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高校でラグビーを始めるということ

高校ラガーマンの夢の舞台 「花園」


全国の高校生ラガーマンが目指す舞台、通称「花園」が1月7日に神奈川県代表の桐蔭学園の優勝で今年度も幕を閉じました。
何試合か見ましたが、高校生の高いレベルに衝撃でした。
僕が高校生の時には考えられないプレーやスキルで普段どんな練習をしているのか気になりました。笑
個人的な感想としては、東北出身で今も東北ラグビーを背負い今もプレーしている身として、ほとんどの東北のチームが初戦敗退という結果に悔しくなりました。
それと同時に、全国のラグビーの地域格差はますます広がっているのではないか。という危機感も痛感しました。
この結果について自分なりにちょっと考えてみました。
そこで1つ思ったことがあります。
それは、東北地方の高校生は高校生からラグビーを始める子が多くて、それが要因で全国のプレーヤーたちに負けてしまうのか?
ということです。
これは、僕がラグビー人生において常に頭の中に思っていることのひとつでした。
このことについて、少し自分なりの考えを書かせてください。


高校からラグビーを始めるきっかけは何?


まず始めに自分自身の話になりますが、高校からなんでラグビーを始めようと思ったのか。それについてお話しします。
僕の出身の青森県の大半の高校生ラガーマンは、高校からラグビーを始めることが多いです。
僕の同期は15人弱いましたが、経験者は3人程でその他は皆高校から始めた子ばかりでした。
要因として、中学でラグビーをする環境がほとんどないこと、子供の時からラグビーに触れることができるラグビースクールの認知不足など様々な要因があると思います。
高校からラグビーを始めるきっかけがそれぞれ色々エピソードがあり面白いです。笑
親や親戚がラガーマンだったから。がもしかしたら一番多いかもしれませんが、
友達に誘われたから仕方なく。何か部活動をやりたいけど特にやりたいことがないから、なんか聞いたことのないラグビーにしてみよう。体を鍛えたいから。なんかモテそうだから。背がでかいから、体が大きいから。無理やり先輩に連れて行かれたから。とか。笑
無理やりとか今の時代あり得ないような理由まで様々色々あって楽しいですよね笑

そんな中、僕のラグビーを始めた理由は、、、
まさかの半ば強制で先輩に連れて行かれたからでした!笑
父がラガーマンだったことももちろんありましたが、当時は絶対にサッカー部に入ろうと思って入学していますので、先輩の圧力に負けたのが入部した理由です。笑
今思うと、当時無理やりでもラグビー場に連れて行ってくれた先輩方に感謝しています。笑
自分で言うのもなんですが、そんなきっかけで入部した人間でもプロのラグビー選手になれるので、今高校でラグビーを始めて頑張っている子供たちには、可能性は無限大ということを教えたいですね。笑
その一方で、もし自分が小さい時からラグビーを始めていたら、今もっと上のレベルでラグビーができているのかな。といった疑問もあり、小さい頃から始めていたらどんなプレーヤーになっていたのだろうかと、今もたまに考えてしまうこともあります。
これは、僕が今でも考えることのある永遠のテーマです。


ラグビーは高校から始めるのは遅いのか?


このテーマについては、ずっと自分の中で抱えているテーマでした。
僕も高校生からラグビーを始めて今までラグビーを続けていますが、正直、高校時代に全国のスタープレーヤーを肌で感じた時、これが全国レベルか。と引けをとったことを今でも覚えています。もちろん、それは自分のレベルが低いこともあったとは思いますがその時に、「俺はラグビーを始めてまだ2、3年だしなと」少しネガティブになったこともありました。
大学で日本一の帝京大学に入部したときもずっとその気持ちはありました。
じゃあ、小さい時からラグビーを始めていたら、トッププレーヤーになったのか。と言われるとそれはわかりません。
他競技を長くやっていたことで、それがラグビーに生きたこともあったと思いますし、新しい競技を始めたことで新たな刺激が入り、熱中したのも間違いありません。
一概に、いつ競技を始めるのがいいかということについては正解はないと思っています。
現に、高校からラグビーをスタートしてリーグワンで活躍している選手はたくさんいますし、福島県出身で大学からラグビーを始め、日本代表となり世界で戦った大野均さんのような選手もいます。
ですので、高校からラグビーを始めることが多い東北地方の子どもたちもプロ選手として活躍できる可能性は多いにあります。

今回の花園で悔しい思いをし、ラグビーに対しモチベーションが難しく、下を向いてしまっている子がいたら、その悔しさをバネに次のステージで全国で東北魂を見せてほしいと思います!
高校から始めても遅くないと示してくれている先輩たちがいるので!








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