Switchの本編カービィ三作品を比較してみる
こんにちは、ふんまつスープです。
昔書いた自己紹介記事に「カービィが好き」と書いたのに、カービィネタの記事を全然書いてないことに気づきました。このままではカービィファン失格です。
ということで今回は現在Nintendo Switchで発売されている本編カービィ三作品(スターアライズ、ディスカバリー、Wiiデラックス)を比較して、どの作品が一番おすすめできるか考えてみました。
今回設定した比較基準は以下の5つ。☆1~☆5までの5段階で評価します。
(いずれも個人の主観が大いに含まれているのはご了承ください。)
ボリューム
ステージや追加モードの数など、ゲーム全体のボリューム。
難易度
カービィシリーズはストーリークリアからが本番なので、「格闘王への道」等ボスバトルモードも考慮した全クリまでの難易度で比較。
演出
ゲームを盛り上げるための工夫やムービーのクオリティ。
ステージ
プレイしていて楽しいか、難易度のグラデーションがしっかりしているかなど。
※最初は「BGM」の項目も考えていたのですが、カービィ作品同士でBGMを比較するのは野暮だと思ったのでやめました。
ということで、『スターアライズ』から順番に紹介していきます。
星のカービィ スターアライズ
星のカービィ25周年記念作品として、今までの2Dカービィを総決算するような、お祭りゲー的側面があるのが魅力の作品。
ボリューム
いきなり☆5です。
発売時点ではちょっとボリュームが少なく感じられましたが、三度の無料アップデートによりボリュームが大幅に増えました。
クリア後モード(「星の○○○○~スターフレンズでGO!~」)の、歴代カービィの原作再現ステージや、「アナザーディメンジョン ヒーローズ」という新規モードが追加されたため、最終的にはボリューム満点の作品に。
物足りなさを感じることはまずないと思います。
難易度
ゲーム全体でいえば☆3です。
メインストーリーは簡単である一方で、先述の「アナザーディメンジョン ヒーローズ」などの、アプデで追加された要素は高難易度という、極端な難易度バランスになっています。
とはいえ、一人プレイでもCPUのフレンズヘルパー(仲間)が協力してくれますし、アプデの追加キャラが軒並み強いので、縛りプレイでもしない限りなんとかなります。
ただボスバトルモード最高難易度をカービィ一人でクリアしようとした場合、地獄が待っています。
演出
☆4です。
初のHD画質の本編カービィということで、かなり気合が入っていました。ワザのエフェクトや背景、ムービーがとても綺麗。綺麗すぎてカービィ本体が見えづらいことがあるレベルです。
フレンズ能力の演出も、仲間達とワイワイ冒険している感が出ていて好印象。
ステージ
☆2。
正直なところ、ストーリーモードに関してはまあまあといった所です。クリアまでの過程で、コピー能力の組み合わせを色々と試すのは楽しいのですが、それはステージの面白さではないです。フレンズ能力の謎解きも終盤になれば飽きます。
あと4人の合体技「フレンズアクション」を使う場面も微妙です。
「フレンズころがり」「フレンズれっしゃ」はタイミングよくジャンプするだけですし、「フレンズつりばし」もいちいち足止めを食らうのでテンポが悪め。
「アナザーディメンジョン ヒーローズ」のステージに関しては、「理不尽さを感じさせない程度に高難易度」といった感じで面白かったので☆1は免れました。
星のカービィ ディスカバリー
シリーズ初の(本格的な)3D作品とは思えないほどの、高いクオリティが魅力。「ほおばりヘンケイ」や「コピー能力進化」といった新要素も楽しい作品。
ボリューム
☆3です。
特別少ないわけではありませんが、他2作品に比べると少ないと思います。
ただ3Dでカービィを動かす新鮮さゆえ、ストーリー本編の時点でかなり遊び応えがあるためボリューム不足を感じることはないと思います。
難易度
☆2。
一部のミッションやボスが難しいものの、
カービィが即死するギミックの削除、
持ち込みアイテムやパワーアップアイテムといった救済措置
ボスバトルモードのコンティニュー機能追加 (※コインスターという、マリオでいうコインみたいなアイテムが必要)
といった要因から難易度が下がった印象があります。特に最難関の「The アルティメットカップZ」でコンティニューできるのがデカい。
演出
☆5です。
3Dになったことで、「スターアライズ」よりも演出が強化されていました。
映像が綺麗なオープニング、終盤のデデデ大王のかっこいいムービー、キモいバケモンに追いかけられながら戦うボス戦などなど、強いインパクトを残す演出が多いです。
ステージ
圧倒的☆5。
「草木に覆われたビルの廃墟」
「雪が降り積もる、ロンドン風の町」
といった、本作の舞台である「新世界」特有のロケーションがたくさん出てきて楽しかったです。
またステージごとにコンセプトがはっきりとしているので、似たようなステージが続くことがなく、飽きずに楽しめます。
雰囲気を楽しみたいゲーマーはディスカバリー一択です。
星のカービィWii デラックス
今のカービィ作品の方向性を決定づけた名作、「星のカービィ Wii」のリメイク。「わいわいマホロアランド」「マホロアエピローグ」といった新要素も盛りだくさん。
ボリューム
☆4です。
流石に「スターアライズ」には及びませんが多いです。
高難易度モードの「エクストラモード」や、いつものボスバトルモード「格闘王への道」「真・格闘王への道」に加え、リメイク版の追加モード「マホロアエピローグ」もあります。
「わいわいマホロアランド」はサブゲームを楽しむコンテンツなので、これをボリューム増加と捉えるかは人による。
難易度
☆5です。
通常モードは程よく難しいです。終盤はちょこちょこ苦戦する場面がありますが、繰り返し挑戦すれば何とかなります。エクストラではさらに苦戦する場面が増えるという感じ。少なくとも理不尽な難易度ではないです。
問題は「マホロアエピローグ」の新規ボスたち。明らかに多い体力や初見殺しな攻撃で、プレイヤーを苦しめてきます。
「マホロアエピローグ」であれば、操作キャラのマホロアを強化することで難易度を下げられるのですが、コイツらは「真・格闘王への道」にも当然の如く登場するため、全クリするためにはカービィでも勝たなければなりません。ここが一番のネック。最後にはもっとやべーやつが待ち構えてますしね。
幸い、新しいコピー能力である「アーマー」「サンド」がかなり強いので、クリアできないときはこれらを活用しましょう。「トルネイド」能力もアリ。
演出
☆3。
ベースがWiiの作品であるため、総合的な演出力は他2作品に及ばないものの、リメイク元よりも敵の攻撃やコピー能力ワザのエフェクトがきれいになっているので好印象。まあリメイクなので当然っちゃ当然ですが。
あと個人的にスーパー能力の演出が強化されていたのはプレイしていて気持ちよかったです。
ステージ
☆4。
リメイク前からずっと言われていましたが、難易度のグラデーションがきれいです。アクション初心者でも成長を実感しやすいと思います。
また「マホロアエピローグ」のステージですが、直近で新しく習得したワザを活かしていくステージ設計になっており、様々なワザを使い分ける楽しさを教えてくれます。
ディスカバリーよりは下になってしまうのですが、こっちのステージも十分素晴らしいということは強調しておきたいです。
まとめ
長くなりましたが、4つの評価基準を考慮すると、最終的なおすすめ度は..…
となりました!
ビジュアル面とステージの面白さのバランスが取れているため、質の高いゲーム体験ができる「ディスカバリー」
メインモードは程よく難易度があり、クリア後モードは容赦ないという絶妙なバランス調整により、カービィ入門編としても、アクション好きゲーマーにもオススメできる「Wiiデラックス」
極端な難易度やステージといった難点はあるものの、HD画質をフルに生かした演出や過去作ネタ、圧倒的ボリュームといった独自性をもっており、良くも悪くも尖っている「スターアライズ」
といった所でしょうか。
誤解のないよう言っておきますが、私はどれも買って後悔はありません。
全部等しく面白いんです。
比較した場合こうなっただけなんですよ。(しつこい)
というわけで、Switchカービィの比較記事でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
寂しがりのぼっちなので、「スキ」をいただけると大変励みになります(小声)。
ここまで読んでいただきありがとうございました。 寂しがりぼっちなのでスキを頂けると大変励みになります。モチベ爆上がりします!