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誰もが学びをきっかけに、人生をよりよくできると思えたらいい

※動画を見た個人の感想です。

「学び成長する楽しさを取り戻したい。」
それは一つの方法かもしれないと思った。

動画を観た。蓑手さんが2022年4月のオルタナティブスクールを立ち上げる思いや、蓑手さんが大事にされている考え方について話している動画を。蓑手さんを紹介するための動画にも見えるかもしれない。

仕事で興味を持ち、蓑手さんについて詳しく知りたいと思っていた私にはちょうどいい動画だ。学校を立ち上げる人の教育観という点で、学校教育について考える人にも何か参考になるかもしれない。
https://www.youtube.com/watch?v=Pcbp1tCSqaQ&list=WL&index=17

【動画の概要】
新型コロナウイルスを通して日本全体に閉塞感が溢れ、学校現場でも突然の一斉休校の中で、子どもたちと学校がオンラインで繋がり一人ひとりの子どものよさを引き出し、自立して学ぶ力を育む「自由進度学習」を実践された蓑手章吾さん。14年間の教員経験を経て、2022年4月オルタナティブスクール立ち上げの思いや教育観についてお聞きしました。

(久保 真弓. “全ての人が学びや成長を楽しめるインクルーシブ教育の実現に向けて-理想の自由な学校創りが始まる-/ オルタナティブスクールHILLOCK初等部スクールディレクター 蓑手章吾さん”.Re・rise Newsー美しい時代を創る人たちー. 2021.07.25.https://rerise-news.com/education/shogo_minote/, (参照2021.11.20))


簔手さんの「学び成長する楽しさを取り戻したい。」という言葉にハッとした。私のもやもやを言語化してもらえたから。

シーナ・アイエンガーの『選択の科学』を読んで以来、「誰もが自分の人生を自分でコントロールできると思える」ようになったらいいなと思っていた。成長が実感できれば自分の力で変えられると思える範囲が広がっていくから。理想はわかったけど方法はよくわかっていなかった。でも思う。

学び成長する楽しさが実感できれば、「自分の人生を自分でコントロールできると思える」かもしれないと。

強要された学習はただこなすだけになりがちだ。しかし好奇心から学べると積極的に学べる。学ぶ意味とか考えないし、学ぶことそのものが楽しい。主体的な学びは、そうやって抵抗なくわかることやできることを増やす経験になる。できることが増やせれば、少しずつでも自分の人生を変えられる実感を得られる。

逆に、学ぶ楽しさが実感できなければ、何をしても無駄だという考えにとらわれるような気がしている。私自身も仕事のことについて「あの担当者が変わらないと何も変わらない」と考えていた時期があった。その時は「新しいことを学んで行動しても無駄だ」、「何もしないほうがいい」と思っていた。そしてその時は自分で人生をよくできるだなんて考えられなかった。

何かのせいにしているときほど、自分が関わる意味を感じられないし、「言われたとおりにやっているのに...」という不満が大きくなっていく。私の人生をつまらなくしているのは私だったことにも気付かず。

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中学生の時に友人が言っていたことがずっと心に引っかかっている。彼は将来の話をした時に、「どうせ俺はバカだから」と言っていた。その言葉は、"俺は自分の人生をコントロールできない"と言っているようにも解釈できる。学校の先生から指導される学校教育くらいで将来を諦めるだなんて(ツバを吐きたくなるくらい)嫌な世界だけど、その友人は本当にそう思って将来の道を狭めていた。

だからこそ、誰もが学んで実践する中で自分の成長を感じて"自分で自分の人生を少し変えられる"と思えたらいいし、それによって行動することに積極的になれたらいい。

学校教育は先生が子供に情報を教えるというイメージがまだ根強いように思う。だけれども、トップダウンで情報を伝達するだけが正義になるのではなく、子供が好きなことを主体的に学ぶことも尊重できる社会になったらいい。それが「頑張ったら人生を変えられる」と思えることにもつながるし、結果として生きるのがちょっと楽しくなるから。




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