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設立当時の仕事の考え方 理念・コンセプト・ビジョンなど


僕の会社で仕事をする上での考え方



・ 効果のある写真を提供すること

・クライアントのニーズに応えること

・問題解決に努めること

・仕事の先に喜んでもらうこと



この考え方を軸に仕事をしています。
そして最近ふと、改めてこれでいいのかそのままでいいのか、もっと掘り下げないといけないのではないかと考えることが折に触れてあるので、当時のことを振り返るいい機会だと思い考えていたことを記録しておこうと思います。


会社を作るときは企業理念をしっかり考えなさい


3年ほど前の会社を作る作業の中で、一番難しい難問を企業本からつきつけられました。社名も難しかったですが。

企業理念とは、会社の根幹となる考え方や価値観を意味します。
会社の存在理由、会社経営の目的などです。

企業理念を見れば、他者や社員も含めて使命や思想、存在意義、社員の行動規範まで理解できる。そこまで磨き上げなければならない。と教えられました。

ただ会社の企業理念というと大きく感じますが、母体からの独立企業でない限り、ある個人もしくは数人のグループの考え方がベースになっています。

会社のコンセプトと言われた方がしっくりくるなと思っていました。
でも調べるうちに企業理念やコンセプト、ビジョンなどはニュアンスが違うようで、コンセプトやビジョンなどをまとめたものが企業理念といった感じだと思います。

憲法が企業理念。
条例がコンセプトやビジョン

そんな感じです。



まずできること


建築の学部を4年、現場監督を2年、写真の専門学校を2年、建築写真事務所で6年の経験をしました。

見てわかる通り僕が技術的にできることと言えば、
建築物や内部空間、景観の写真撮影です。
他には建築の知識が少々。カメラの知識が少々。といったものです。

ゴールは撮影物の納品。
手段は写真撮影。

このゴールと手段に至るまでの考え方を深く掘り下げていく作業になります。これが企業理念に通じてきます。



建築関係の写真は似ているが違いを出すには


違いがないと僕の会社に依頼する意味は運で決まることが多いと思います。
運の要素を引き寄せることも大事ですが、まずは運以外のところで仕事の依頼をしてくれるようにしたいと考えました。

ある本にトヨタとホンダという車を販売している会社は、車を販売している同種の会社でも、競合相手でもなく全く違う会社だと書いていました。

トヨタは動くリビングをつくっていて、
ホンダは動くプライベート空間をつくっているので全く違う会社

なのだそうです。

つまり同じ車を販売している会社でも、つくるもののコンセプトで全く違う目的を持ったものを売っている会社ができるということです。

僕の場合は写真です。
現在多くの写真で溢れています。
なので明確にどのような写真を提供するかを考えなくてはなりません。
そうすることで同じ写真事務所でも会社の色ができるわけです。


自分はどんな写真を届けたいのか


僕が考えた仕事に対する思いは
 
__________________________________

1. クオリティが保たれている
2. 写真を使いたくなる
3. その写真によって、集客・販売・ブランド・記憶などの影響が大きくある

__________________________________


大きく分けてこの3つを考えました。
クライアントにこう思ってほしい、見た人にこう思ってほしいという点です。


1.クオリティが保たれている

まず大前提としてクオリティを保つためには、クライアントからクオリティを求められないといけません。
そして質の高い写真を撮影できる証拠、写真が必要です。

クオリティを求められると、1カットずつ丁寧に撮影するスタイルになります。逆にスピードを求められ、かなりの数を打つ撮影スタイルは向きません。

整理整頓、そして時にいい太陽光を待ったり、ライティングしたりする撮影になるので、スピードとクオリティのバランスを取ると自動的に仕事に線引きする必要がでてきます。クライアントが厳選されていきます。

2.写真を使いたくなる

これにはクオリティが保たれている上で、クライアントのニーズをに答えているかどうかです。かっこいい、きれい、斬新など様々な要素を含む写真を提供することで結果が出てくると考えました。
これはクライアントと撮影対象への理解が大切になります。
ということは、聞き上手、伝え上手、下調べなど人間性や観察力、基礎知識などが必要になってきます。


3.その写真によって、集客・販売・ブランド・記憶などの影響がある

やはり大事なことはクライアント個人や会社が提供した写真によって良くなることでしょう。
売上や注目、記憶に残るなど様々な影響や効果がある写真をお渡ししたいと考えました。

影響や効果がある写真は結果論なので、撮影時の考え方は2点です。

・僕やクライアントが満足しているけど、それ以上先に届いていない写真はよくない。

・クライアントが世間の評価軸になっている、新しい概念やモデルを生み出す場合などは、クライアントが満足することが最も重要。


そして実際に、クライアントの感覚や数字として結果が出ているということ
イコール
リピートの仕事依頼がある
という結論です。


これらを簡単に表現すると

「クライアントが活性化するような写真を提供したい」

と考えました。

なので社名も

” 効果のある写真を提供する ”
” 活性・快活という印象 ”

” Provide effective photos ”
の頭文字とpepという単語の意味をかけてます。


結果、結構普通な答えです。
ですが、これくらい考えていると迷いは少ないのではないかと思っていました。
しかしこの考え方で数年走ってみましたが、違うと感じています。


現在では

冒頭でも書いた通り、これでは足りないなと感じています。
差別化ができていない。
結局違いって何?と思います。
なので改めてトヨタとホンダの違いのように明確なコンセプトを考えないといけないなと至りました。

今度描く時には、改めた考えをまとめたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。








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