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メタバース開発は競争よりも共闘が大事

メタバースの基本条件

毎度毎度示すようにしていますが、ひつこく今回も僕の「メタバース」の定義から入らせてもらいます。メタバースという言葉は超曖昧なものですからどの立場からものを言ってんのってとこ、とっても大事だと思ってのことです。

僕が考えるメタバースの条件は「3DCG空間であること」「SNSであること」そして「経済システムがあること」です。つまり3DCG空間の中でユーザーはリアルの世界と変わらない活動ができるかどうかです。

僕らのメタバースでは企業を誘致してお店を建てるなどの経済活動を行うことも想定しています

その世界観をベースとして、各メタバースがユーザーに生成させるコンテンツがメタバース自体のコンセプトになるイメージです。

新しい世界の構築

僕らはゴッホランドというメタバースで「演出という魔法の力を全てのユーザーに与える」のがコンセプトです。だから全てのユーザーがスマホ1台で通常何千万円もかかるような非現実的なパフォーマンスを実装して、ショービジネスの世界をひっくりかえすコンテンツを生成できる機能を開発しています。これらクリエイティブスタジオ機能は拡張し続けますし、AIの導入等で手軽に上質なコンテンツが生成できるようにもしていきます。

もちろんアバター同士の距離に応じて声のボリュームが変わるボイスチャットやテキストチャットはもちろん、3DCG空間ならではのエモートや着せ替えアセット含めSNSとして必要な機能を全て兼ね備えています。そしてローンチの頃にはブロックチェーンシステムも実装されて、そこでリアルな経済活動ができるエコシステムも機能するようになります。

まだ見ぬ市場の開拓者たち

こんな感じで僕らも一生懸命メタバースの世界を信じて突き進んでいるんですが、この要件を満たすメタバースはまだあまり存在していないんですね。だからマーケットがありません。

となると全てのライバルは完全なる仲間だと考える必要があります。紛れもなく存在しないマーケットを切り拓く仲間なわけですから。

だからSonyとMetaが大成功したとは言い難いXRの分野を開拓するかもしれない2月に発表されるApple Vision Proには、ゲーム界隈からも熱視線が送られてます。頼むから当たってくれ!って感じです。

そしたらコンテンツクラスタは一気にソフト参入できるからです。僕らGOGH LANDはスマホから責めるのでXRに参入するのはまだ少し先ですが、やっぱりメタバースの可能性を広げるテクノロジーとしてVision Proが当たるかどうかは世界が今メタバースの入り口に立つだけの想像力をもっているかどうかを見極めるのに大事な一歩なんです。

GOGH LANDはスマホ版のメタバースの中でもグラフィックが綺麗なのが自慢だったりします

デジタル市場の交差点

幸いなことにブロックチェーンとAIは市場規模がやばい成長率で拡大しています。3DCG空間もゲーム業界が牽引してハードも含め順調に伸びています。

そうやって各プレイヤーが開拓したマーケットが交わる交差点のような場所がメタバースです。だから今は間接的に関連している程度の分野にも大いなる祈りを捧げる日々です僕はw 今は競争より共闘するべき時期なので、AI業界がリサーチが追いつかないほどのスピードで発展し活況を見せているのも、ゲーム業界がどんどん面白くなっていくのも、ブロックチェーン業界がマスアダプションに近づいているのも僕にとっては安心材料です。

メタバースが当たり前の時代になったら、あらゆるメタバース間を同じアバターとメタデータで行き来できるようになるでしょうから、その時に立ち寄ってもらえるメタバースで在れたら十分に市場の獲得はできるわけです。

ほんと面白い世界になっていきますよ、メタバースは。

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