書くのが面白い!の正体
夏の始まりを予感させるような気候になってきた。
気温も湿度も高くなってきて、ああ今年もこれからどんどん暑くなっていくんだろうなー。今くらいの気温だったら過ごしやすいのになー。10年前は今くらいの気温がピークで過ごしやすかったなー。なんて話す季節が到来している。
GWはあっという間に過ぎてしまってもう遠い昔のようだ。日記の白紙はなくなりそうな程に減っているのに不思議なことだなと思う。
前から「書くのが面白い!」と思ってはいた。
でも面白いがたくさん混じり合っていることに気づいたのは最近のことだ。きっかけはプロボノで関わっている団体でイベントのレポートを書いたことだった。
その団体では子供向けのトークイベントを定期的に開催していて、私が書いたのはイベントを保護者向けにレポートしたものである。新聞として書くそれは、保護者が参加してくれた子供と一緒に読むことを想定しているらしい。
「団体の役割として原稿なんて書いたけれどやってみたい!」と思った私は好奇心半分、不安半分で役割を引き受けた。これが想像以上にはまり役だった。
保護者や子供が読んで、その人にどうなって欲しいか逆算しつつ「この表現ならこんな風に受け取るだろうなー」と読者のリアクションを推測しながら表現の方向性を考えるのは楽しかったし、読み終わったあとに余韻に浸ってもらうにはどんな構成にしたらいいかなーを考えるのも楽しかった。
ライティングのテクニック本や記事はいくつか読んでいたけれど、それ以上に汎用的なビジネス本やカスタマーサクセスみたいな別分野で知ったことまでが活きて、様々な知識がつながったような瞬間だった。
加えて、その原稿は誰かの役に立つというのである。ある人は原稿を書かなくてホッとしているかもしれないし、ある人はイベント当日を思い出してはにかんでくれるかもしれない。
そんな風に自分が学んだり経験したりしてきたことが人の役に立つということが、よりいっそう楽しい気持ちを感じさせてくれたのだ。
「誰かに喜んでもらうために書く」。日記とは違うそういう経験ができてよかったなと思うし、もっと喜んでもらえるようにもっともっとたくさんのことを知って、文字を通して伝えることを面白いと思えたらいいなと思った。
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