とその後の交渉についてお話します。


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