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哲学ドルチェ

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毎日、コーヒーをドリップして飲む少しの時間だけ考えごとに耽る。その時、書いた文章を“哲学ドルチェ”と呼んでいる。決めごとは一つだけ。大そうな話はしない。たかだかコーヒーの時間であ… もっと読む
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記事一覧

ジュリア、18才

ジュリア、18才。 安らかに眠りました。 最後までいっしょうけんめい生きてくれました。 ジ…

さんぽ部

さんぽ部を立ち上げました。 「さんぽ部」とは、さんぽしながらスペースで対話(おしゃべり)…

幸福の音楽

孫が生まれてひと月が経ちました。 会う度に一回りずつ大きくなってゆくふっくらした命は、確…

カメラは、撮る人を写しているんだ。

写真家のワタナベアニさんの『カメラは、撮る人を写しているんだ。』を読みました。シルキーな…

恋愛は、マナーはあるけどルールがない

「恋愛は、マナーはあるけどルールがない」とか言うでしょう。 あれは恋愛に限ったことではな…

自信はなくとも、勇気は出せる

手に持ったゴミを捨てたい時のことを思い浮かべてください。 目の前には川が流れています。清…

受取り方の違いへのスタンス

詐欺広告や迷惑メール。 目にした時に「こんなの引っかかる人いるの?」と思いますが、実際に騙される人もいるのですから、人によって物事の受け取り方は全く違うことがよくわかります。一見フラットに見えるので錯覚しますが、SNSで議論が難しいのは見ている世界が違う人たちが混在していて、それぞれが主張し合うからなのだと思います。 * 以前、「コーヒーがほんとに好きな人しか来なくなるコピーを書いてくれ」と依頼されたことがあります。求道的にコーヒーを表現しているオーナーさんで、自分の感

敬意の裏地には、謙虚がある

豊かなコミュニケーションは、ただ“声をかける”だけのものではありません。 「対等な関係性…

愛する力を信じる人へ

昨晩、妻から「あなたが夫でよかった」と言われた。また、あらたまってどうしたのだろう。その…

ゆるす

新年、お祝い申し上げます。 昨年は『ダイアログ・ジャーニー』でいろんな人と出会い、対話の…

嫌われ者への賛歌

大人を何年か経験すると、どんなことをすれば人に嫌われるか大体わかってくる。 だから、ぼく…

アニさんとのリアル対話パーティ

先日、はじめてのリアル対話パーティを開きました。 会場は、サンクチュアリ出版のイベントル…

おいしい空気をつくりたい

旅に出て、人と話して、おいしいものを食べる。 食事は、環境に依存する。どうしても食材や調…

THINK122【谷尻誠×佐藤可士和】

『THINK』に行ってきた。 それは、建築家の谷尻誠さんが主催するトークイベントであり、“考える”を考えるための空間。「行為が空間をつくる」と誠さんは話す。40cm角の発泡スチロールを散りばめただけの空っぽの部屋。人が座れば椅子となり、台にすればテーブルとなる。誰かがスピーチすれば講演会場となり、ミュージシャンが演奏すればライブハウスとなり、料理人が食事を振舞えばレストランになる。まさに、“行為”が空間に名前を与えるのだ。 誠さんの考え方は、いつだって刺激的でおもしろい。