見出し画像

音の位置関係について。

今回は前回の記事の最後にチラッと書いた音の位置関係の話について深掘りしていこうと思ってます。

いつもは記事を300円から400円の値段で売っているんだけど、今回の記事は無料公開にします。
という事で前回の話と非常に関係している話なので、
より深く知っていきたい!ドラムの面白さをもっと感じたいという方は前回の記事も合わせて読む事をおすすめします!
↓↓↓


という事で早速本題に移ります。

音の位置関係とは??

まずは音の位置関係とは何か?というところから説明していきます。

一小節が4拍の時、

ワン   ツー   スリー   フォー    と数えると思います。

この時にワンの位置、つまり拍の1番最初ですね
そこに音が入ってるとします。

このワンの位置に入っている音が
ワンの  ワ の所でなっているのか? ンの所で鳴っているのか? はたまたワとンの間で鳴っているのか?
によって人が聞いた時に感じられ方が違います。

つまりは音の位置関係はそれです。

ドラムセットの全ての楽器の音の位置関係を自由に操れるようになる事によってグルーヴ(定義が難しいけどざっくりいうと音のズレ方が一定で気持ち良く聞こえることだと思ってます。)を生みます。

では、この位置関係が聞く人にどういった影響を及ぼしているのかを、次で解説していきます。


音の位置関係が生んでいく聞く人への届き方とその影響。


前の章では一拍に入っている音の鳴らす位置によって音の届き方が違う事を説明しましたが、
ここでは実際にどのような影響を及ぼしていくのか?を解説していきます。

一章の話から引用しますワン ツー スリー フォー
のワンの部分で音が鳴っているとして、
ワンの位置に入っている音が
ワンの  ワ の所でなっているのか? ンの所で鳴っているのか? はたまたワとンの間で鳴っているのか?
これで音の届き方が違ってくるわけですが、

まずは  ワン の ワの所で鳴っている場合の届き方について、
これは音の立ち上がりが早く、スピード感のある音に聞こえます。
メトロノームが示す位置と同時かそれよりほんの少し(コンマ秒レベルで)早めに鳴って届くので非常にスピーディーで鋭い音になります。(もちろん鳴らしている楽器のメーカーや大きさにもよります。)
音が聞く人に早く届くので聞いている人達はキレ味があり疾走感が漂っている音という印象を持たれます。

次は音の位置がワンの ンの所で鳴っている場合。
この場合は音の位置が少し後ろにあるのでどちらかというとゆったりとした雰囲気になります。
早いロックな音楽やミドルテンポ(早すぎない普通くらいのテンポの曲)の音楽で疾走感が必要な曲にはあまり向いていない音の立ち上がり方をするので、ゆったりとしたバラードの音楽を演奏する時にこの位置で鳴らします。

聞く人には波の音を聞いているようなゆったり感を与える事が出来ます。

最後は
ワとンの間で鳴っている場合。

この場合は今まで話してきた音の位置のちょうど真ん中。
なのでちょうどいいタイトな音の立ち上がりです。
非常にノーマルでノリやすさ抜群の音になります。

以上が音の位置が人に与える影響です。
多種多様で様々なテンポの音楽が蔓延っているこの世で聞く人に気持ち良く聴いてもらうにはドラマーの音の位置関係を理解してそれを操る技術、
これが凄く大切になってきます。
ここまでの話で察しの良い方は分かるかと思いますが音の位置関係にはそれぞれに見合った音楽のタイプがあります。
と同時に手と足の両方で音の位置を操ってそのタイプを見極めつつ人に届けなければなりません。

例えばこんな感じです。

ミドルテンポの音楽で疾走感が必要な音楽でベーシストとのグルーヴが大事になってくる音楽の場合、
↓↓↓

スネアドラムの音の位置はちょうど真ん中の位置、ハイハットとバスドラムは音の立ち上がりを早めにする。

といった感じです。
両手両足で自由に音の位置を適材適所で操り周りの指揮をとる。
ドラマーにとっては凄く大切なことです。

ではこれらを自由に操れるようにするにはどうすれば良いのか?
それには前回の記事で書かせて頂いた手足のバランスの鍛え方や
次の記事で話す音の位置の操り方を学ぶ方法に答えがあります。

興味のある方は次回楽しみにしててください!


この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?