自己紹介ー3


私は埼玉県桶川市で生まれ小中高と地元の学校に通いました。
私は勉強も運動も得意ではなく、友達とたわいのない話をしながら、毎日を過ごしていました。高校を卒業後、家を出たいという思いから海上自衛隊に入隊しました。
勤務地は横須賀で、2年ほどでやめてしまったのですが今となっては貴重な経験でした。
自衛隊に勤務しているときに一冊の本と出合いました。「ソフィーの世界」という哲学の歴史を読みやすく説明した本で、西洋では人がどういった思考をして今に至っているかが書いてありました。
私はその本を読んで、勉強の大事さと面白さを知ることが出来ました。
そして当時非常に興味のあった、生物分子学を大学に行って学びたいと思います。一年間浪人をして大学受験をしたのですが、すべて落ち、また働くことにしました。
いくつかの職業を経て23歳のときにまた次の就職先を探していると、父から家でぶらぶらしているなら、次の仕事が決まるまで植木屋の手伝いをしろと言われ、バイトのつもりで手伝い始めました。

2年ほど一緒に仕事をしてみて感じたことは、このまま父の下で仕事をしていると大して仕事を覚えられないまま年を取っていくと思った私は家を出て外で修行することにしました。
修行先は「安行造園」といい埼玉県川口市で100年くらい続いている老舗でした。私はそこで一人目に師匠に出会います。その人は会社の工事部長で監督としてのノウハウを叩き込まれ、様々な仕事の管理の仕方や、いくつかの新規事業に携わることができ6年ほどいたのですが、この会社での経験が今の私を支えてくれています。

その後実家に戻り個人事業主として、吉田緑酔園を引き継ぐことになります。しかし父と子の仕事の違いはなかなかうまくいかず、2年ほどで父とは一緒に仕事をしなくなりました。

父と仕事をしなくなってから、植木屋の技術の足りなさを感じていた私は、もう一人の師匠に技術を教わります。その人は私の叔父で、とても古くから続いている植木屋で修行し、腕は抜群に優れています。叔父から様々な技術を教わり今も技術を教わり研鑽しています。

自分の紹介は淡々としてしまいます。
次回からは私の思っている事や、植木屋の技術について書いていけたらと思います。