capture one でスタイルを使って写真を仕上げる。その1
建築写真を撮っています。ヤハラです。
ペップ フォトグラフという写真事務所を運営しています。
今回は以前から考えていたcapture one の現像方法にスタイルを使用することを本格的にしていく考え・過程を書いていこうと思います。
capture one のスタイルとはinstagramや写真アプリにあるフィルターです。
モノクロ調やフィルム調などがあり、適応するといい雰囲気の写真になります。
そしてスタイルを購入してテスト現像してみました。
capture one のHPから購入できるフィルムスタイルです。
フィルムスタイルのことや使い方、その他のスタイルについては色々な人が解説しているので、僕は導入までの考えをお伝えします。
スタイルを使用する理由は
画像完成までのフローの時間短縮・品質向上です。
僕の肌感覚として、デジタル画像の美しさを感じる写真のニーズより
フィルム調写真のニーズを求められていると感じています。
iphoneで撮影できない、編集できないものを求められているのかな?
とも感じます。
僕の撮影後の作業フローは、capture one で現像、photoshopでレタッチして画像を制作しています。
建築写真ならではの作業もありますがが、写真をつくる工程は通ずるものが
あると思います。
前提として現像とレタッチとは
現像とは写真の方向性や見せなどを決める作業
レタッチとは最終調整や現像でできない作業をおこない写真を仕上げる作業
と考えています。
単に作業フロー書くと
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capture oneでの作業
1.セレクト
2.露出や色調調整
3.水平垂直の調整
4.トリミング
photoshopの作業
5.白飛びやシャドウ部分の補正やまれにパノラマ合成
6.色調の調整(作業がない場合もあり)
7.水平垂直の最終確認・無駄なものを消す
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作業ウェートは現像に傾いてます。
上に書いた通り、capture oneでは
セレクト・露出や色調調整・水平垂直の調整・トリミングを決めています。
photoshopでは合成と細かい色調補正メインです。
シャドウ部分や白飛びの補正やまれにパノラマ合成をおこなっています。
屋内外の露出さの白飛び黒潰れ、広く見せたいという要望を叶えるためのパノラマ合成です。
また建築やインテリアはスタジオ撮影と違い、現場を完全にコントロールできません。太陽光しかり、人工照明しかりです。動かせないのです。
なので極端に明るかったり暗かったりするところを合成やトーンカーブで露出補正します。
そして屋内外のホワイトバランスの調整と照明器具で光の色が違うので、色調整です。
電球の色って同じ色温度でも種類やロットが違えば、結構違います。
グリーンに寄っていたり、マゼンタに寄っていたり、ブルーにも強弱があります。それを補正します。
他には細かい水平垂直調整や、動かせなかったどうしても気になるものを消したりしています。
ざっと見て、photoshopの方が細かい作業で大変そうに見えますが、
現像するcapture oneでの作業が最も大事だし、大変です。
それはまず現像とはで書いたところのですが
現像は写真の目的や伝えたいことを反映させておこなうものだと考えているからです。どんなふうに見られたいか、見せたいか、感じて欲しいか。どういう使われ方をするのか、HPかSNSか、プリントなのかブックなのか様々です。
それらを考えて落とし込むのがcapture oneでの現像作業になります。
見せ方を決めることが最も考えるところです。沼ですね。
他にも
文字を入れる余白や、媒体によって異なるフォーマット。
ブックだと首の部分はどうするか。。。
考えるとキリがないですが、いろいろ考えてゴールを決めて現像するのが
オススメです。
で、その手助けとしてスタイルを購入しました。
調整は全てマニュアルだったので、オートなスタイルを使うと
どうなるか楽しみにテストしています。
次は実際に使ってみてどうだったか書いてみます。
capure oneのスタイルが今安くなっているので気になった方は下記より。
https://www.captureone.com/ja/products/styles
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