『青空に雨』第2話

あらすじ・第1話・目次はこちらから 第2話「長谷川愛」 「あれ、星田君。やっぱり一人なんだ」 　金曜日の放課後、昇降口で靴を履き替えていたら横から女子の声がした。長谷川さんだ。 「……長谷川さんも一人なの？」 「今日は渚沙が委員会でね、私は習い事があるから先帰るの。星田君、お家どっち？」 「駅の向こう側」 「私、駅から電車。駅まで一緒に帰らない？」 「……いいけど」 　なんだか謎の流れだけど、女子と二人で下校するなんて初めての事だから、何を話していいのか分からない。

「青空に雨」第1話

第1話「星田勇気」 　直接青いセロハンを貼り付けたような空からの強い光と、季節を前倒して衣替えしたばかりの制服が、ものすごく強いコントラストを生み出しているから思わず目を細めてしまう。高校生になって初めてのゴールデンウィークを終えた教室では、窓際の席に座る僕の所にもあちこちからウキウキした声が聞こえてくる。 「ねぇユウ、あっという間に6月になっちゃうよー。どう、高校生活は？　好みの女子はいた？」 　同じ中学出身者も少なくない。今話しかけてきた女子ーー小川渚沙ーーもその一

今まで定期的には『Ｘ』と『ホームページ』『YouTubeコミュニティ』でお知らせしてきた【来月の活動予定】ですが、つぶやきにてnoteでも発表していこうかなと思っています。 よろしくお願いいたします🙌

連続アニメ小説「日向荘の人々~日常編」第3話予告動画(フルボイス)

こんにちは、梅本龍です たぶんnoteでは初めてになるのですが フルボイスアニメ(風)の予告動画を YouTubeショートで投稿しましたという ご報告記事です いつも「日向荘の人々」シリーズを ご視聴・応援してくださる皆様 ありがとうございます 連続アニメ小説「日向荘の人々~日常編」 第3話は2024年4月26日(土)20時に YouTubeにて投稿いたします noteでは読切短編の連載を YouTubeではフルボイスのアニメ(風)の投稿を それぞれ月1回の頻度で発信

no.17/彩りと記憶【日向荘シリーズ】（日常覗き見癒し系短編小説）

※目安：4600文字 「そこの小学校、今日入学式だったんスかねぇ？」 「4月だしな。この辺りの公立小学校はだいたい今日が入学式だ」 　時々忘れるけど、メガネくんは役所に勤めている公務員だ。 　4月になって、世の中は新しい季節に入れ替わったような活気に溢れている。……ような錯覚が満ちているけど、ここはいつも通り。俺の生活には特に、一寸たりとも変化はない。 「今はいろんな色のランドセルがあるんすね！　僕の時はせいぜい黒、紺、青、緑…くらいだったけど」 「俺は有無を言わさず黒

連載17話の予告動画を投稿してきました

「日向荘の人々シリーズ」として ・読切短編連載（note） ・フルボイスアニメ投稿（YouTube） などの活動をさせていただいております note連載の読切短編小説版 第17話『彩りと記憶』の 予告動画をYouTubeに投稿いたしました！ 動画の感じは以前とちょっと変更しましたが 台詞ダイジェストは健在ですので タイトルやセリフから色々想像したりして ゆるりとお待ちいただけたら嬉しいです 本編はこちらnoteにて 4月17日水曜日20時頃公開予定です 楽しみにお待ちくださいませ🙌

時を超えると変わるもの

※目安：約1500文字 「大人になってから読み返すと また違った受け止め方ができますよね」 なんて、いう言葉を聞いたり言ったりしたことが もしかしてある方もいらっしゃるんじゃないかな …というテーマで。 1.物語子供の頃に出会った物語を 大人になってから読み直すと 視点が変わって 捉え方が変化することがありませんか 身近な人たちと共感が強かったのが 「星の王子さま」でした 自分の場合、年をとるほどに 主人公でもある飛行士視点が 強くなってきたように思います 多種多様

【1分で分かる/ボイス付き】今からでも間に合う親切で衝撃的な作品紹介

3日間に渡りYouTubeにて投稿していたショート動画を、並べて編集したら、1分解説動画になりました。クセ強ですが、初めての方にも、拙著『日向荘の人々』の空気感が伝わると思います。 こちらは【連続アニメ小説】版でお馴染みのボイス付きです！ 声優さん方は皆さん本当にイケボなので、当初作画に不安を感じていましたが、素晴らしい演技力のおかげで、画面の中の住人たちはゆるゆると日常を送ることができているようです🙌 よろしかったらチェックしてみてくださいませ😆✨

今日はホワイトデーということで、2/14に投稿したバレンタイン話のその後が気になりますねぇ。 うろたえながら名古屋弁で捲し立てていたキツネくんをＸ用に描いてみたので、noteにも投稿してみました😆 ↓第15話『もの恵む人々』はこちら https://x.gd/SxTKv

no.16/サクラ咲く頃【日向荘シリーズ】（日常覗き見癒し系短編小説）

※目安：約4300文字 「桜味スイーツ、だいぶ出揃ってきましたよね！」 　そう言いながらキツネくんはFマートの新作桜スイーツを並べた。 「桜味っていうのは……正解がわからないであるな。そもそも桜自体を食べたことがないから判断に困るである」 「それなー。そもそも桜の味なんて、俺しらねーよー」 「どうも桜茶のイメージしか思い浮かばん」 「桜茶？　初めて聞きましたけど、可愛いらしいっスね！　美味しいんスか？」 「桜色の物体が浮かんだ、塩味の湯だ」 　塩味の湯…… 「うへ〜

自分でフルボイス動画化した自分の小説についてのプレゼン

※目安：約1800文字 こんにちは、梅本龍です 2022月12月にnoteへ初登場した日向荘の住人たち 2023年12月にはYouTubeへの登場を果たし 2024年2月より定期更新をしています 原作である小説版と併せて YouTubeもチェックしていただけると嬉しいです 今日はそんなプレゼンチックなお話 1．「日向荘の人々」とはまず、「日向荘の人々」というコンテンツは 一体どんなものなのか ざっくりご紹介させていただきます noteで読切小説を YouTubeで動画投

3/13更新予定の 【読切短編小説『日向荘の人々』】 連載第16回『サクラ咲く頃』の予告動画を 第15回のラストに貼り付けてきました！ チェックしていただけると嬉しいです🙌 https://note.com/ryoumemto/n/nd2a421f573b2