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世の中には同じようなテーマでいろんな科学者や医師が研究されています。その度に数字が違ったりして考えさせられることが多いです。

「健康寿命」を延ばすには1日9000歩が目標―。京都府立医科大の研究グループが1日の歩数と健康状態との関係を、人工知能(AI)を使って開発した指標などから分析したところ、こんな結果が出た。「自分は健康だ」と自覚するには1日1万1000歩となった。いずれも年齢や性別による違いは見られなかったという。論文は1日、英医学誌電子版に掲載された。


「健康寿命を伸ばすには、一日何歩歩くのが良いか?」というのは、永遠のテーマかのように次々と研究結果が出てきます。

答えはあるんですか?

と、私は問いたくなります。

そもそも、歩数だけで健康状態を指標することなんてできるのでしょうか?


一日ずっと座りっぱなしの人と、立ち仕事で動き回っている人の肉体の違いは歴然としています。その二者が、同じように9000歩歩いたとして、それは同じでしょうか? そのような条件で一括りにしてよいのでしょうか?

私は整体師で、ウォーキング教室の講師もしています。その立場から見た時、歩き方が間違っている人がものすごく多いです。その間違った状態で、一日9000歩歩き続けた場合と正しいフォームで歩いた場合では、体への負担が大きく変わるはずです。

また、ランニングシューズのようなクッション性のあるシューズを履いている人と、そうでない人では、歩数が多くなればなるほど、体への負担が大きく変わります。

さらに多いのは、シューズは良いものを履いているのに、サイズ選びで違っていたり、履き方が間違っている人がとても多いです。

研究者は数字を調べることに命をかけてられます。その数字に私たちは惑わされてしまいます。


ストレッチ教室では、「それは何回すればよろしいですか?」という質問が必ず来ます。私の経験上、そのような数字を気にする人は、ストレッチが習慣化できない人です。

ストレッチとは回数ではなく、どこの筋肉が伸びているか「感じること」ができればOKです。回数ではなく感じることの方が大事です。しかし回数を聞いて来る人は、感じることのできていない人が多いです。「どの程度の痛みを感じるところまで伸ばせばよいですか?」と質問されると、この人は分かっているな、と思います。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。