精液瘤(SER)体験記 #1

私は精液瘤という病気を経験しましたが、この病気についての情報が世の中には非常に少なく、少しでも同じ病気の方のお役に立てればと思い、こちらで発信しようと思いました。
情報が少ない理由として、この病気になる人は少なく、大きな病院でも手術する人は年に2、3人しかいないことや、命に関わる病気ではないからだと思います。
はじめにお伝えしますが、この記事はデリケートな表現もある為、この病気について知りたい方以外は見ないことをお勧めします。
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2016年の春ごろ、入浴中に何気なくキ〇タマに触れたところ、タマが分離しひょうたん状になっていました。
ネットで調べたところ、分離した方のタマにLEDライトを当てて光が通れば陰嚢水腫か精液瘤の可能性があることが分かり、光を当ててみたら通りました。

その後、陰嚢水腫か精液瘤であれば、水を抜く治療(穿刺)があることを知り、恐る恐る泌尿器科のクリニックを受診してみました。
触診の結果、精液瘤だと診断されました。邪魔でなければそのまま放っていても問題ないと言われましたが、水を抜いてほしいと伝えたところ、
感染症の恐れがあるとの理由でそのクリニックでは穿刺はしないとのことでした。

他の泌尿器科のクリニックにも行ってみましたが、やはり穿刺はしないとのことだったので、同じ年の夏ごろ総合病院を受診したところ、あっさり穿刺し中身を調べてくれました。
穿刺はそれほど痛くはなく、タマが吸い取られるような不思議な感覚でした。
中身は透明に近い水で、その中に精子がいるとのことでした。診断結果はやはり精液瘤。この時はしばらく様子見とのことになりました。

それから1年くらい経ったら親指くらいの大きさになったので、2017年9月に同じ総合病院を受診したところ、今回も穿刺してくれました。
また溜まるようなら手術で瘤を取るしかないと説明を受けましたが、2~3年に1回水を抜けばいいし、年を重ねれば精子も減って瘤も大きくならないのではと思っていました。
しかし、その後1週間ほどで水は溜まってきました。

つづく


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