自由律俳句　＃146

【水に触れている時に限って鳴る電話】

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手を洗っている時、洗い物をしている時、
そういう時に限って、
ポケットの中でスマホがブルブルしていたり、
テーブルの上でピロピロ鳴っていたり、

あー、ちょっと待ってくださいねー。
今、手に付いている泡を急いで流しますからねー。
あと、ちょっと簡単に手を拭かせてくださいねー。

スマホが濡れても影響がない程度の水気の手になりたい。
防水機能はあるのだろうが、なるべく濡れ手で触りたくはない。

そして、その間に電話は大抵鳴り止んでいる。
いつもそうなってしまう。

あー、しょうがないなーと思って、
私は電話をかけ直すのではなく、手を洗い直す。
そしてすぐにまたブルブル、ピロピロ鳴り始めるスマホ。

さっきのタイミングで、かけ直せよと思われるだろうが、
私は基本的にプライベートの電話はすぐに出ません。
奥さんとかのは出ますが、基本的にかかってくるのはすぐに出ません。
(ご安心ください、仕事中はしっかりと電話をかけたり、出たりします！)

電話は苦手というか、めんどくさいというか、
「今、どこにいるの？」とか本当にやめてほしい。
とりあえず要件を言いたまえ！
なんで私の現在位置を教えなくてはならんのだ！
いいから要件を言いたまえ！何が目的なのだ！

こういう感じのやりとりが苦手、嫌い、もうこっちに来ないで！

取り乱しました。失礼しました。
結局、すぐに電話に出ないなら、
手が水に濡れていても、そうでなくても関係ないですね。
私はもう、焦らなくて済むのだー！
自由だー！

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