見出し画像

【イギリス留学体験記#2】留学初日に絶望した話

こんにちは、ryuです。
今回は私のイギリス留学について、より詳しく お話したいと思います。
以前私が経験した差別について、少しお話しました。
まだご覧になっていない方はぜひこちらをどうぞ。

今回は、留学が始まって間もない頃の話です。
やはり、新しい環境にすぐに慣れるのは難しいことでした。

特に、ヨーロッパと日本とでは生活が全く異なったので、色々と苦労しました。
その苦労話の中でも、今回は初日に感じた苦労についてお話します。

イギリスの春は夜が早い

私がイギリス留学を開始したのは、春でした。
イギリスに着いた時は、日本とほぼ同じくらいの寒さだった記憶があります。

その日は、朝5時くらいに起きて、乗り継ぎを挟みながらイギリスまで大体14時間くらいかけて飛行機に乗ったので、着いた時は疲労困憊でした。
飛行機の中でも、日本時間では真昼間のフライトだったので全く寝れずに過ごしていました。
さらに日本とイギリスでは、9時間の時差があります。
ロンドンの空港に着いたのは、15時くらいでしたが、日本ではもう真夜中です。

まず、イギリスロンドンのヒースロー空港から大学の寮まで、留学エージェントの方が送ってくれました。
寮に着いたのは17時くらいだったと思います。

ただイギリスは日本と比べて、夜が早いです。
特に冬になると、15時には暗くなるほど早いです。
その到着した日も、春先にも関わらず17時でほぼ真っ暗でした。

エージェントの方に送ってもらったのは、寮が何棟かあるうちの一つの建物の近くでした。
自分がどの寮なのかも分からず、また管理人がどこにいるかも分からない状況でした。

近くの地図を見てやっとのこと辿り着いた管理人室みたいなところへ行くと、入り口にこんな張り紙がありました。
「現在休憩中のため、1時間席を空けています。」
こんな感じのことが書かれてありました。

自由か、と思いましたが、それどころではないのでとりあえず電話です。
ただイギリスに着いたばっかりで、電話がうまく電波に繋がりません。

しばらくして、電話がつながり管理人の方が出てくれました。
しかし、言われたことは張り紙と同じことでした。

1時間弱その場で立ち往生させられるハメになりました。
まだ17時とはいえ、辺りは真っ暗です。

と、その時。
イギリス名物のアレがやってきました。

雨です。
イギリスはほんとに雨が多い。
こんな最悪な状況で雨が降るとさらに状況が悪くなった気がしてしまいます。 

結局1時間待って、管理人さんがやってきてくれました。
ここら辺は、時間ぴったりでした。
やっとのことで鍵をもらい、自分の寮へと向かうことができました。

寮に着いて

何はともあれ、鍵をゲットしたので、寮に向かいます。
最初なので、管理人さんが連れて行ってくれました。

私はお金を節約したかったので、その大学の寮で1番安いところを選びました。
イギリスの寮は、いくつかの部屋が集まったフラットと呼ばれる形式で、共同のキッチンを大体5〜8名の学生で一緒に使います。
(同じフラットの人をフラットメイトと言ったりします。)

寮に向かう道中、街灯の少ない真っ暗な道を通って10分ほど歩きました。
ただでさえ疲れていたので、この暗さにはさらに神経がすり減る思いをしたのを覚えています。

管理人さんに案内され、私の寮のある建物に着きました。
部屋は3階にあると言われましたが、エレベーターはありません。

日本から持ってきた重いスーツケースを階段で3階まで運ぶ必要があったのです。
これもまたしんどかったです(笑)
ちょっと管理人さんも手伝ってくれ!と心では思っていました。

そうして辿り着いたフラットの前、自分がこれからお世話になるフラットメイトは、どんな人なのだろうか、と期待を膨らませて部屋を開けました。

ドアを開けると自分の期待とは裏腹に、ホラー映画のような真っ暗な廊下が続いていました。どうやら電気があまり機能していないようでした。

自分の部屋はフラットを入ってすぐの部屋でした。
やっとのことで辿り着いた自分の部屋では、一安心で少しホッとしたのを覚えてます。
日本を出てから大体20時間くらいかかっていたので、その間一睡もできていないことが何よりも辛い状況だったのです。

部屋は思ったより綺麗だったので安心しました。
廊下に再び出ようとドアを開けた時に、向かいの部屋のドアも開きました。
これがフラットメイトかと思い、自己紹介や挨拶を済ませました。
私のフリットメイト第1号です。
中国からの留学生の彼は、親切にもフラットのことを色々教えてくれました。

しかし、話をしていくとどうやらそのフラットには彼以外はいないらしいのです。
「思ってたのと違う!」
初日から思い通りにはいかない現実に、ただただがっくりしました。

ただ、1人でもいるだけよかったので、とりあえず何も考えないことにしました。

部屋に戻り、自分の荷物を一通りまとめた後、トイレはどこだろうかと思い、探してみました。
寮の説明には、バストイレも共用と書いてあったので、廊下に出て探しました。

部屋の近くにあったのですぐ分かりましたが、一回トイレに入ってみることにしました。

しかし入ってすぐ異変に気がつきます。
真っ暗でした。
電気がつかないのです。

その日からしばらく、真っ暗でトイレをすることになるのでした。

まだ終わらない一日

これではまだ終わりません。
時刻は19時に差し掛かっていましたが、何よりお腹が空いていました。
さらに、部屋にあるベッドには寝具が何一つありません。

初日くらい寝具などなくてもいいのですが、日本から一緒に来ていた友人が食事がてら寝具も探しに行くと言うので一緒に行くことにしました。
ちなみに友人たちは皆、私とは別の寮でした。
少しグレードの高い寮だったので、部屋にシャワートイレが完備されていました。

結局4人の友人と市内に向かうことになったのですが、市内まで車で15分くらいかかる距離でした。

バスの乗り方も分からなかったので、とりあえずUberタクシーに乗ることにしました。
まあ4人で乗ればそんな高くないでしょと言う軽いノリです。

ちなみに、4人とも疲労困憊ではあったのですが、なぜか留学初日ハイなのか、テンションはそれなりに高かったのを覚えています。

市内に着くと、家具屋さんなどがあるモールがありました。
しかし、閉店が20時。
時間が全然ありません。
ここからはタイムアタックです。

とりあえず生活に必要なものを、買っていきます。
「イギリス、何もかもが高い!!」
みんなで口々に言いながら、買い物を終えました。

なんとか、必要なものは買い揃えたところで、空腹が限界に近づいてきました。
しかし、ここはイギリスです。
あの料理がまずいと言われているイギリスです。
何を食べればいいのかも分からず、結局選んだのはマクドナルドでした。

イギリス最初の食事がまさかマクドナルドになるとは、思っても見ませんでした。
食べたものは全く覚えていませんが、まずかった記憶はありません。
さすが世界のマクドナルド。どこに行ってもそれなりのものを味わえます。

食べ終えて、家に帰るために再びUberを呼びます。
待っている間、止んだはずの雨がまた降り始めました。

思えば、私は日本でも雨男でした。
どこに行っても変わらない自分の雨運の強さ(弱さ?)に、今後が思いやられた瞬間でした。

結局寮に着いた時には、22時くらいだったと思います。
部屋に着いて、寝具を装着すると同時に次の日になっていました。

気を失うように眠りについたイギリス留学初日でした。

ここまで、結局24時間以上活動していたのかと今になってびっくりしています。
実際はどこかで寝ていたのかもしれませんが、記憶では全てがながーーーーい一日のお話です。

終わりに

留学初日、留学中で1番大変な日だったかもしれません。
長距離移動で疲労困憊の中、次々押し寄せる問題にたじたじしていました。
この初めの寮とはすぐにお別れすることになります。
そのお話はまた別の機会にしようと思います。
本日は以上です。
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?