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カシオの電子辞書エクスワードを買う


中古です。2012年製です。


もうシャープの電子辞書ブレインを3台持ってるんですよ。

辞書ひきはもちろん、テキストメモ用とイラスト用と予備。


でも今回購入したエクスワードはブレインにないコンテンツがあります。

それは青空文庫の作品集があること。

日本文学1000タイトル+海外作品(英語)1000タイトル。

青空文庫で読んでもいいし、Kindleで探せば無料で読めます。

が、まとめて入っているのは嬉しい。


以前もカシオのエクスワードの高校生モデルを持っていました。

ちょうどコロナ禍の巣ごもり中で、大量のLPとか世界文学作品集とかを集めていたとき。

そのタイミングで偶然エクスワードを中古で買って、吉川英治著『宮本武蔵』を読破しました。

ただ、途中まではエクスワードで読んでいたのだけど、目がひどく痛くなって。

途中からは無印Kindleのバックライトなしの画面で読みました。

E Inkでバックライトなしの画面が最高ですね。


今回は林芙美子著『浮雲』がちょうど読みたいタイミングだったことと、

エクスワードがフリマアプリでポツンと売れ残っていたので、これも何かのご縁とポチり。


エクスワードシリーズは人気だけど、種類が豊富。

中学生モデル、高校生モデル、大学生モデル、医療系、ビジネス、教養などなど。

今回買ったモデルはテレビ通販のオリジナル版として売られたものらしい。

型番で検索してもなかなかヒットしない。だから売れ残ったのかも。


中古だけどワンコインで買えて、この作りはすごい。

さすが当時3万円で売られてことはある。

一般教養タイプは主に大人向けのもの。

高校生モデルはなかば強制的に3年間使い込まれるけど、

一般教養モデルはほぼ使われていないものが多い。

美品だったので得した気分だったが、電池蓋をあけてガッカリ。


エネループが入れっぱなしで液漏れしてましたよ。

事前に教えてほしいこういうこと。


フリマアプリで配送方法が「未定」のもの、気をつけたほうがいいと思ってます。

商品説明が雑な事が多くて、しかも万一送られてきた商品に不備があってもクレームや悪い評価をつけづらい。

なぜなら匿名配送でないため、相手に名前、住所、連絡先を知られているから。

今回もそれで失敗しましたよ。


電池は廃棄、電池入れをエタノールと綿棒で何度も洗浄。

電池稼働の中古品は乾電池がつかえるので専用バッテリーで動くものより使いやすいけど、液漏れだけはカンベンです。

中古品を買う際は、電池周りも確認したほうがいいです。


一般教養モデルは国語、英語等のベーシックな辞書とあわせて、暮らしに役立つ辞書がたくさんあっていい。

お薬事典とか、ペットの病気事典、和歌や俳句などなど。

ただ読み物としては、はじめに検索ありきの作りなので、読み物としては不便。


今回また古典作品シリーズが収録されているので、早速読み始めました。

小林多喜二著『蟹工船』。

教科書レベルで名前を知っているレベル、未読だったので読み始めたら、ぐいぐい読めるじゃないの。

沢木耕太郎の作品や、漫画『海猿』を読んでいる時のようなぐいぐい引き込まれる感がある。


1920年代の蟹工船の中の劣悪な労働環境やハラスメントの原点みたいな発言がバンバン登場してくる。

下っ端の船員たちははだしのゲンばりに「ギギギ」と歯を食いしばってふざけんな!してる。

『蟹工船』は今読んでも面白いし、読みやすいです。


ただやっぱり、目が痛い。

半日夢中で読んでたら目がシパシパしてたまらない。


偶然SNSでみつけたハックで、iPhoneでスロー撮影するとモニターや照明のフリッカーがわかるらしい。

何気なく撮影すると、エクスワード、ちらつきまくってるじゃないですか!


筋入る入る!


ちなみに手元にあった怪しいものをチェックしたけれど、

ダイソーのUSBミニライト
エクスワードのライバル機のシャープブレイン
MacBook Air

どれもちらつきなし。


先代のエクスワードで目が異様に疲れたのも、ちらつきが原因かもしれない。


ネットで調べたところ、フリッカーはもともとLEDライトの長寿命化、そして省電力に貢献してるらしい。

また経年劣化によっても起こるらしい。

そもそも10年以上前のモデルなので、たまたまハズレの機種だったか、劣化が原因かもしれない。


というわけで今回のエクスワード、ついつい電子辞書ってお手軽でいくらでも検索の検索ができちゃうから、読みすぎてしまうのだけど、読みすぎ危険、ダメ絶対です。目がショボショボになります。

読み書き好きにとって目は財産ですよ。


古典文学コンテンツてんこ盛りなのでエクスワードを選んだのに、読書に不向きなのはツラい。


電子辞書は年代やモデルなど、複数台持っていても、内蔵コンテンツによって検索結果に違いがあるのが面白い。

ペット事典やお薬事典は手元の電子辞書には内蔵されてなかったので、今回入手したエクスワードはちょい調べ用ですね。





今回フリマアプリで購入した一品。
大人に嬉しいコンテンツ山盛りで文学集まで収録してます。
ただ僕の手元のやつは画面のちらつきがあり、長時間の読書向きではありませんでしたよ。とほほ。
この作りで画面が目にやさしくて、テキストメモもできたら最高だなって思える作りなだけに残念。
通販限定モデルなので型番が認知されてなく、中古で割安で買えそうです。


数千円で買える、電子辞書+ポメラがわりの一台をお探しならこれ。
動作もモッタリせず、テキストメモ機能が標準装備。
慣れるまで癖があるけど、慣れたら速打できます。


上のPW-A7200よりも若干もたつきはあるものの、テキストメモ標準装備です。句読点が物理ボタンで押せるのもいい。
この2010年あたりの電子辞書、発売年が古いほどしっかり高級感があります。


中古電子辞書好きとして次に狙っているのがこちら。
片手で最小限の検索ができるというもの。
右手に文献、左手で検索と良さそうじゃないですか。
タマ数少なめでお値段はそれなり。
気長に探します。


ガッツリ書きたい人はポメラでしょう。
最新モデルのDM250は価格が下落傾向。
2022年発売だし、そろそろ新型発表か?と密かに期待してます。
新型を待つか、それとも割安感のある現行型を狙うか。


うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。