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「商売」と「経営」は違う

日曜日に「坂上&指原のつぶれない店」を観ました。

この番組、結構好きで、自分の見立てとテレビで語られる内容が一致しているかどうか、違っていたらその理由は何か?など学びの時間にもしています。

今回、つぶれそうなラーメン屋さんを経営のプロが立て直す内容。

つぶれそうな原因は、主に次の3点(私の見立てとあたって自分にガッツポーズ)
①原価が高い
②原価が高い割には価格が安い
③メニューが多い

これはテレビの向こうのお話ではありません。個人事業/個人経営で、よくありがちな落とし穴。

①原価が高い→自分のこだわりを織り込みたいから
②価格が安い→こだわりを横に置き、個人事業主が一番やってはいけない競合と比較して設定しまうから
③あれがあるとよい。これもあると良いとメニューを増やしてしまう。でも、提供サービスのバリエーションが多いと、その分 仕入と在庫が増え、コスト増に繋がるから。

何かモノやサービスを作って、売ること<商売>は誰にでもできる。
でも、
何かモノやサービスを作って、売って利益を出すためのマネジメント<経営>は、誰にでもできることではなく、そこで行き詰まってしまう人が多いように感じます。

経営って、小規模事業者には関係ないと思われるかもしれませんし、言葉の意味の範囲が広いゆえに、よくわからないって、目を背けがちかもしれませんが、「一人であろうと事業を営むことは立派な『経営』」。

売上を上げ、
売上を上げるためのさまざまな取り組みを行い、
働く時間をコントロールし、
仕入や経費をコントロールし、
利益をあげる。

経営ができないと途端にビジネスは立ち行かなくなります。

今回の番組では、物価の上昇で仕入も上昇する中、コストを見るのが怖くなってしまった。お客さんの小遣いが減っていく中、値上げしたらお客さんが可哀想と思って値上げできなかった。と、仰っていましたが、

ビジネスは慈善事業ではないので、ちゃんと「利益」を出す体質にすることが、事業継続の大前提です。そんなことは十分わかってる、わかっているけど難しいよね!かもしれませんが、

わかってるけど、できていないのであれば、わかっていないことと同じ。

今回は、番組の助けで、無事復活を果たしてよかったですが、この番組を観ながら「商売」と「経営」は違うのね。と改めて思ったのでした。

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