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  • エッセイ集:ニューヨークの追憶 Vol.2

    ニューヨークに10年住んでいる男が書いた、毒にも薬にもならない実話・フィクションが交ざったニューヨーク・エッセイ集です。マガジン単位で購入していただければ、一話あたり半額で読めます。Ep.007-Ep.012 収録

  • エッセイ集:ニューヨークの追憶 Vol.3

    ニューヨークに10年住んでいる男が書いた、毒にも薬にもならない実話・フィクションが交ざったニューヨーク・エッセイ集です。マガジン単位で購入していただければ、一話あたり半額で読めます。Ep.013-Ep.018 収録

  • エッセイ集:ニューヨークの追憶 Vol.1

    ニューヨークに10年住んでいる男が書いた、毒にも薬にもならない実話・フィクションが交ざったニューヨーク・エッセイ集です。マガジン単位で購入していただければ、一話あたり半額で読めます。Ep.001-Ep.006 収録

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        • 【日本ではまだ聞けないハナシ】宗教色&スピリチュル臭ゼロ!科学的に証明された瞑想の効果

          どうも皆さま、コンニチワ。坊主です。 「日本ではまだ聞けないハナシ」第一弾は大麻について、そして第二弾は腸内細菌について、沢山の人達が呼んでくれているようで、嬉しい限りです。私自身もうろ覚えだったことを、こうやって調べ書くことで理解が深まりました。 「【日本ではまだ聞けないハナシ】全てのダイエット&アンチエイジングは腸に通ず。ここまで分かった腸内細菌研究の最前線レポート!」 「【日本ではまだ聞けないハナシ】徹底討論!大麻は「薬」か「薬物」か?」 早速ですが、今回のテーマ

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        • エッセイ集:ニューヨークの追憶 Vol.2
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        • エッセイ集:ニューヨークの追憶 Vol.3
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        • エッセイ集:ニューヨークの追憶 Vol.1
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          【日本ではまだ聞けないハナシ】「アルケミスト」著者パウロ・コエーリョに10の質問

          世界的な大ベストセラーとなり70カ国で翻訳された「アルケミスト 夢を旅した少年」の著者 Paulo Coelho、パウロ・コエーリョ。今でも数年に一度のハイペースで本を出版している彼に、自身もベストセラー作家であるティム・フェリスが、パウロの創作活動やその哲学について、幾つか質問を投げかけました。 30分程度の短いインタビューなので、英語の分かる方は聴いてみて下さい。 創作活動中である自分は、「両手を縛られ、口にペンを加えた状態である」と表現したパウロ。 大ベストセラ

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          【日本ではまだ聞けないハナシ】全てのダイエット&アンチエイジングは腸に通ず。ここまで分かった腸内細菌研究の最前線レポート!

          ※腸内改善方法の基本的なことについて書いている部分は無料公開していますので、そこまででも読んでみて下さい。皆さまの腸内環境に幸あれ!  どうも皆さん、こんにちわ。【日本ではまだ聞けないハナシ】初回の大麻記事については、内容がニッチすぎるとは思いましたが、日本では推奨派と反対派の意見が全く相入れない平行線を辿っている中、前回の記事では双方交えた討論を翻訳できたことで、一時的ではありますが、現時点での終着点を伝えることができて嬉しく思います。 【日本ではまだ聞けないハナシ】徹

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          【日本ではまだ聞けないハナシ】全てのダイエット&アンチ…

          【日本ではまだ聞けないハナシ】徹底討論!大麻は「薬」か「薬物」か?

           近年アメリカでは州単位で医療用、嗜好用として合法化が成立している大麻、マリファナ。私が見ている限り、日本でも賛成派反対派それぞれのエビデンスを出して、がっぷり四つというところでしょうか。賛否両論で、論争は絶えません。 「大麻に依存性はあるのか?」「精神病を引き起こす?」「大麻は他のドラッグへの入り口?」等、様々な意見がありますが、今回はジョー・ローガン氏のポッドキャストにて専門家2人お招き、徹底的に議論をしている模様をお伝えすることで、沢山の情報が飛び交う昨今、専門家の二

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          【日本ではまだ聞けないハナシ】徹底討論!大麻は「薬」か…

          Ep.019:臆病者と怒りん坊-ニューヨークの追憶

          「日本人の男ってのは、お互いをかばい合うばっかり!なんなのよ!」 と辛辣なメッセージが送られてきたのは5、6年前のこと。 きっかけは、私のアメリカ人の友人Jと付き合っていた日本人男性Nが、新たな女性Tと出会い、デートを開始した期間がJの交際期間と少しばかり重なったらしい。 チェルシーで行われたパーティで、Jが私に詰め寄り、浮気をしていたNへの怒り、そして新たな女性Tの存在を知っていたはずであろう私への怒りをぶつけてきた。 その時私は、「Tの存在は知っていたが、そもそも

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          Ep.018:来るもの拒んで去る者追わず-ニューヨークの追憶

          「同じような問題が度々起こるならば、解決すべきはその問題ではない。お前自身が問題だ。」 とある男が言い放った。 思えば物心ついてから、失敗ばかりしている。 ここでの失敗というのは女性関係だ。

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          Ep.017: 未完成の残り香-ニューヨークの追憶

          ニューヨークで暮らして10年、そのうちの約5年間、ストリートスナップを撮り続けた。 きっかけは、在学中にこなしたインターンの一環として、その頃の上司と共に街に繰り出し、スナップを撮り始めたことだ。 しかし、激務が続いて私は体を壊して、インターンは強制終了し、しばしの休みを貰っている間に、上司は日本に帰国した。 心身ともに回復したあと、私は縁あって古着屋の倉庫にて生活をするようになった。 ある日、客の一人が店にカメラを忘れていき、彼は戻ってくることはなかった。 Can

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          Ep016:自分の不幸の蜜の味-ニューヨークの追憶

          あちらが覚えてるかは知らないが、私はよく覚えている。 職場の従業員の中でSという女性がいて、同僚のOと恋仲となった。Sは退職したが、Oは後に会社内での窃盗が発覚し、クビになった。 その後、他の従業員の証言から、実はSが主犯であり、Oを引き込み、二人で窃盗を繰り返していたという疑惑が発生した。 Oは証拠を押さえられていたが、Sの方には犯行に及んでいたという証拠はない。しかし人の行動を変えるには幾つかの疑惑で十分だ。 結果として、彼女は高級ブティックで働いた3年間の職歴が

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          Ep.015:インターン百人組み手-ニューヨークの追憶

          大学三年生の頃、ニューヨークの新鋭メンズデザイナー、TIM HAMILTONの元でインターンをしていた。小さなブランドにはありがちなことだが、デザイナーと、彼の姉、そしてインターン5人位でブランドを運営していた。 ある日、ヨーロッパのPR会社Karla OttoのNY支部でインターンしていた時に知り合った女性から、ビジネス系のSNS、Linkedinにてメッセージを受け取った。 「元気?私、今バレンシアガで働いてるんだけど、オンライン部門でインターン募集してるから応募して

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          Ep.014:白い霧の向こうがわ-ニューヨークの追憶

          私はサウナが好きだ。 サウナ→冷水シャワーを3回繰り返すのが、私のサウナ道。シャワーの後に少し時間を置くと、全てのことがどうでもよくなるほどの幸福感が味わえるので、ぜひ試してほしい。 サウナというのは乾燥しており、床はタイルで、木のベンチに座り、汗をかく。日本の場合は知らないが、室内でタオルを巻く人は8割、水着やトレ着を着用する人は1割、残りはタオルは手に持ち、スッポンポンで入室してくる。 だいたいは70歳以上のジジイで、恥部への恥、己のプライド、周囲への配慮というしが

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          Ep.013:サブリナの赤いドレス、白いピアノ、黄色い風-ニューヨークの追憶

           タップリのコーヒーの粉で、形がいびつになった、安くて薄いコーヒーのろ紙に、お湯をゆっくりと注いでいくと、ろ紙がヒラヒラと動きはじめる。その様子はまるで、ひとつの花がひらくのを早回しで見ているようだ。 私がサブリナとデートの約束を取り付けたのは、ニューヨーク3年目の春の終わりだった。 彼女はポーランド系で全体的に色素が薄く、瞳の色はグレーがかっていた。小柄ではあるが、目尻はキリっと吊りあがり、朗らかに笑うと小さな八重歯が見え隠れする、オオカミとリスのあいのこのような強い顔

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          Ep.013:サブリナの赤いドレス、白いピアノ、黄色い風-ニュ…

          #30年後あったらいいな

          枕元の時刻は08:00を指した。 今日はどんな1日になるだろうか?と、私は暖かな光が差し込むベッドの上で考えた。 大きな窓から海が見える小さな家に引っ越したのは去年のこと。 引っ越した、というのは少し正確ではない。 シェアカルチャーが発展して、人類は世界に存在する、ありとあらゆる住まいで、自由に生活することが可能となった。 ヨーロッパの古城にも住んでみたし、遊牧民のグルにも住んだことがある。 世界でベーシックインカムが採用されたのは20年ほど前、当時の人類は住まい

          #30年後あったらいいな

          #大人になったものだ

           「本当の俺は南米に行って牧場を経営したかったんだ!」 と、酔っ払うたび、家族に酒臭い息と怒声を浴びせたウチの親父さん。 あれから二十年。 私が、当時の彼のように叫びはじめた。 たまたま親子として存在した、二人の夢の叫びが、重なった。 二十年という時差はあったけど。 タバコ臭くて、ワガママな親父さん。 こうはなるまい、と願いつづけていた彼に、私は追いついた。 仕事と私事。 いつからか、時間に追われはじめた。 常識と自意識。 いつからか、時代に追いかけられるよう

          #大人になったものだ