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伝われ!

知人が言っていた。

「全人類の課題:おいしいものを、おいしいと言わず表現する」と。

言葉というのはなんとももどかしい。
「おいしい!」と言ってもその味は伝わらないし、
「たのしい!」と言っても舞い上がる気持ちは共有できない。

「パステルのなめらかプリンがおいしいんだよ〜」とだけ言っても、それを食べたことがない人にはおいしいと思ってもらえない。

なんとも不便なことだなあ。

それでもやっぱり相手に理解してもらいたいし、「この感覚を共有したい!」と思う人はきっと多い。

そのためには限りなく事実に近い表現をして、感覚を疑似体験してもらうのがよいのかな。

例えば、
「AというロールケーキはBのロールケーキよりもクリームが軽い!」と表現したほうが、イメージしやすい。
また、「CよりもDのほうが没頭できる!」と表現したほうが時間を忘れてのめり込める楽しい感覚が分かる。

こういう比較が、つかみどころのない感情表現を伝えるときの入り口になるのかも。

言葉で伝えるって難しい。
だからこそ言葉を一つ一つ吟味したい。
伝えたいことを相手に理解して共感してもらいたいから。

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