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カレーうどんにRBとRC  ホンダウェルカムプラザ青山【ファクトリーマシンのトビラ2】

ホンダウェルカムプラザ青山は、ホンダのショールーム&イベント会場です。2025年の春にはその本体となる本社の建替が発表され、先の予定は未定です。

ココはちょっとした観光名所にもなっていて、先日も貸し切りバスで団体さんがゾロゾロと見学に。何かの教育プログラムとかで、アメリカからの学生さんとバスの運転手さんが教えてくれました。
小さなカフェスペースとグッズショップもあり、待合にも使われていたり。ショップを覗いているとちょっと変わったものが売られています。
何故かのカレーうどん。
  



青山一丁目でカレーうどん
 


カレーうどん


選べる全5種 セットもあります

左から埼玉製作所、熊本製作所、浜松工場、栃木研究所、鈴鹿製作所の5種(浜松だけなぜ工場と呼ぶのか不明)。

創業者の本田宗一郎さん(1906-1991)は、工場等での作業員は白いツナギ着用にこだわりを持たれていました。白は汚れが目立つので「汚れが目立てば汚さないように努め、機械本体もきれいに使うようになる」という考えからだそうです。
汚さないように気を遣うツナギの大敵がカレーうどん(笑)。ツナギは週末に洗濯するそうで、金曜日のみ社員食堂のメニューにカレーうどんが並び、人気メニューに。限定されると価値を高く感じるのは何故でしょう?
熟練の技術者もカレーうどんを防ぐスキルは簡単には会得できないようです。その人気メニューを商品化、青山で販売されています。


当日の目当てはカレーうどんではなくF1のショーカーです(レーシングマシンは常設ではありません)。
2024年からアルファタウリあらためRB。レッドブルのセカンドチームなのは変わりませんが、正式名はビサ・キャッシュアップ・RB
スポンサー名が前面に出過ぎなカンジに加えて、思いっきりキャッシュレスなチーム名に。ドライバーの角田裕毅もサッカー選手のようにCMに登場か?


RB VCARB 01


リカルドは陵駕したか

角田選手は第3戦オーストラリアで久々のシングルフィニッシュでポイント獲得。第4戦にスケジュールの変わった日本GPではちょっと期待してます。
 

カラーリングはアルファタウリ色を一掃し、原点だったトロロッソに回帰したかのよう。

サイドポンツーンが後方へなだらかに下がるような形状に。王者レッドブルは、インテーク周辺から複雑な形状をしています。相変わらずスゴイなニューウェイ。


フロントウィングの翼端板はシンプルな形状。レッドブル似。
 

ホンダはF1参戦60周年。中抜けした期間はスルー。
 


ホンダは節目で冊子を配布しています。
バイクは2019年が参戦60周年でした。この年に最高峰MotoGPでタイトルを獲得したのはホンダのマルク・マルケス(19戦12勝で圧勝)。マルケスは2013年に最年少で最高峰タイトルをホンダで獲得し、2019年までの7年間で6度の戴冠。思えば2019年がホンダとマルケスのピークに。
表紙にはマルケスに並んで笑顔の八郷隆弘社長(当時)が。
 

 発行:2019年 26ページ 本田技研工業株式会社 
 

そして現在どん底のMotoGPファクトリーマシン
 

RC213V '22


側面からみるとカウルの面積が減少してます

バイクもレッドブルがスポンサード(マルケス個人?)。車体は低く長く。
 

フロントカウルのウィングがここ数年のトレンド。デザイン的には好みではありません。切り返しが重そうです。街乗りバイクでフロントスクリーンを大型のモノに交換し、2年ぐらいで小型に戻したら切り返しの軽さに驚いたコトがあります(50km/hぐらいで実感できた)。レースでは絶対的なグリップの方が重要なんですね。
 

シートカウルにもウィング。
 

スイングアームはカーボン製なのかアルミにカーボン貼付なのか不明。
 

トップブリッジは肉抜きがない普通のタイプ。
 

2020年以降のホンダは4年間でわずかに4勝のみ(うちマルケス3勝。2020年と2022年は未勝利)。2020年マルケスの転倒・骨折による長期離脱が原因の1つですが、マルケス以外のライダーが上手く乗りこなせないバイクも勝てない理由の1つ。マルケス自身も速さを取り戻せず、2023年をもってホンダを離脱。

ホンダは業績的には4輪より2輪部門の利益が大きいと聞きますが、レースの世界ではスーパーバイクもMotoGPも長期低迷中。F1のパワーユニットは絶好調(車体のおかげか?)。何かが見えなくなっています。

2024年はいかに?


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