傘さえあれば。

sage、である。まったくもってsageである。

身体は貧弱でも精神はドウェイン・ジョンソンばりに強いでお馴染みのぼくだったが、この所どうも弱っている。ぼくの中のザ・ロックが自己嫌悪をしている。そんなとこ見たくない。

私生活にバンドと何かとバタバタしていたツケが声帯に直撃し、ありえん声枯れを起こしたせいで仕事に行けなかったのが理由かもしれない。ハッキリとは知らんけど。

普段は仕事、労働に付随する全ての概念(給料以外)を憎み、出勤前には職場を2回ほど睨めつけてから出勤している。

だと言うのにそれが出来なければ自己嫌悪に溺れてしまうなんて生きづらい性分だなと自分でも思う。

声枯れくらいで仕事休むなんて〜という社畜の皆様からの罵詈雑言が聞こえるが(幻聴)、残念ながら業種が電話業務の為、本間朋晃のような声では到底務まらんのだ。コールセンターで働かされる本間朋晃。ぼくはそんなとこも見たくない。

そんなこんなでやるべきことも出来ずなんなら喋ることも出来ず、独りベッドでゴロゴロしていたらいつの間にかsagaっていた、という訳である。惨い。

ぶっちゃけこうなってしまっては過ぎ去るのを待つ他あるまい。原因らしいものを上げてもそれ以外にぼくをsageてくる刺客なんぞ枚挙に暇がない。考えるだけ無駄かもしれない。

いつものように最大まで音量を上げて、好きな音楽を流し別世界へ旅立つ。それしかない。あと犬。縋るものがあるだけ、幾分かはましだとおもう。

たとえ止まない雨でも傘があれば外を歩くくらいはぼくらにもできる。

それだけでも幾分かは。

2024.4.1

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