開発中のメタバースにAIを導入するとスゴくなるので色々考えてます。
メタバースの定義
僕らが開発しているメタバースは「演出という魔法を全てのユーザーにギフトする」メタバースで、僕ら的な「メタバース」の定義は「3DCG空間であること」「SNSであること」「経済活動ができること」です。その3つの前提を据えてユーザー「エンターテイメントコンテンツ」で活性化された世界を目指すのが「GOGH LAND」です。
クリエイティブスタジオの革命 - GOGH STUDIO
「GOGH LAND」には全オーディエンス(一般ユーザーの呼称)がブランド(クリエイターの呼称)として活動できるようにするための様々な機能を持つ「GOGH STUDIO」というクリエイティブスタジオがあります。
空間移動を含むパフォーマンスをトラッキングしてエフェクトを加えて演出を実装できる「GOGH STUDIO performance creator」がシステムとしては開発最終段階にきていて特許も出願済みですが、GOGH STUDIOというコンセプトこそがGOGH LANDの可能性を最大化するセンターピンなんですね。
コミュニティ形成とコンテンツ生成
今年の春には「GOGH STUDIO performance creator」のテストフライト版ができるのでRyo Konishi DAO主導でワークショップを各地開催してコミュニティを形成していく計画があります。
この計画はコミュニティ形成とコンテンツ生成を同時に進める重要な活動になるんですが、年内には矢継ぎ早に「GOGH STUDIO goods creator」というデジタルアセットにイメージや動画をラッピングしてオリジナルのグッズを生成できる機能もテストフライト版でローンチ予定です。コア技術は開発済みで、これも後ほど特許を申請します。
AIとメタバースの融合
問題は次に計画しているGOGH STUDIOの新しい機能なんですが、ここにAIの導入を検討しています。現状3DCG生成AIはモデリング1つとってもまだまだ商用クオリティじゃないのですが「GOGH STUDIO avatar creator」ではスケッチから3Dアバターが生成できて、モデルを動かすためのリギングやボーンニングもAIが同時にやってのけてくれるような技術を開発したいと思っているんです。
3DCGモデリングを生成AIで実行するプロジェクトはもちろんのこと、画像生成AIをゲームエンジンにいれて3DCG空間を移動しているかのような体験を検証しているチームもあったり、AIというテクノロジーはメタバースと究極の相性なので僕自身もっとその可能性に目を光らせておく必要があるなと感じています。
スマホ完結型メタバースの実現
僕がこだわっているのはスマホ一台で完結できるゴッホランドとクリエイティブスタジオの実装なので、現状の開発段階でも外部のアバターデータをインポートできるようにはなっていますが生成AIの導入で専門性が必要になってしまう課題を解決したいと思っているためです。
また、「GOGH STUDIO performance creator」でもエモートやダンスをAI生成させるビジョンも描いていますし、「GOGH STUDIO song creator」という音楽生成AI導入の構想も描いています。
GOGH STUDIO以外でもGOGH LANDにはAI NPCを導入してオンボーディングやプレイそのものがいつアクセスしても最上の体験になるよう実装したいし、やりたいことは山積みです。
いずれにせよ、メタバースはAIの導入で爆発的に可能性を広げられるし、GOGH LANDはまさにメタバースというコンセプト自体が求める要素に満ち満ちたプロジェクトなので、常に最先端にたっている努力を怠らないようにしていたいと思っています。
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