見出し画像

ITヘルシング 少佐の演説

僕のゴーストがこんなことを呟いたので内容をまとめておく。
怒られたら消す。

元ネタの全体はコレ。




諸君、私は炎上が好きだ
諸君、私は炎上が好きだ
諸君、私は炎上が大好きだ

予算超過が好きだ
スケジュール遅延が好きだ
工数超過が好きだ
要件漏れが好きだ
実装漏れが好きだ
テスト漏れが好きだ
契約不備が好きだ
人員確保の未了が好きだ
損害賠償請求が好きだ

リモートサイトで 自社オフィスで
自社DCで 貸し会議室で
客先オフィスで 客先DCで
パブリッククラウドのコンソールで カンヅメ先のホテルで
監禁された客先プロジェクトルームで 裁判所で

この地上で行われるありとあらゆるデスマーチが大好きだ

会議でならんだ顧客からのレビュー指摘が恫喝と共にエンジニアを吹き飛ばすのが好きだ 空中高く放り上げられた設計書が仕様変更で灰塵と帰した時など心がおどる

顧客の感情論でコンサルのロジックを撃破するのが好きだ 悲鳴を上げて燃えさかるプロジェクトルームから飛び出してきたエンジニアを賠償請求で張り倒した時など胸がすくような気持ちだった

データ不整合が完成間近のシステムを蹂躙するのが好きだ 恐慌状態のPMが既に寝落ちしたエンジニアを何度も何度も起こそうとしている様など感動すら覚える

案件を抜けようとしたエンジニアの所属会社の営業を吊し上げて追加人員を要求する様などはもうたまらない 泣き叫ぶPM達が私の作成した追加仕様とともに金切り声を上げてばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ

哀れなフリーランス達が簡易なシステム構成で立ち向かってきたのを圧倒的エンタープライズ的要求で紹介してきたエージェントごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える

後から入ってきた凄腕PMOにメチャクチャにされるのが好きだ
必死に守るはずだった既存システムが更改され旧機材が解体され廃棄されていく様はとてもとても悲しいものだ
チュアの物量に押し潰されて要件を殲滅されるのが好きだ

つよつよコンサルのロジに追いまわされ上司から"そんなこともお前は自分で考えてなかったのか"と言われるのは屈辱の極みだ

諸君 私は炎上をデスマを超える炎上を望んでいる
諸君 私に付き従うプロジェクトメンバー
君達は一体何を望んでいる?

『炎上! 炎上! 炎上!』

 よろしい ならば炎上だ

我々は満身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする契約書だ
だがこの暗い闇の底で半世紀もの間待機し続けてきた我々にただの炎上ではもはや足りない!!

大炎上を!!
一心不乱の大炎上を!!

我らはわずかに一部署 千人に満たぬプロジェクトチームに過ぎない
だが諸君はひとつき三人月出せる古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力100万人月と1人月のエンジニアリング集団となる

我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
警子さんを大音響で叫ばせ、眼を開けさせリカバリさせよう
連中に恐怖の味を思い出させてやる
連中に我々の誤操作ッターン!の音を思い出させてやる

正常と障害のはざまには奴らのバックアップではリカバリできないものがあることを思い出させてやる

一千人のIT園児にあの設計でプロジェクトを燃やし尽くしてやる

そうだ あれが待ちに望んだ客先オフィスの光だ
私は諸君らを約束通り連れて帰ったぞ あの懐かしのプロジェクトへ あの懐かしのプロジェクトへ

『PM殿!PM!代行!代行殿!プログラムマネージャー殿!』
そしてゼーレーヴェはついに契約を終えエレベーターを使う
プロジェクトチーム各員に伝達 PM命令である

さぁ 諸君 デスマをするぞ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?