りょうこ

南阿蘇で田舎暮らしをしているトマト農家です。 新規就農者です。 白ヤギや白うさぎの、…

りょうこ

南阿蘇で田舎暮らしをしているトマト農家です。 新規就農者です。 白ヤギや白うさぎの、 白いチーム、ウメちゃんズのこと。 実践しているマインドフルネス のこと。 自分ではこれが一番の仕事だと 思っている癒しのこと。 などを書きます。

最近の記事

その3 ダメだ…から、できることをやり、身をゆだねる へ。

それで、私は自分を責めるのを 突然やめて、 起き上がった。 それから具体的に考えてみた。 何が問題なのか。 そして今できること、を書き出した。 夜が明けて、 実際に畑で観察してみると、 悲嘆するほど酷い状態でもないように思えてきた。 もともと、腐植はすごく多いわけではないけど、物理性も悪くはないと感じていた。 少し掘ってみると畝にはしっかり団粒もある。 草は青々と茂っている。 もしかしたら、畑そのものではなくて肥料成分を全くない配合にした 種まき培土のほうの問題かもしれ

    • その2 私はだめだと思いながら起きる 

      そもそも、なぜハーブの畑を作りたいと思ったか。 それは、 遊び心や、 自然と共にある喜びを 取り戻したいという思いがあった。 トマトなど施設園芸の農業は なかなか厳しい世界で、 フワーちょうちょキレーイ と、なかなか言っていられない。 いろんな自分の感情や気まぐれを グッと抑えてハードで単調な作業を こなしてゆく。 それを越えて、やっと、生計が立てられる。 夫(園主)のコツコツ、体力、 面倒なことも厭わず実行できる能力はすごくて、 絶対にかなわない。 でも、わたしの個

      • 「わたしはだめだダメだ」と思いながら起きる その1

        ここ数週間、心理的に あんまり健康でなかった。 強い焦りの中にいた。 いくつか理由があって、 その一つは、 ハーブ畑の作業が 進んでいなかったから。 冬の想定では、冬の間に土づくりを終えて春になったら花がたくさん咲き乱れているイメージだった。 現実としては、今の畑は、スギナ が わっさわっさ生えている。 畝もまだ立てられていないエリアも多い。 なんでそうなったかというと、 これまた、たくさんの理由があって、 畝を立てている時から 「嫌な予感しかしない」と言いながら畝を

        • 熱、記憶の断片

          それはとても暑く息苦しい船底 粗末な汚れたローブ 導かれそこへ来たと思った 暑い国をゆく船 苦難を喜びと変えよ! (しかし暑くて苦しい そう 私はこのままここで死ぬのだろう この嫌な匂いのする 息苦しい場所で 何もかも 腐るように死ぬのだろう) ・ わたしは恋焦がれていた ふるさとの 小さな可憐な花たちが咲く きらめく光に満ちた ひんやりとした春 小鳥たちがさえずり 虫たちも忙しそうに飛び回っている ときおり山から吹き下ろす 冷たい空気が 春の陽に温められたけだ

        その3 ダメだ…から、できることをやり、身をゆだねる へ。

          stop

          この冬〜春は、通常は農閑期なのに 農作業も多くて、 気分的に あわただしくて 全然座れていませんでした。 (座る、というのは 「止まって」瞑想する、 ということです。) マインドフルネス瞑想の実践者ですが、 ほんとうにマインドフルネスと 遠い人間だからこそ、 続けているのかもしれません。 (このごろ、マインドフルネスやってますっていうと、「それなあに?」 というお返事も聞くので 日本マインドフルネス学会の定義を引用しますね) 今、この瞬間の体験に意識を向けるには、 s

          サンクチュアリ

          今日は、 畑あそびの日にしていましたが ご参加がなかったので、 ひとり、しずかに 少し園路を掘っていました。 阿蘇の黒い土に剣先スコップを ザクっと刺して ぽこんと起こすと、 ある程度の塊がスコップに載ります。 それを畝としてあまり固まりを崩さないように上げてゆきます。 風が強くて、くぬぎの葉っぱが舞い、 カラスや、他の鳥が鳴いていました。 休日なので、向こうの 大きな道を走るバイクの音が時折 聞こえてきました。 空気は冷たいのですが、 春の空気を含んでいるような。

          サンクチュアリ

          あそびてん(あそぶ のつづき)

          あそぶ に、 後日談があると書いたまま つづいておりませんでした。 さて、わたしは昨年三月から村の 放課後児童クラブ、学童保育の 指導員に行っています。 (指導員といっても私は補助的で、 子どもたちの安全確保しながら、 一緒に遊ぶということがメインです) 私は他の仕事やヤギの世話もあるので、週数回です。 こちらの学童保育では、考え方も、かなり「体験」を重視されていて、 楽しい仕組みを先生方が たくさん準備しています。 (私は臨時的なメンバーなので、 そのあたりは常勤の先

          あそびてん(あそぶ のつづき)

          あそぶ

          2024年のテーマ、 わたしはこう書きました。 「わたしのために遊ぶ」 お正月に書いた この見開きページには、 シールをペタペタ貼って、 絵を描いています。 「今年の目標、これ」 と夫に見せたら、 「中学生かよ!」と ツッコまれました。 でも,中学生の頃はこんなふうに シールをいっぱい使えなかった! 大人になったものです。笑 次のページに、 文章でこう書きました。 わたしのために、 というのは、 純粋なわたし、は 他者でもある、のです。 さて、 では、 あ

          書きかけ、たまる

          noteに、ちょっと書きかけては、 書き上げられない下書きが たくさん溜まっている。 これは、あるいみ、 こころにたまっているもの。 こういうときは、 てぬぐいヤギ 小十郎 えっ? 「僕だよね?!」 溜まっているものも大切。 それを書いてみて客観視するのも大切。 だけどあえて 全く違うものを見つめるのも 大切な気がしてる。 冬の野原は、意外と 色鮮やか。 じっと見ていると、 葛藤は消えなくても、 幻からは少し離れられる気がする。 さてさて、夢の国に、 帰

          書きかけ、たまる

          ないて、ないて。 なかないで。

          泣きたいなら、泣いて。 花咲く笑顔の美しさに、泣いて。 小さな神様に、泣いて。 小さな生き物のふしぎに、泣いて。 あなたが泣きたいのなら。 世界の不条理に、泣いて。 聞く耳を持たない 巨大な壁に、  泣いて。 自分を揺るがす、 怒りに 震えたら、 泣いて。 何か説明ができない、 悔しさが訪れたら、 泣いて。 木漏れ日に、なぜか、泣きたいなら。 泣いて。 龍の涙と、 いっしょに。 泣いて、ください。 同じ場面で、 笑いたかったら、 たっぷりと。 ・

          ないて、ないて。 なかないで。

          いのちの繋がりを意識する日

          今日は学童保育でした。 話しているうちに 「わたし、今日誕生日なんだ」 子どもたち、「せんせいは、しばらくお散歩してきて!」 彼女らは秘密基地を大掃除して、 ハッピーバースデーを歌ってくれて、 仮想のクラッカーを鳴らしてくれて、 葉っぱの上に泥を乗せたお寿司と手巻き寿司、 石の上に泥を乗せたチョコレートケーキでもてなしてくれました。 ハンバーグやチョコレートのお菓子も! なんというプレゼントでしょう。 とてもとても、嬉しかったです。 さて、とはいえ丸一日の学童保育はか

          いのちの繋がりを意識する日

          一気に寒くなりましたね。 このところのことを 少し記録に残しておこうと思います。 上の写真は、けものみち。 いまのわたしは、 獣道を歩いている気分。 ハーブの畑を移すにあたって… ビシッとした畑じゃなくて、 ふにゃふにゃしてて、でも気持ちいいなあ!という畑にしたいなと思っています。 このところ、土地がどんなふうなことを望んでいるのかな〜???という、 茫漠とした(大きいけどぼんやりしている)問いを抱えています。 けっきょく、簡単に 答えは出ないのだとは 思うのです

          ヤギのカレンダーを送る

          ヤギのウメちゃんズのカレンダー、 SNSにアップしたところ 買います!とおっしゃってくださったかたがいて…。 調子に乗って A4サイズに少し追加し、 ポストカードサイズのものも作りました。 A4タイプは、送る場合に 形状がちょっと難しくて、 クリップが幅をとるのです。 まず一つ梱包をあーだこーだと 作ってみて、 郵便局さんへ持って行って どのレターパックなら送れるか、 相談して、なんとかまあ収まるかなという地点に到達。 今回、カレンダー製作は個人向けの印刷サイトでした

          ヤギのカレンダーを送る

          ヤギのカレンダーを作る

          よ、ようやく完成しました!!!!!(というか、注文完了!) え?今はカレンダーなんて、 スマホでも操作して サクサクっと作れるのに? 何を大袈裟な〜 っていう感じですよね? ええ、おっしゃる通りです…! でも、でも、わたしにとっては 重要な問題で 大変な課題だったのです。 というのが、カメラを購入してから「カレンダーを作りたいなあ」 と、この二年思ってきました。 (ほんとは写真集を作りたいんだけど、 ひとまず、というのもあるし、 カレンダーは 毎日眺められるのも良い

          ヤギのカレンダーを作る

          ぼーっと立っている

          実際はあんまりぼーっともできない まさにトマト農家は繁忙期! でもなんというか 私の魂は ぼーっと立っている感じです。 7月終わりくらいから 価値観の見直しに入り、 (アドバイスに基づいて!) 怖れからくる行動をとっているのか それとも安心して 楽しくてとっている行動なのか、 そういうことを観察していました。 うっっっっ!となるくらい。 怖ればかりで、 世界を誤解して見ていたなあという ことがたくさん。 (このあたりは、私一人で気づいたというよりは、アドバイスをもらい

          ぼーっと立っている

          AI

          AIで描いた美しい絵、 私は見るのが好きです。 トップの画像は べつにAIではなく 昨日の空と トンボが飛んで 鈴虫が鳴いていた 風景です。 そしてこの驚くべき場所、 地球について考えると(地球だけでなくて影響を及ぼしている天体もありますが) あんまりにも圧倒的で なにか知性が働いているのではないか、というような気持ちになります。 そこには無数の命が響き合って 関わりあって満ちていて、 広い空と目には見えないバクテリア 見えている雲 見えない水脈 あらゆるものが見えても