他人に期待しない
最近、健康診断の診察で、お医者さんの対応がすごく感じ悪いな。。。と思うことがありました
お医者さんはとても横柄で「血圧が高めですけど何か対処していますか」、とても不機嫌そうに告げてきました。終始私の目を一度も見ることなく、不機嫌マックスをこちらにぶつけてきます。
そして形式ばかりの診察を終えて「ありがとうございました」と立ち上がったときも、なにひとつリアクションがありませんでした。コクリもなかったんです。
まあ、日々たくさんの患者さんの診察をしているので、忙しくて仕方がないのかもしれません。それにたまたまこの日が何かあったのかもしれません。運がわるかったのでしょう。
それに私としても、いちいち相手の表情や態度でモヤモヤしていても仕方ありません。
わかっています。わかっている。しかし、なんでこんなにモヤモヤするのでしょうか。
要は相手への期待値が高いんですよね。高すぎるのかもしれません。
どこかで「お金を払う対価として、ある程度は感じよいテンションでサービスしてもらえる。。」と私自身が過信しているのでしょう。
思えば20代で働いていた中国ではそんな態度をされてもなんとも思っていませんでした。コンビニで支払いをしておつりを投げられても、ホテルで無表情に接客されてもなんとも思いませんでした。
なぜなら心地よいサービスはまったく期待していなかったからです。「まあこんなもんだろう。。」というデフォルトの設定がありました。そんなもんだと思っていたんですよね
それが30代になり、日本に帰ってきてからは「これくらいのサービスをしてくれるだろう。。」という期待値が上がり、そこが満たされない場合はモヤモヤを抱えるようになりました。
「ここまではやってくれる。。」という期待のハードルがいつしか上がりきってしまったのかもしれません。
なので「とりあえずサービス業は伝えたことをやってくれればいい」「態度や表情は期待しない。不快にならない程度でいい」
それくらいがデフォルトに再設定する必要があるかもしれません。そうすれば、なにもモヤモヤを抱えることもないでしょう。
これはサービス業だけでないのかも。普段、家族や友人や同僚にしても、どこかで「これぐらいはしてくれるだろう」という期待を知らず知らずのうちに抱いてしまっています。
いまはもうその期待を一切取り払って、よくしてもらったら思いっきり喜ぼう。そんなふうに思っています。
他人に期待しない。これはさびしい話なのでしょうか。いえ、この時代を前向きに生きるためのひとつの知恵なのかもしれません。
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