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あなたも #短歌を詠んだら歌集を編もう

奥渋谷の本屋SPBSさんの歌集編集ワークショップ「短歌を詠んだら歌集を編もう。」に聴講コースで参加しました。

表のテーマは「歌集制作コースの方の短歌で歌集を制作する」ということで、できあがった歌集が9月25日からSPBS本店さんで発売スタート。

10冊揃えても良し、お気に入りの1冊を見つけても良しで、一冊税込1000円です。

その裏のテーマは「歌集の編集に関わるブラックボックスを解き明かす」だったように思います。このワークショップによって歌集の編集の仕方が分かった、ということにワークショップとしての価値があったからです。

昨今の短歌ブームがSNSによってどれくらい広がりをもたらされてきたのか、はっきりとは分かりませんが、大きな影響があったことは否定できません。

日常の中で画面上の短文を読むことへの抵抗はSNSによって(正確にいえばTwitterによって)かなり少なくなり、これが短歌の広がりに影響を与えたのではないかと思います。

SNSのアカウント上に言葉を残していくというのはごく一般的な行為になっていますが、一方で本にして残すというのはSNSに残すよりもかなりハードルが上がります。

短歌を歌集にする、書いたものを本にする、これらは誰か特別な人にのみ開かれている行為ではなくて、作ろうと手を動かせば誰でも本は作れるというのが、このワークショップでほんとうに触れたかった答えだったと僕は思っています。

本を作るという選択肢がある、ということは、誰かに選ばれなくても発表の場を自分で選べるということです。

リツイートされなくても、いいねされなくても、届けたい人に向けて本は作ることができて、一冊一冊届けられる。

ちいさくても本を一冊作ってみる、この行為がどんな意味を持っているのか、ほんとうに分かるのは多分これから。それを追いかけて9月25日を待ちます。

#短歌を詠んだら歌集を編もう  

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