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私の好きなもの「古代史・陰謀論」

私は「歴史」が好きです。
歴史の中でも古代史が好きです。というのも、昔過ぎて細かいことがよくわからないため、好き勝手なことを言えることがいいと思っています。
ジャンル的には歴史好きというより「陰謀論」に近いかもしれません。

きっかけは埼玉県鴻巣市に生出塚埴輪窯跡(おいねづかはにわかまあと)という遺跡で、これは5、6世紀ごろにあった埴輪の生産工場です。
とても大規模な工場で、千葉の市川や横浜の緑区からも鴻巣で作られた埴輪が出土しています。
ということは、各地に工場が鴻巣にあるという情報が伝達されていて、運搬するルートがあって、埴輪と交換できる価値のあるものがあり、それに対応する相場がある。
古代の人は自給自足で生きていたのだろうと漠然と思っていた私はとても衝撃を受けました。
後に縄文時代には、すでに朝鮮半島と交易をしていたと思われるため、5世紀はかなり文明は進んでいる状態だったことを知ります。

私が小学生のころ、今ほど古代史の解明が進んでおらず未開の地の野蛮人みたいな印象で授業を受けていました。今になって考えると、奈良時代に急にそこまで大きな都をいきなり築けるわけないんですよね。

今では旅行に行くと、その地方の古墳や一番古い神社や資料館をめぐって勝手な妄想を楽しんでいます。

神社は建立(さいこんと読むらしいです)の時期と祀られている神様の名前をチェックします。天津神なのか国津神なのか、どういった神なのか、氏神にしていた貴族は誰なのか、を調べることで過去にこの地域はどの勢力だったのかのヒントになると考えています。

これらは別に何かの役に立つわけではないのですがとても面白いです。
近代の歴史の分岐点がいくつかあったせいで、失われたものが多くあると思います。江戸中期の国学ブームや、明治維新、大戦後のGHQ統治、80年代のオカルトブームなどなど。解釈が時代によって変化するのは仕方がないですが事実が歪められるのは少し違う気がします。

こういったさまざまな文句を言いながら、行った先の地元グルメを堪能しつつ自分なりの陰謀論を妄想しています。