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【読了】 平田はる香さんの『山の上のパン屋に人が集まるわけ』を読んでの感想。

長野県の山奥で「パンと日用品の店 - わざわざ」を運営する平田はる香さんの書籍『山の上のパン屋に人が集まるわけ』を読みました。


店舗運営の苦悩と葛藤、そして、その壁をどう乗り越えたのか。勇気をもらえる本です。特に法人化してからの試行錯誤の経緯はただただカッコいい。

そして、本自体の作り方も、らしさ全開で最高でした。


読んだ感想をまとめておきます。


⑴ 課題に真っ直ぐ取り組む姿カッコいい

鳥取でカフェ経営してる時から「わざわざ」も「平田はる香さん」も知っていました。

でも、本書を読んで「知っていたのはWEB上で流れてくる表面上の姿だけだったなと」と思わされました。

本書の中では

・お店を始めるまでの経緯
・開店してからの試行錯誤
・法人化してからの失敗談

どれもエピソードが真っ直ぐで素敵でした。


⑵ 書籍の仕様が粋すぎて素晴らしい

最後の最後の2ページに書かれた「本書の仕様について」。

この2ページ「らしさ」が全開に詰まっていて最高でした。

・カバーの紙質
・表紙写真やデザイン
・書籍用紙

など、本書で書かれていた「わざわざのものづくりのルール」が書籍作りに適用されていて、読後感が爽快なものに昇華されます

マジで満足度が桁違い。


⑶ 書籍同封のチケットがにくい!

購入してから気づいたんですが、本書の中に「クッキープレゼントチケット」が同封されていました。

おそらく「表紙カバーを丸く切り抜いてゴミになりそうな紙」を無駄にしないためのアイデアなんだと思います。

こういう細かいこだわりが、表題の「山の上のパン屋に人が集まるわけ」なんだなと感心しました。


⑷ 明石市の「ライツ社」の発売書籍だった

これも購入してから気づいたんですが、本書の担当出版社は明石市に本社のあるライツ社でした。

昔から「この本素敵だな〜」と思う本はことごとくライツ社の書籍だったりするので、明石に住んでいる身として光栄な気分になりました。


まとめ:とにかく最高の事例本

長野県の山奥にある「パンと日用品の店 - わざわざ」の書籍。

ただの地方のいちパン屋の書籍と思って敬遠するのはもったいないほど、あらゆるビジネスにおいて持続的に事業を続けるためのヒントが詰まってます。


気になった人はぜひ読んでみてください。


P.S.
本書を読んで、改めて「お金の使い方」を意識しようと思わされました。自分の住んでいる地域の素敵なお店にお金を巡らせていきたいなと思います。

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