音喜多さん文字起こし

こんばんは。参議院議員の徳田俊です。3月の8日にこちら収録をしております。今日は先般発表させていただいた医療維新について、主にこの財源のところについて少しコメントをさせていただきたいと思います。

発表の反響と議論の活性化
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発表してから5日間、4日間ですかね、立場して非常に大きな反響をいただいております。賛否両論、もうかなり渦巻いている。これを狙ってですね、我々は一石を投じたわけなので、様々波紋が広がって、大いに議論が活性化することは望ましいことだというふうに思っております。そして他党の方もご意見いただきましてありがとうございました。

医療維新の目的と制度設計
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まず我々の案はですね、社会保険料の負担を下げる。現役主体の負担を下げて、持続可能な社会保障制度を作っていくということは、この大きな目的の一つであります。最大の目的の一つと言ってもいいかもしれません。

そのためには後期高齢者医療制度をここに大改革をして、今若い世代から、現役主体から仕送りとして送られている支援金というこの社会保険料の仕組みを廃止をして、税財減化して、この支援金制度というのは廃止をしてですね、その分を現役主体の社会保険料の負担軽減ということで、お返しをしていくという大きな制度設計を考えています。

増税が前提ではない
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ここについてですね、そんな莫大なお金は出てこないだろうと、独自負担を3割にしたりとかですね、高額療養費医療制度、この上限を見直しても、そんなに大きな財源が出てこない。だからこれは増税が前提なんだと。維新は増税をするつもりなんじゃないかというご指摘をいただいてますし、当然言われるわけです。

ここについてはまず結論から申し上げますと、我々の医療制度改革や医療維新というのは、増税が前提ではないということであります。

費用削減による財源の確保
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今回の維新の提案は、2番目の社会保険料負担を下げるんだから、じゃあこの1番目の公費の負担、税金を上げないと辻褄が合わないでしょ、ということを玉木さんがおっしゃっていて、この考え方の整理は一理あるとは思うんですよ。

ただ私たちと玉木さんとの考え方の違いは、この4番ですね、4番の費用の削減というところに対する見方が違うんだと思います。玉木さんは、ただでさえ医療費というのは、今の仕組みだと自然増していくんだから、この費用の削減といっても、そんな大きな財源は出てこないはずである。だからこれは2番、社会保険料を減らす以上は1番の税金が上がらざるを得ない。4番の費用削減では大した財源が出てこない。2番を下げる以上は1番が上がるんだ。

というざっくりとこういうロジックなんですけども、私たちはこの4番が非常に重要なポイントだと思っていて、今回の我々の医療維新、この医療制度改革の抜本改革案は、玉木さんの3割にするとかだけでとどまらない、本当に大改革案を提案しているんです。

医療制度の抜本的改革
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この医療負担の3割についても、行動変容を起こすと、単純に1割が3割になるから、大体1.5倍から2倍ぐらい財源が出てくるので、そのお金が使えるというだけじゃなくて、まずやっぱり窓口負担が変われば、行動変容が起きて、医療費全体の抑制効果がある。

加えてですね、我々もこの医療の診療報酬体系の見直し、特に後期高齢者医療制度については、今の現役時代の診療報酬体系とは、全く別のメニューで診療報酬、つまり医療のメニューを作っていくというですね、かなり大胆なことも提案をしていますし、あるいは医薬分業、この薬剤師さんとの医薬分業とかですね、その他のコメディカルの医療関係者の方々とのタスクシフトをして、このサービスの提供の仕方自体、メスを入れていくとかですね、あるいは今のタスクシフトという話ですね、そして、そういったような医薬分業体制の見直し、タスクシフティング、そして何より診療報酬体系の見直し、こういったかなり大胆な構造改革を提言しています。

こうしたものをやればですね、今の医療性のコンセプト、土台から揺るがすような改革をしているので、確かに今は医療規模45兆円あって、そしてこれは毎年毎年増えていくというような算段になっていますけども、これから覆すような改革案を提案しているので、単純なこの差し引きで、今の保険料をこうするから、これだけ残るから、ここに補填しなきゃいけませんというような、こういうベースの財源論に私たちは乗っかっていくつもりはないということであります。

大構造改革で増税に頼らない財源確保
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基本的にはざっくり言えば、やっぱり大構造改革、サイズ改革によって増税に頼らずに財源を生み出していくことを考えられる大きなコンセプトとして打ち出しながらですね、そして我々は今後、いろんな議論に臨んでいくということになると思います。

今、公明党の伊佐さんがコメントをくれてますけども、いや財源どうするんだと、無責任じゃないかというのは、それは与党の立場から言えば当然だと思いますし、玉木さんもですね、元官僚ですから、しっかり精緻な制度設計をしていただいていると思います。

我々はそういう、大阪都構想もそうですし、ベーシック委員会もそうですけど、どこまでやる前から政治家の側が精緻な制度設計をするかどうかというのは、これは議論があるところで、私たちはこの大構造改革、今の金額、今の財源構成、今の医療費のあり方、増え方というのを、前提とならないような構造改革、大きなコンセプトとしてお示しをして、まずそこから議論を始めていこうというところでございます。

決して増税路線ではない
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決して我々はこれやるから増税路線にまっしぐらいにいくというわけでは、決してないということはですね、ちょっとコメントをさせていただきたいなというふうに思います。

これも本当にですね、窓口負担、そして高額利用者、医療制度、こういった特に患者負担にかかることばかりが、やはりフューチャーされがちですけども、医薬分業体制の見直しとか、先ほど申し上げたような診療報酬体系の見直し、タスクシフティング、これ様々なですね、本当に抜本改革案、今回の提言書の中には入っていますので、こうしたものをですね、ぜひ皆さんにはご注目いただきたいというふうに思います。

世代間の公平性も視野に
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ちょっとね、この見出しの工夫でね、高額利用者、医療制度も若い世代だって困るじゃないかとか、我々の見直しは70歳以上の方、今この仕組みが年齢で分かれてますので、70歳以上の方を見直していって、これ一緒にするというのも一つかもしれませんし、世代間が公平なものにしていこうということを提言しているんですが。

党内でも意見は分かれる
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いずれにしても、お金どうするんだという話からは確かに逃れられるのは事実でありますけれども、増税は考えて作ったものではないと、大構造改革であるということをですね、これは党内でもいろんな意見がありましたよ。

この4番の、さっき田町さんが言った4番の費用面、費用の削減でどれだけ出るのかということで、そんな大きな金額が出ないという意見も当然ありましたし、出るという意見もありました。そうしたものをですね、いろいろと検討しながらですね、我々は今の到達点としては、この大きな構造改革で医療制度全体を変えていくというような提言を発表させていただいております。

引き続き議論をリードしていく
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なので、引き続きですね、さまざまなご意見を、他党の方からもコメンテーターの方からも、有志者の方からもいただきながらですね、ここまで後党がポジショニングを取ったというか、窓口負担、後期高齢者、医療制度、こうしたものに対してあるいはタスクシフティング、こうしたものに対してですね、公式にですね、次の選挙で掲げると重要公約だと言いながら発表したことは、県政史上初めてだと思いますので、引き続きこの大きな議論をリードしていきたいと考えております。

応援のお願い
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検索してもらったら、悪魔みたいな感じになって批判されてますけども、まあちょっとね、想定の範囲内ですから、僕も打たれ強いんで頑張りたいと思いますけども、皆さんの応援っていうのは本当に心強いですから、ぜひね、これ必要だという方は応援していただきたい。チャンネル登録や高評価、コメント、そしてこの動画等々も拡散していただいてですね、コメントいただければ、応援いただければと思いますので、よろしくお願い申し上げまして、今日のVlogとさせていただきたいと思います。

それではまた次回、さよなら。

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