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2024年3月1日。
今日は僕の覚悟をここに記します。

コクー株式会社にジョインします

まず、ご報告です。
僕は今日2024年3月1日から、コクー株式会社に入社します。

そして今日から、僕は今まで以上に本腰を入れて人材派遣業界・女性の働き方に革命を起こすべく活動していきます。
(今日のnoteも多分長い)

なぜ、派遣業界に革命を起こすのか?

最初に、なぜ僕が派遣業界をより良いものにしようとしているのかをお話しします。
人材派遣業界の仲間から、本心からの疑問として聞かれることもありますし、メールやDMで「なんで派遣にそんなに粘着するんだ!上手くやれているんだから余計なこと言うな!」という連絡をもらうこともあります。(ひどい!)
改めて、ここに言葉にしておくと、僕が派遣業に本気なのは、偶然にも派遣業から逃げなかったまっすぐなヤツは少数派だからです。そして、そんなヤツにしか業界に革命を起こすことはできないと思っているからです。

僕が大学中退して、1社目を2年で辞めてなければ(もう次は辞められない!)・・・もしも新卒から派遣会社に入っていたら・・・絶対に派遣会社をすぐに辞めていた自信があります。
2007年入社なのですが、2008年のリーマンショックでは絶対やめてる気がするので1年半くらいで退職してそうです。そして、現実に僕が素敵だなとか、まっすぐな良いサービスを提供するなと思う派遣営業の多くは辞めていくか、キャリアは長くなってきても良いサービスを全うできずに肩身狭そうにしています。(もちろん全員ではない)
偶然長く業界に所属させてもらえて、妙に純粋(自分で言うなw)で、粘着質な僕くらいしか、派遣業を変えるなんてことはできないと信じているのです。
・・・自信とはしみじみ根拠のないものですw

派遣社員の待遇はもっと高いべきだ

ここで、簡単に僕の挑戦を振り返ります。
まず、2007年〜2023年の挑戦は外資系人材サービスの派遣部門でした。
女性✖️オフィスの領域でしたが、正直、かろうじて採用してもらえただけで、何か思い入れがあったわけではないです。(大学中退でも挑戦できるスーツ着る仕事が良かっただけ)
最初は「なんで派遣業界を選んでしまったんだろ??」と思っていました。

そもそも自分のビジネスパーソンとしての戦闘力が低すぎて、最初の3年くらいは自分が勉強するばかりで、派遣で働く人のことはあまり考えられていませんでした。(ブラインドタッチもできませんでした。信じられます?)
それでも、僕の2億倍優秀なのに1000円の時給で市役所に派遣される国立大卒のスタッフさんや大手企業に派遣で行っているめちゃくちゃ優秀なママが、企業にいいように使われているように見えて嫌な気分にはなっていました。正社員の雇用の調整弁にされている・・・それだけでも、潔癖な僕は派遣業界が嫌いでした。そして、だんだん一人前に仕事できるようになってきた僕は、憤りを感じ始めます。
「せめて・・・もっと待遇が高くないとおかしいでしょ!?派遣社員の方が正社員よりもリスクを背負って、正社員が休業取るお手伝いをしたり、雇用調整に協力しているのだから!」と。

16年粘ってきた

その外資系の人材派遣会社では、16年間勤務しました。
人材派遣って正社員の調整弁を担っているような気持ちになり、本当は派遣ではない働き方の方がいい人のことも丸め込んで派遣しているような気持ちにもなり、だけど転職するわけにはいかない・・・
その憤りをぶつけるように、僕は社内でこう言っていました。

「せめて、人材派遣を日本中に誇れるプロダクトにしましょうよ!正社員なんかで働いてるの?派遣の方がイケてるよ?って!」

すると、先輩に言われます。
「お前、それ外で言うなよ?|竹中平蔵さんになる《世間に叩かれる》ぞ?」と。

そうこうしながらも、時に過激に、時に応援してもらえるように周りに働きかけ続けました。結果的に16年間粘りました。(たまにいじけてサボってました)
少しは共感してくれる仲間も会社内にできて、マネージャーには昇格できたものの、このままじゃ人材派遣を誇れるプロダクトにするには程遠いと気がつき、noteでの発信なども始めますが、勤務した16年のうちの13年目以降くらいは、力不足を感じる毎日を過ごしていました

「派遣社員の待遇改善さえも、僕にはなかなか難しいのかもしれない・・・」と。

入口をコントロールしてやる!

そして、2023年、未経験・若手の就職支援と人材紹介会社向けのプラットフォームを運営しているHRテックのスタートアップ企業に入社します。
半ば諦めに似た気持ちで取り組んでいる自分が嫌になったこと、HRテックという文脈のサービスが、若手特化とはいえ、正社員就業を支援しており、かつて無理に勧めて派遣社員になってもらった若手が40代で困っているみたいなことを、入り口で阻止できるように感じたからです。

若手で未経験の方に対して、正社員の方が好ましい方には正社員を勧め、派遣が好ましい方には派遣を選んでもらうような世界観に近づけば、未来が良くなると考えました。

しかしここでも、壁にぶつかります。
まず、HRテック・プラットフォームという立場からは求職者の選択のお手伝いはできませんでした。派遣会社とは違い、雇用していないからです。
もちろん、構造は理解していましたし、もう少しは現場に関与できると思ったのですが、洋服屋さんで店員をすることとZOZOに勤務することが全く違うように、僕の届けたい相手の姿さえも感じることができませんでした
結果として、若手・未経験の就職支援の側面では僕が良いとは思えない会社に就職する人がいて、それをどうすることもできませんでした。
また、すでに困っている若手ではない年齢層の派遣で働く方のお役には立てないことも日に日に重たく感じるようになってきました。

派遣会社にも、事業会社にも良い影響を

そして、今、10ヶ月で前職を退職し、コクー株式会社にジョインします。
外資系人材派遣会社には16年いて、HRテックには10ヶ月です。とても極端な選択にも思えますが、僕は今回、すごいことを学びました。

自分のやりたいことと違いすぎる場合、心身が反応するということに気がついたのです。これは、10ヶ月で辞める決心がついたポイントでもあります。

僕は、朝、仕事に行くのが憂鬱なことはほとんどありませんでした。(二日酔い以外)
それは自分の性格だと思っていたのですが、前職のHRテックでは、もう毎日憂鬱でした。終いにはなぜか右手がずっと痺れるようになりました。そして、驚くべきことに憂鬱さも痺れも、転職を決めた瞬間になくなりました。
逆にいえば、人材派遣の仕事は楽しくて、やりがいを感じていたから、心身が喜んでいたのだと思います。16年も勤めていたせいで全然分かりませんでしたw

少し話がそれましたが、心と身体に自分のやりたいことを改めて教えてもらった僕は考えました。
若手・未経験の方に良い選択肢を増やすことができて、ミドル世代以降にも良い支援や選択肢を提示できる方法はないだろうか?と。

そこで出会ったのがコクー株式会社です。(顧問の澤円さんのオンラインサロンに入っていたので、存在を知ることができました)
女性×DX×地方創生などの文脈で無期雇用型を中心に、人材派遣サービスを提供しています。(SIerとしての顔もあります)

ホームページのトップに「デジタルの力でダイバーシティ&インクルージョンがあたりまえの社会を創る」とあります。
そんなメッセージも素敵ですが、コクー株式会社のすごいところは、僕にとってはそこではないです。

↓企業理念のスローガンに
「for me,for you 社員満足なくして顧客満足は成しえない」と書かれています。

この「社員満足」の中に、派遣契約でお客様先派遣先で勤務する従業員、いわゆる派遣社員が含まれているのです。(これが、すげぇ!)

僕は実際に入社前に全社会議に参加しましたが、実際に派遣先で勤務している方も含めて全員が集まって会社の数字の共有、表彰などが行われていました。
特に驚いたのはお客様先から評価された社員の方が請求金額=売上を上げることができたことを喜んでいて、それが全体にオープンで表彰されていたことです。
16年勤めた派遣会社ではスタッフさんから「私の時給〇〇円上がったのに、これしか時給上がらないんですか!?」って叱られることはあっても喜びとして分かち合うことさえ、とても難しいことでした。

完全に従業員の一員として派遣で働いている方が所属していることは業界が長い僕としては驚くべきことであり、ずっとやりたかったけど、できなかったし、やろうとも思えないことでした。きっと、コクー株式会社のDNAで人材派遣サービスを展開していけば、無期雇用派遣じゃなく、登録型派遣でも素晴らしいサービスを創ることができると確信しています。(もちろん、短期的に利用いただいている企業の生産性向上にも寄与できると確信しています)

女性の働き方に良い選択肢を提示できれば、とにかく人を右から左に流している派遣会社も、選択肢の少なさにあぐらを描いて従業員を蔑ろにしている事業会社も、襟を正さざるを得ません。

従業員の一員として、派遣で働く方を大切にして、選択肢を提示するということそのものが革命です。本気でやるには、一切の嘘も不誠実も許されないはずです。そして、一切の不誠実がない派遣業界・労働市場を目指していきます。

最後に

僕が16年もがいても形も見えなかった挑戦を形にされていることに嫉妬しながらw、今日から仲間に入れてもらっての挑戦が始まります。
若手未経験の方やコクーのサービスで届く範囲は会社の力を借りながら、会社のサービスでは届かない方には個人として最大限の支援を。この両輪で僕自身のMVVにも全力でアプローチしていきたいと思います。

今まで、僕は所属している企業をSNSアカウントに明記したこともありません。どこか、自分の価値観と合わない部分も折り合いをつけてきたからです。
コクー株式会社については、(会社からNGでない限り)社名をオープンにしてチャレンジしていきたいと思います。もしも、日本中の会社から好きな会社選んで就職しても良いと言われたら選んでいたと思うくらい、価値観が合致しているからです。(うまくいかなかったら会社員向いてないんだと思うことにしますw)

そんな機会に感謝しながら、派遣業界に革命を起こしにいきます。

今後とも、よろしくお願いいたします!





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