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Jeff Beckが、、、ショックすぎる。

朝からショックを受けています。突然すぎます。

言葉になりません。仕事にも力が入らない一日でした。

日本では3大ギタリストのうちの一人として呼ばれていますが、この3名のなかでは、私のなかでは、ダントツでJeff Beck先生でした。
なかでも、Jeff Beckは、音楽性からしても、圧倒的にギタリストからの支持が強いんだろうと思いますが、私にとってもそうでした。

「好きだったギタリスト」、「影響を受けたギタリスト」10人のうちの一人に入ります(いえ、私が影響を受けたからと言って、どうということはないんですが、まぁ、それほど好きだったというを書きたいだけなんですが、、、。)

Jeff Beck先生を評した「ギタリストにはJeff BeckとJeff Beck以外のギタリストがいる」と言う有名な言葉がありますが、まさにワン・アンド・オンリー

トリッキーなフレーズ、瞬間的な技の切れ味、右手のトーンコントロール。それらを合わせて繰り出される唯一無二な音!。

そして、時に「切り裂くような音」で私たちを驚かせ、「時にエモーショナルに歌う」「時代と共に、過去の自分を超えていく姿勢」そう、他人ではなく、自分を超えようとする姿勢が凄かった。ほんとにすごいギタリストだった。でも、マイペースで、謙虚。

ジミヘンや最近のテクニカル系ギタリストとの比較になると、謙遜とも自虐ネタを言えるような言葉でかえす。「いや、言いたいことはわかるんですが、あなたのようにはだれも弾けないんです」と、インタビューとか読みつつ、いつも突っ込んでました。もちろん、ご本人はそれもわかっておられてのコメントなんだと思いますが。ほんとに向上心が強く、ギターが好きなんだなと。

個性が強く、ギターの出音の存在感が強いので、普通のボーカリストだと食ってしまうほどのギタリストですが、同時に、圧倒的にエモーショナルで歌うギターでもある。

私はどっちかと言うと、バンドアンサンブルのなかでのギターが好きなタイプなんですが、Jeff Beckは別でした。ギターのためのバンド!。これもありだし、それを成立させるだけの個性。

聞くたびに「何だ今のは」「どうやって弾いてるんだ」と突っ込みながら聞きました。

唯一無二のトーンはほんとに神業でしたし、必死に研究しましたよ。

「絶対に真似はできない」とはわかっているし、真似したところで、オリジナルは超えられないというギタリストではあるんですが、ギタリスト目線で見ると、凄いことだらけで、なにかしたらそこから吸収しようと、研究していました。

特に、ピッキング、右手のニュアンスはあなたから多くを学びました。「ほんとうにありがとう」と言いたいです。

あなたはきっと、Les Paul さんのように、80歳超えても、ギターを弾き続けてくれるんだろうと勝手に思っていました。それだけに、突然すぎました。

2017年のライブは妻と尼崎アルカイックホールで見たんですよね。4列目だったので、アンプからの生音が聞こえて、今でも耳に残っています。
写真は、その最後の来日の時にこっそり撮影したものです。

今年は来日してくれるかなと期待していたので、ほんとに悲しい。

ギタリストとしての私にとって、Jeff Beckは「永遠の師匠であり、永遠のギターキッズ」です。ギターが好きな少年がそのまま大人になって、「ギター好きのまま、ずっと生き抜いた」というか。

「哀しみの恋人たち」は、折に触れて弾き続け、ずっと練習してますが、未だに、あの曲はうまく弾きこなせません。いつか、なんとかものにしたいと思っていますが、いつになるやら、、。

Jeff Beck先生、ギター精進します。

最後に、ご本人の素晴らしい演奏と私のカバーをはっておきます。普通のギタリストがこの曲をエレキギター弾いたら、下手すると茶番になります。そこをなんて感動的な演奏何だろうか。

ありがとう。そして安らかに!

以下、追加で付け加えたものですが、追悼と感謝の気持ちを込めてSituationのカバーをSoundクラウドにアップしました。

YouTube用に準備していてまだ、撮影してなかったもので、音声のみですが。

その後、急遽、People Get Readyを追悼演奏してYouTubeにアップロードしたものです。



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