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「狂い」のすすめ

こんにちは。今回はひろさちや氏の「狂いのすすめ」(集英社新書)を読んだ感想を独断と偏見で綴りたいと思います。

皆さんはこの本のタイトルを見てどう感じましたか?

私はこの本のタイトルを初めて見たとき
「狂いのすすめ⁈・・・・・どうゆうこと?」
「狂うことがいいことなの?」というような印象を受けました。

でもどういう本なのか?少し興味が沸いたので読んでみると、
勉強になることばかり!ということで今回は私が「なるほど!そういう考え方もあるな!」と思ったことを2つ紹介したいと思います。

それでは早速紹介します。

一つ目「世の中は狂っている」

確かに世の中狂っています(笑)皆さん確かに世の中は狂っています。

「狂っている、狂っている」と言っていると「お前が狂ってんねん」と読者にツッコミを入れられそうなので、もう少し言葉の意味をはっきりさせますね。

ここで言う「狂い」は「固定概念にとらわれる、常識にとらわれる」こと。と私は定義します。

そして結論から言えば、ひろさちや氏が本書で一番伝えたかったことも
「常識にとらわれるな!」ということなのではないかなと個人的には考えています。

「常識や当たり前」は誰が決めたものですか?
その常識が必ずしも正しいですか?

皆さんも常識について一度考えてみてください。

常識について色々な興味深いエピソードがあります。

例えば、これは本の著者ひろさちや氏がインドの仏蹟参拝ツアーでの話だそうです。

ツアー参加者の一人の老人が
「先生、インドの牛はどうしてあんなにやせているのですか?牧草がないわけではないのに・・・?」と言ってそうです。

するとひろさちや氏はこう答えました。
「あなたの常識では牛が太っているのが当たり前なのでしょう。しかし、肥満体の食肉用の牛というのは、わざわざ品種改良して太らせた牛ですよ。牛は本来はやせているものではありませんか。」

確かに私たちの常識の方がおかしいのかもしれないですよね。

昔、ホリエモンと呼ばれる人がノーネクタイでいると、世間の人々は礼儀知らずと非難しました。

しかし、当時の総理大臣がクールビズやノーネクタイ運動をやりだしたら、今ではそれが常識ですよね。
(そもそもスーツ自体日本人の常識ではなかったことですが)

確かに夏ではノーネクタイが当たり前ですよね。

他にも歴史の教科書には15世紀に大航海時代が始まったと書かれていますが、南アメリカ大陸の人からしたら「大虐殺」ですよね。

言い出したら切りがないですのでこの辺にしております。

しかし、私たちがいかに社会の常識にとらわれているかが明白ですよね。
皆さんもこの際に世の中の常識について考え直してみてください。
もしかしたら新たな価値観や革新的なビジネスアイデアが浮かんでくるかもしれませんね笑


2つ目「人生は無意味」

本書では第2章で「人生は無意味」というテーマを大々的に取りあげています。

この章を読んで自分なりに「人生は無意味」について頭が凹むくらいまで考えてみました。
先に結論から言えば、「人生に意味などない。だが人生を意味のないものにしてはいけない」というのが私が導き出した答えです。

人生に意味などないです。元プロテニスプレーヤーの方とお話した時に言われたことを紹介します。

「結局、人生は70万時間の暇つぶしやからね」

どういうことかというと、
男は平均で80年くらい生きます。
1年は365日あるので×80回
1日は24時間あるので×365で1年
=80×365×24=700800時間

人生なんてただの70万時間(私はあと約53万時間)の暇つぶしで意味などないです。

そう考えたら何も思い詰めることはないし、気が楽になりませんか?何も悩む必要もないですよね。

私も高校時代、大学1年時の時に色々な事を考えて悩みましたが、今思えばなんてちっぽけな事なんだと思っています笑。

人生に意味はないです。しかし、人生に意味が無いからこそ自らが意味をつけなければいけない。
(その意味付け行為が宗教につながります・・・)

人生に対する意味付け行為、どういったものがあるでしょうか?
人の役に立つ、伝統や文化を未来に受け継ぐ、祖先を敬い、子孫繫栄することなのかもしれない。

皆さんも人生の意味について考えてみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は自分の所感を2つ簡単にまとめました。
「世の中は狂っている」「人生なんて無意味」

『「狂い」のすすめ』ひろさちや氏(集英社新書)は視野や価値観を広げるきっかけになる本だと思います。興味があればぜひ読んでみてはいかがでしょうか?


※最後に
「狂」という漢字を見すぎて、「けものへん」に「王」で、昔そんなにケモノみたいに狂った王がいたんか思いましたが、由来が全然違いました・・・・・以上です。

ありがとうございました。








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