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"People Get Ready" Jeff Beck ジェフベック 追悼 / 国内外のミュージシャンによるコラボ。

今回は、ジェフ・ベック追悼として、People Get Readyをやってみました。


先日のJeff Beck先生の訃報は、あまりに突然であり、あまりにも悲しい知らせでした。
数日は、ちょっと落ち込んでいましたし、音楽仲間の友人たちとも、メールやらLineやらで慰め合いました、、。

と言う流れの中で、やはりここは何かジェフ・ベックから取り上げたいなと思い、色々考えたのですが、今回は、追悼と言う意味でも、ジェフが盟友のロッドスチュワートと、当時、久しぶりに共演した「ピープル・ゲット・レディー」が良いかなと思い付きました。

そこで、Stuと友人のボーカリストに「複数vocalでのコラボでPeople Get Readyをしたいんだけど、歌ってくれる?」と持ち掛けました(オリジナルはカーティス・メイフィールド/インプレッションズですが、今回は、趣旨的にロッドとジェフベックによるカバーの方です)。

と、提案してみたものの、Jeff Beck先生ですから、弾いてみないと、どこまでやれるかは自分でも自信がなかったのですが、でも、やってみようと思いました。

キーは歌のキーの関係もあったので半音下げています。それ以外は、極力、原曲(ジェフベックのバージョン)に近い感じでやってみました(ただ、後半に少しアレンジを入れています)。

<今回のコラボのメンバー>
・まず、お馴染みのアメリカ人ボーカリストのStu(スチュー)
・それと、新参加のKIMI SHEEDA(キミ・シーダ)
・そして、コーラスのCaolin(うちの奥さん)の
3名という豪華なメンバーです(笑)。

こういう感じでやるのは初めてでしたので、とりあえず、それぞれのボーカルをラフに歌ってもらって、私の方で、適当にパート分けし、編集したのをきいてもらって、それぞれが歌う部分を調整し、デュエット風にしました。

Kimiの方は、ライブレコーディング&撮影です。
Stuはだいたい、部分的に修正するか、別撮りのようなので、そこはおまかせしています(彼は、あまり撮影は好きではない様で、私とのコラボの時だけ撮影してもらっているので、無理は言えません…笑)

<コーラスのアレンジ>
コーラスのアレンジはStuが考えてくれました。

<新しいボーカリストKIMI SHEEDA氏について>
この人は、私の沖縄で音楽をしていた時の相棒です。私たちが一緒に音楽をやるのは実に30年ぶりです。この話は長くなるので、今後、彼と別の曲をコラボする際に書くことにしますが、数年前に、再交流をし始めて、最近、コラボの準備をしているところでした。それで、そっちより先に、こっちに参加してもらい、YouTubeデヴューしてもらいました(笑)。

皆さんに、彼の個性的なボーカルを聞いてもらえるのは、私にとってもとても嬉しいことです。

名前だけみると、どこの国の人かわからないかもしれませんが日本人です。

うちのチャンネルが英語でやっているのもあったので、私の方からStuに「なんか英語圏の人にわかりやすそうなニックネームってある?」と聞いて、後は、本人の、本名と融合しました(ご本人と彼の奥さん、Stuの合作です)。

<ギターの話>
今回は、Jeff Beck先生の曲ですから、Jeff BeckモデルのStratocaster(ストラトキャスター)を使っています。

アンプは、AXE Fx ⅡXLから、リードの部分はMarshall(マーシャル) 1987X。クリーンの方はFender Twin Reverbを切り替えて使っています(贅沢!)。

アーム(英語ではワーミーバー)をつかっての繊細な演奏には、このギターは欠かせませんね。難しいですがw。

しかし、やはり難しいですね。音の立ち上がりのはやさ、トリッキーなフレーズ、音の長さの制御、ピッチコントロール、繊細なニュアンスから大胆なえぐい音への切り替えの瞬間技、微妙なアーミング、ピッキングハーモニクス。これらが入れ替われたちかわり出てくるので、覚えるだけでも大変でした。

それと、Jeff Beck先生のカバーですから、指弾きです! ピックは使っていません(動画の最後に、ジェフ・ベックのピックの動画も入れましたが、これは彼のジョークも書かれた使っていないピックです…笑)
後は、ボーカリストが皆、立っている映像ですので、私も立って弾きました。

余談ながら、複数カメラで撮影していると、どうも「弾いているふりでしょ?」とか「修正しまくっているんですよね?」と言われることが多いのですが、ギター2本の個所はオーバーダビングはしていますが、映像のある個所は、未修正のライブ収録です。こういう曲は、逆に弾いたふりの方が難しです(笑)。

今回は、久々にカメラ3台で、手元も映るようにしてみました。まぁ、ご本人ではないから、価値はありませんが、せっかくなので、そうしました。ただでさえ難しいのに、カメラも意識しながらとなると、なかなか大変でしたが、なんとか許容範囲かなとはw。

<その他の楽器>
ギター以外の楽器は、全て私がやっております(今回は、ドラムは打ち込みですが、それ以外は実演奏です。ただ、色々入れると映像の要素が多くなりすぎるので、ベースなどはいれませんでした)。いつものことながら、DAW(DTM)は、こういう時には強力ですね。

<エンディングのアレンジ>
これは、ちょっとJeff Beck&Rodバージョンとは違っていますが、追悼なのと、Stuの考えてくれたコーラスが、ゴスペル風だったので、原曲(インプレッションズやカーティス・メイフィールドのバージョン、アレサバージョンを元に、思い付いたアイディアです。自分的には気に入っています。

<歌詞>今回は、歌詞もつけてみました。
翻訳まで動画に入れるとごちゃごちゃになるので、翻訳はこちらに掲載しておきました。一応、私が翻訳しました。

ちなみにStuは、若い頃、「ボーカリストになるかキリスト教の僧職の道に進むか迷ったことがある」そうです。ですので、歌詞も、「Faith」の部分を「信じる心」ではなく「信仰」。「Lord」の部分を「主」と、直訳風にしました。

People Get Ready

People get ready
there's a train a comin'
You don't need no baggage
You just get on board

みんな準備するんだ
列車が近づいてくる
荷物は必要ない
ただ乗り込むだけさ

All you need is faith
to hear the diesels hummin'
Don't need no ticket
You just thank the Lord

必要なのは信仰さ 
ディーゼルのハミングを聞くために
チケットは必要ない
神(主)に感謝するだけでいい

So people get ready
for the train to Jordan
Picking up passengers
from coast to coast

だから、みんな用意はいいか
ヨルダン行きの列車に乗るんだ
乗客を拾い上げていこう
津々浦々をまわって

Faith is the key
open the doors and board 'em
There's hope for all
among those loved the most

信仰が鍵だ
ドアをあけて彼らを乗せよう
すべての者に希望があるんだ
最も愛されている人々の間には

There ain't no room
for the hopeless sinner
Whom would hurt all mankind
just to save his own

部屋が無いのは
改心する見込みのない罪人だけだ。
そうした者は全人類を傷つけるだろう
自分だけが助かりたいがために

Have pity on those
whose chances grow thinner
For there is no hiding place
against the kingdom's throne

憐れを持とう
機会をすり減らしてしまう者を
もう隠れる場所もないのだ
王国の玉座に対しては

People get ready
there's a train a comin'
You don't need no baggage
You just get on board

みんな準備するんだ
そこに列車が近づいてくる
荷物は必要ない
ただ、乗り込むだけいいんだ

All you need is faith
to hear the diesels hummin
Don't need no ticket
You just thank the Lord

必要なのは信仰だ
ディーゼルのハミングを聞くために
チケットは必要ない
主に感謝するだけでいい

I'm getting ready.
私は、準備しているんだ

次はStuとのコラボによるドゥ―ビー・ブラザーズの「Liten to the music」の予定です。Stuとはやりかけの曲が色々あるんで、それらもぼちぼち完成させていく予定ですが、今回は、やはり、これをやるべきかなと思ったので、こちらを優先しました。

尚、他、Kimiとは、今後も、数曲予定しています。そちらも楽しみに?していてくださいませ。

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