佐野 諒太

シンガーソングライター。アコギ屋の店員。音楽オタク。 勉強したことをアウトプットしてい…

佐野 諒太

シンガーソングライター。アコギ屋の店員。音楽オタク。 勉強したことをアウトプットしています。超個人的な記事なので、お店とは一切関係がないです。

最近の記事

Headwayの風が吹いている

 Headwayというアコギブランドはご存知だろうか。ディバイザーという会社が持っているブランドの一つで、エレキギターだとmomose、ベースだとBacchusという名前のブランドをやっている。店員をやっていて思うのは、最近Headwayの風が吹いているということだ。  というのも、円安やら戦争やら諸々、日本国力の衰えやら、私は経済に詳しくないので良くわからないが、とにかく数年前に海外製のアコギが一気に値上げした。その値上げ幅はざっくり10万円程度。基本的にアコースティックギ

    • 最近のはなし

       最近は自我がどんどん薄れている感じがする。  どんな音楽を届けたいのか、どんなふうに活動していきたいのか、どんな音楽が作りたいのか、歌いたいのか、そんなことが全く見えなくなってきている気がする。きっと聞く人にとってはそんなことどうでもよくて、ただ良い曲を聴きたいと思っているだけだと思う。  合唱曲とかって、笑っちゃうほど美しい言葉が並べられていると思う。小学生や中学生の頃は歌っていて何も違和感がなかったし、楽しかったけど、大人になって歌ってみると恥ずかしかったりする。でも

      • トップ材による音の違いについて

         アコースティックギターにおけるトップ材とは、正面に見える一枚板のことだ。ホールが空いていて、音が飛ぶ方向を向いている板である。この板の振動を通して音を前に飛ばすので、使用する木材によって当然音が変わってくる。代表的なトップ材は以下だ。 ・スプルース  最もオーソドックスな木材。色合いは白っぽい黄色。低音から高音までのバランスが良い。サイドバックに使う材の特性を、変な味付けなく前にしっかり飛ばしてくれる印象。また、産地によって名前の頭に色々つくことがある(例:イングルマン・

        • マーチンの音の秘密(考察)

           マーチンのギターはやはり独特の存在感がある。D-28に始まり、アコギを弾き始めたことがある人はもちろん、ギターを知らない人でも一度は聞いたことのあるメーカーかもしれない。  実際、マーチンのギターは何がすごいのか。他のギターと弾き比べてみないと何ともいえないのだが、私が思うには、音に圧倒的な存在感がある。具体的には倍音が多く、音の成分が多いと言えばイメージしやすいだろうか。それゆえに同じコードをジャーンと弾いたときも、マーチンを弾いたときはしっかり前に出てハリのある、少し

        Headwayの風が吹いている

          Songwriterというギブソンのダークホース

          ギブソンJ-45はマーチンD-28と並ぶアコギのレジェンド的なギターだ。J-45は中域に温かみがあり、しっかりストロークすると太くてガッツのあるサウンドが出る。他のメーカーのギターには出せない、いわゆる"らしい"音が出る。 例えばRECで使いたい音のイメージがギブソンっぽい場合、他のギターでもぽく弾けるけど、やっぱりギブソンのギターを使う方が早い。最近読んだ記事だと、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」の左でなっているアルペジオはマーチンD-35をギブソンっぽく弾いたものらし

          Songwriterというギブソンのダークホース

          歌とギター選びの話

           ギターを選ぶときに見た目は重要なファクターだ。変えようと思えば変えられるけど、ものすごく手間と時間がかかるので基本的には変わらないと思って買うことになるだろう。一定以上のお値段を出しておけば悪いギターに出会うことの方が難しいので、あとは見た目とフィーリングで選ぶのが良い気がする。  一方でプレイヤー側の視点に立てば、欲しい音から選ぶという選び方もある。私の場合は自分が歌を歌うので、それに合うギターが欲しいなと思ったりもする。以前Gibson J-45を所有していたのだが、

          歌とギター選びの話

          新生活も慣れたでしょうか

           どうもです。シンガーソングライターの佐野です。仕事が変わり、引っ越しも済んでひと段落しつつ、そこら辺の疲れがどっと来ている今日この頃。新入社員の皆様は改めてご入社おめでとうございます。新学年の学生さんも同じくおめでとうございます。桜の木もすでに散り始めてますが、新生活は楽しめているでしょうか。今日もこれから友達とお花見をするというお客様が来てくれました。出会いも増えるこんな時期に、新しいギターとの出会いもいかがですか。イケベ楽器でお待ちしてますよ。  さて、一昨日はライブ

          新生活も慣れたでしょうか

          コア系の木材を使ったギターがいい感じ

           アコギのお店に行ったことがある人なら見たり聴いたりしたことがあるであろう、ローズウッドやらマホガニーやら、というのは木材の名前である。前者を使った代表的なギターがMartin D-28、後者はGibson J-45である。ローズウッドをボディで使うと、全音域がバランスよく出つつ、中音域が控えめになるような音が出る。マホガニーをボディで使うと、ローズウッドに比べて中音域がしっかり出るようになり、温かみのあるサウンドになる。というのが私の見解。  アコギ店員になりさまざまな木

          コア系の木材を使ったギターがいい感じ

          キャロルキングが良すぎた

           どうもです。シンガーソングライターの佐野です。引っ越し日が迫ってきていますが、まだ何も荷造りしてなくてヤベェけど知らないっす。  ここひと月くらい、人から教えてもらったアルバムをスーパー聴きまくっていたのですが、そのラインナップの中でも「キャロルキングはやべぇよ」と言われました。一回聴いたことあるような、ないような、と思いながら名盤「Tapestry」を聴くや否や、終始ニヤニヤが止まらない。71年のアルバムなので、下手にシンセサイザーは入っていない。ピアノ主体のバンドサウン

          キャロルキングが良すぎた

          結束バンドとかいうアルバム

           久しぶりに弾き語りで動画を撮って出した。編集ソフトで別録りの音声とくっつけるのだが、そのときに同じフォルダに入っている数年前の動画のサムネイルがチラッと見える。そして気づく、ここ数年やることが変わってない笑。いつも自分の好きな曲を歌ったり作ったりしてきたが、歌う曲も歌い方も着る服も何もかも変わらん笑。新しく撮った動画も、数年前の動画も、サムネイルをちらっと見て、とても売れると思えない印象で自分でも凹むが、まあいいだろう。男は中身で勝負!(白目)  タワレコにCDショップ大

          結束バンドとかいうアルバム