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お願いですから、もう殴ってやってください

「男を見る目がない」といいますが
「女を見る目がない」とあまりいわない気がします。

で、わたしは今朝ぼんやりコメダで自分の愚かしい人生をふりかえると
ことごとく女を見る目がないのだろうなと思いました

といってもいままでお付きあいした女性はすばらしい方ばかりでした。
なにも非がありません。

ただ世間一般的にパートナーとしてよしとされる「やさしくておだやか」とはまたちがうと思います。

趣味や思考、職業、生活態度などそれぞれちがいますが、たったひとつ大きな共通点があるとすれば

「自由で横暴。気が強い」でしょうか

いままで私が主導してついてくるような人はひとりもいませんでした。むしろすべての人が私に首輪をつけてその綱をはなさず引っ張ってふりまわすような人ばかりです。

「やさしくておだやかで寄り添ってくれる人」。そんな人が私のとなりにやってくることは一度だってありませんでした。

この事実に気がついたわたしは今、ただただ驚愕して、目の前にあるコメダブレンドを内蔵に流し込み興奮を沈めている状況です。

ああ、しかたがありません。これはもはやわたしの好みなのでしょうね。そんな人が好きなんでしょう。

たとえば外でデートしていて道でふりかえったら彼女がいる。。なんてことが人生に一度もないのです。すべて相手は前を歩いているのです。

そしてアゴをクイっとやり怪訝な表情で「ほら、行くぞ!」と伝えてきます。

ああ、おそろしいのが現段階でもこの状態が継続しているということです。

昨年、妻の父の一周忌でしょうか。彼女の実家の北関東に帰ったときのことです。

妻が親や家族に向けて「料理を私がやるのは週一であとは夫がやる。家事をやるのはあと洗濯だけ。それ以外はぜんぶ夫。そうこの夫のようなペットにやらせればいいんだ!わはは!」と豪語していました

これを聞いていた彼女の親戚一同はあっけにとられて呆然としていました。親戚のおばあさんでしょうか、彼女はそれを聞いて固まったあとに私にひとこと泣きそうな顔でこう言いました。

「お願いですから、もう殴ってやってください」と

私は小さい声で「はい。。」と言うしかありませんでした。

もちろんこのご時世「殴る」なんてあってはなりません。いや、このご時世じゃなくてもあってはならないのです。

ですが、この状況においてはまあ一発や二発ぶん殴ったところで裁判をやってもなんだか勝てそうな気がするんです。

妻の傍若無人なふるまいは一般常識を超えていて、とくに自身の家族の前ではより強度を増すばかりです。

悲しいのは、この話はなんら誇張していないことです。いやむしろ彼女の名誉のために抑えている程度です。

さて、ここまで聞いていてわたしは「人を見る目」があると思いますか。まちがいなくないでしょう。みなさんにご納得いただけかと思います。

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