結婚してから「自分の時間」なんてないけど、それでも嫌じゃない むしろ縛られた生活の方が心地いい
外でどんなに人と遊んでも、家に帰ったら1人で充電しなければならないタイプの人間だった。1人で本を読んで自分と向き合ったり、1人でスマホを見てTwitterで世の中の出来事にキャッチアップしたり、とにかく、1人で何かをする自由な時間というものが大事だった。
それが、結婚して妻と同居するようになってからガラリと変わった。仕事から帰ってきたら、晩御飯を一緒に食べる。風呂に入ったら、一緒に飼い犬を遊ぶ。寝る前、パジャマで布団の上でおしゃべり。
休日も、1人で買い物に行ったり、ライブに行ったりということはなくなった。今はだいたい近所のイトーヨーカドーに行って、次の1週間の食料の買いだめをする。
別に嫌なわけじゃ決してない。どれも好きな人と一緒に行えるのだから楽しいに決まっている。
特に飼い犬と遊ぶ時間は毎日の習慣になっており、僕たちはリア充になぞらえて「犬充」と読んでいる。これが至福の時なのだ。
でも、寝る直前まで犬充をするから、テレビも見ない。後は、寝る前に布団の上でスマホチェックするだけ。だからこの家に引っ越してきて、だいぶ世の中の事情に疎くなった(笑)。だから最近、読書とニュースチェックの習慣は取り戻す必要を感じている。頭の回転も遅くなった気がするし、知的なものへの関心が無くなってきてる気がする。
でも一方で心地よさも感じている。言葉にはしづらいが、なんか大人の階段をまた一歩上った感じ。これで子供でもできた日には嬉しくて飛び上がっちゃうんだろうな。
今も犬たちがあぐらの上でこんな状態ですが、頼られるっていいものですね。今日は妻は飲み会で遅いそう。玄関の鍵を開けて電気をつけて待っててあげよう。