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Colorful日記 〜 Relay編

先日noteにUPしたTeam Coca-Colaテーマ曲「Colorful」が世に放たれるまでの756日を綴った『Colorful日記』、大変たくさんの皆さまにご購読 及び 好評を頂きました。


ちなみに「Colorful」は、14組のアーティストが、人種や性別・世代や国境を越えて全ての人々に向けたアンセムとして歌って頂いたこんな楽曲でした。


さて、今回は皆さまに是非お知らせしたい続編映像があり、再び筆を取った(キーボードを叩いた)次第でございます。


それがコチラ!本日12月9日に公開された動画「Colorful Relay」…


皆さまご存じのように、本来は聖火リレーランナーが全国各地を巡り、毎夜各地で行われるイベント「聖火リレー・シティーセレブレーション」が用意されていました。そしてその場では、地元の高校生を中心にさまざまなパフォーマンスが披露される予定でした。

実はこういったイベントに向けて、2019年末にはボーカルレコーディングやミックスこそまだ仕上がってはいなかったものの、楽曲のフレーム自体は完成していたため、高校生がパフォーマンスするブラスバンドやバンド演奏用の譜面などを既に書き起こしておりました。また、ダンスパフォーマンスの為のダンスミックスの制作や、プロによるハワイアンver.のレコーディング/制作など、あらゆるシーンにおいてこの楽曲「Colorful」で大会を盛り上げる準備を多角的に整えておりました。

ところが当初の2020年のオリンピックは、2021年に延期。その間に卒業してしまい参加が叶わなかった学生さんもいらっしゃるでしょう...。また全国108都市で開催されるはずだったシティーセレブレーションも、実際に開催が出来た地域はたったの57箇所でした。

たくさんの学生さん達の発表の場が奪われ、そして積み重ねてきた努力や練習も虚しく我慢のオリンピック・パラリンピックとなったのでした。


しかしながら、Team Coca-Colaは諦めなかった….!!

こう言った学生さんたちの無念を少しでも晴らせないか、何か想い出に残るアクティビティーは出来ないだろうか…色々な議論や意見交換が行われるなか、この「Colorful Relay」プロジェクトがバタバタと立ち上がりました。


この映像は緊急事態宣言の明けた11月に、ものすごい短い制作期間で撮影・収録、そして編集まで行われたものです。

ご出演いただいた全国の学生の皆さまはもちろん、先生方・指導者やご家族の理解と協力なくしては成し得ないプロジェクトだったと思います。そしてスタッフの皆さまの最高なお仕事っぷり...本当に有難うございます & お疲れ様でした!


映像の中ではテロップにて、以下のような言葉が綴られています。

2021年夏、日本全国の若者たちが、TEAM Coca-Colaのテーマ曲「Colorfulを
パフォーマンスする予定でした。
しかし急速に広まる感染症の影響で、パフォーマンスを披露できたのは
108校中57校。半数近くの学校はステージに立てませんでした。
参加校のパフォーマンスを間近に見てきた私達は、その情熱に心打たれ、
ステージに立てなかった若者たちの想いも未来に繋げたいと考えました。
発表する場がなくても積み重ねてきた、
見えない努力を 見せつけよう
この一度きりの青春を、
私達は一生忘れない。
諦めるしかなかった悔しさも、
人知れず流した涙も、
それもまた青春、なんて
割り切ることなんてできない。
いろんな個性で、一つのチームに。
We’re on One Team



さて、私はといえば役得で恐縮ながら、皆さまより一足お先にこの映像を鑑賞することが出来たわけですが、彼ら彼女らのひたむきな演奏やダンス、書のパフォーマンス、集合写真の凛とした表情、そしてそれとは対照的に笑顔で走り去るエンドシーン….どこを見ても熱く込み上げるものがありました。実際私は嗚咽と共に声を上げて泣きました。(いいおじさんがすみません。。。)

その時期の私は、お仕事でなかなか大きな問題と悩みごとを抱えており、孤独や葛藤と格闘している真っ最中でした。


そんな中、ひたむきな高校生たちの姿や、青春の真っ只中にコロナと対峙しなければならなかった彼らの姿を見て、涙が止まらなかったのです。

沢山積み重ねてきたであろう練習、そして皆の前で発表する一生の思い出となるはずの晴れ舞台を奪われ、どれだけ悔しい思いをしたことか…そうした彼らのほとばしる情熱が画面越しにありありと伝わってきました。


私はよく「曲がヒットする」ということは、「作曲者やアーティストの曲」から「みんなの曲」になったその瞬間のことを指す、と取材やインタビュー、そして若手作家の育成やアーティストと向き合う機会で事ある度に言い続けてきました。

「Colorful」は、リリース当初は間違いなく14組のアーティストと私ども(今井SUNNY BOYJUNUTA)作曲家によって紡がれた曲でした。しかし、この彼ら彼女らが演奏する「Colorful Relay」の映像を見て、「あ、みんなの曲になったのだ….」と直感しました。

そもそも自分の曲に自分が励まされたという経験は、25年以上に及ぶ私の音楽家人生においても極めて稀な出来事でした。


そう、楽曲のイントロが流れ始めたその瞬間に理解したのでした。「あ、この曲はもう完全に私の手を離れたのだ…」と。この映像をもってこの楽曲は本当の完成をみたのです。

前回のColorful日記で、「楽曲が世に放たれるまでの756日間」と書きましたが、そこから更に150日…、計906日に渡る長〜い長い私の「Colorfulの旅」は、遂にやっと幕を閉じたのです。

つまりは、Relayのバトンは皆さまに受け渡されました。これからは、皆さまがこの楽曲を愛でて、歌い継いでくださると作曲家としては最高に幸せです。


今井了介 (TinyVoice,Production)

【Colorful】

音楽配信:https://lnk.to/Colorfultcc

ミュージックビデオ:https://youtu.be/2oGy6q3T9x8


【チーム コカ・コーラ公式チャンネル】

https://team.cocacola.jp/

https://twitter.com/teamcocacola

https://www.instagram.com/teamcocacola/

https://www.youtube.com/teamcocacola


【今井了介 SNS】

instagram:https://www.instagram.com/ryosukeimai/

twitter:https://twitter.com/ryosukeimai


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