サステナブルとかエシカルとか、とかとか

今回はSDGs、サステナブルやエシカルについて書きたいと思う。
ファッションに関わる人間が避けては通れないのがSDGs、サステナブルやエシカルと業界のこれからに関わる問題だ。

SDGsというのは“持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs) の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。(外務省より https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html )”

なぜ今どこもSDGsについての取り組みを頑張っているかというと2030年まで時間が無いからだ。貧困、飢餓が無くなったというニュースは聞かないし、経済成長がいい調子で進んでいるかは日本にいれば答えは出る。17の項目はどれも簡単に解決する問題ではなくもう時間がないのだ。世界規模で夏休み終了1週間前課題手つかず状態。

17の項目全てがファッションと関係するわけではないが環境問題や大量の水、エネルギー、人手を必要とするファッション産業と深く関わるものも多くある。13~15の環境の問題、7~12の労働環境に関する問題など。一般的な、川下しか見えないエンドユーザーはファッション業界が華やかなものだというイメージが強いかもしれないが、その実態は縫製現場のビルが崩壊し犠牲者が出たり、新彊ウイグル自治区の綿で強制労働の可能性が指摘されたりなど衝撃的なものがある。だが、ファッションが好きだからこそこのようなニュースに心を痛め、改革を進めようと動く人もおり理解し、力になれることもある。

私自身はファッションは5番のジェンダー平等について根本的な社会にある意識の改革まではできなくとも、フェムテックという分野で女性を応援し、力になれるとも思う。サステナブルやエシカルというのもSDGsの項目を達成するための1つだと感じる。

サステナブルについては多くの人が知っているとして、エシカルはどうだろうか。
エシカルとは「倫理的な」という意味がありこれはサステナブルのようにエコに取り組むというよりも労働環境を整えたり、エコファーを使用したり、自然由来のレザーを使うことがそれに当たると考える。
いくつか例を挙げると

サボテンから作られるサボテンレザー
https://lovst-tokyo.co.jp/2020/03/10/materials-note-cactusleather/

素材同士がくっつくバナナレザー
https://www.instagram.com/p/CJ5BwWyBMIu/?utm_source=ig_embed&ig_rid=9650e99d-39ad-49b9-8983-c78cf1890917

ダブレットが人口マッシュルームレザーを使用したアイテムを発売
https://www.wwdjapan.com/articles/1238454
などなど。

まだまだ自然由来のレザーは一般的ではないし本革という言葉にロマン、魅力は感じる。だがそれも今まではレザーと言えば動物由来で、それをかっこよく身に着ける人を見てきたこその思い込みにすぎにない。「本革=かっこいい」の感覚は時代遅れのステレオタイプと化す日が来るかもしれない。
なにも動物由来のレザーが絶対悪なのではない。今動物由来のレザーアイテムを所持している人がそれを捨て新たに植物由来のレザーのものを買えば、ものを長く使い続けることでサステナブルに貢献するという点に反している。

どれも一筋縄にいかない問題だが一人ひとりの意識で世界に変化をもたらせるということを私自身考えていきたい。


あとがき

また臭い感じで最後を閉めちゃいました。私自身多くの知見があるわけではないですが、色々と書いてみました。それにしても植物由来のレザーってすごいですよね。特に素材同士がくっつくというバナナレザーが気になります。将来的には全てのレザーは植物由来になるんでしょうか?そうなったら本革の位置付けはどうなっているのかも気になりますね。新品の動物由来のレザーは違法で、今まで製造されたものが高額で取引されたりでしょうか?そうなると時折悲しいニュースも出そうですが食用の家畜から作ったりは認められたりしそうですね。植物由来のレザーに詳しい方がいましたらぜひ意見を聞いてみたいです。

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